ぽかぽか陽気が気持ち良い!春キャンプの魅力と注意点
公開日:2021年3月12日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
目次
キャンプが楽しいシーズンと言えば夏であり、近年は冬のキャンプも人気です。一方で、夏や冬に比べて過ごしやすく、違った魅力を楽しめる春のキャンプもおすすめです。今回は、春キャンプの魅力や注意したいポイント、おすすめのアイテムについてご紹介します。
春キャンプ3つの魅力
夏ほど暑くなく、冬ほど寒くない春のキャンプにはどのような魅力があるでしょうか。
暖かくて過ごしやすく、キャンプデビューにぴったり
春キャンプの魅力の1つには、暖かくて過ごしやすい気候が挙げられます。
近年人気を増してきている冬キャンプは、非日常を楽しめるなど多くの魅力があるものの、厳しい寒さへの対策が必要なため十分な知識と準備が必要です。オンシーズンである夏も、暑さ対策や虫の対策など気をつけることは多くあります。
春キャンプも気をつけるべき点はありますが、気候で考えれば過ごしやすく、特にこれからキャンプを楽しみたいという方にぴったりの季節です。
お花見キャンプが楽しめる
春はお花見の季節。公園へピクニックに出かけるのも楽しいですが、桜の芽吹くキャンプ場でのキャンプはより贅沢なお花見が楽しめます。キャンプ場によっては、桜の木の下でテントを張ることも可能。日中の姿だけでなく、日暮れ時のオレンジに染まった桜、朝日を受けて輝きを増した姿など、いろいろな表情を楽しむことができます。
春には桜だけでなくいろいろな花が芽吹くので、夏とは違った自然の息吹が感じられるはず。ガイドツアーに申し込んで、自然をめいっぱい楽しむのもおすすめです。
焚き火が気持ち良い
春になって暖かくなっているとはいえ、自然の中では夜は冷えます。焚き火は冬だけの楽しみではなく、春にもおすすめです。
日中は暖かく、薄手の服装で快適に過ごせても、日が傾いてくると一気に冷えてくるのが春のキャンプ場。暗くなる前に焚き火の準備をして、暖かい火に当たりながら物思いにふけったり、家族や友人とおしゃべりを楽しんだりするのも春キャンプの魅力です。
春キャンプの注意点
気候が暖かく過ごしやすい春キャンプですが、快適に楽しむためには以下のような注意点に気をつけましょう。
寒暖差に注意
上記にも触れたとおり、暖かくなってきた春でも昼夜の寒暖差には注意が必要です。自然の中は都会よりも昼夜の寒暖差が大きく、夜はしっかり防寒対策をしなければ場合によっては危険もあります。
焚き火はパチパチと爆ぜる火を見る楽しみもありますが、防寒対策にもなります。
就寝中は焚き火を消さないといけないので、テントの防寒対策をしっかりする他、シュラフ(寝袋)やホッカイロ、温かい服装などを持って行きましょう。
テントを張る位置も、木陰などの涼しいところより開けた位置のほうがおすすめです。日中太陽に当てれば暖かさがある程度維持される他、底冷えも軽減できます。
春は風が強くなる日も多く、気温以上に風で体感気温が下がる場合もあります。その場合は、陣幕で風を遮断すると体感気温が大きく変わるだけでなく、難燃性の陣幕であれば焚き火の風除けにもなります。
虫に注意
冬キャンプの魅力として、虫がほとんど活動していないという点が挙げられますが、春になると活動を開始してきます。夏ほど悩まされることは少なくとも、虫除けスプレーなど最低限の対策はしておくのがおすすめです。
キャンプ場における詳しい虫対策については、以下の記事を参考にしてください。
どんな虫がいる?キャンプ場にいる虫と虫の対策方法をご紹介
春キャンプの服装3つのポイント
春キャンプを楽しむためには、服装も重要です。以下のポイントをぜひ参考にしてください。
厚すぎず、風を通しにくいアウター
春キャンプにおすすめのアウターは、生地が厚すぎず、風を通しにくいものです。日中は暖かくなるので厚いアウターだと汗をかいてしまいますが、日が落ちてきて気温が下がれば風が寒くなります。
おすすめはレインコートやウィンドブレーカー、フリースなど。レインコートであれば雨が降った際にも対応できます。
なお、せっかくキャンプを計画した日に雨が降ってしまうということもあります。雨降りの対策については、以下の記事をご覧ください。
雨が降ってもキャンプを楽しもう!雨対策や楽しみ方についてご紹介
インナーは多めに
夏ほど暑くないため汗はあまりかかないと考えるかもしれませんが、外で活動していると意外と汗をかくものです。一晩を自然の中で過ごすキャンプでは体温が下がると危険。汗をかいたインナーをずっと着けていると体温を奪われてしまうので、こまめに着替えられるよう、インナーの着替えを多めに持って行くのがおすすめです。
持って行くインナーは、体温が奪われにくい保温性の高いもの、速乾性の高いものを選ぶようにしましょう。
帽子を持って行く
熱中症対策として、帽子も必需品の1つです。日中は太陽から頭を守り、日が落ちてからは寒さ対策にもなります。日差しから顔を守るためにはツバの広い帽子がおすすめで、防水加工の施されたタイプであれば雨が降ってもそのまま使えます。
春キャンプおすすめアイテム
ここでは、春キャンプに持って行きたいおすすめのアイテムをご紹介します。
なお、すべてのシーズンに共通するおすすめアイテムについては以下の記事からご覧ください。
キャンプ初心者必見!揃えるべきキャンプ道具とその選び方
おしゃれアイテムで楽しさUP!おすすめキャンプギア16選
冬用シュラフ
春キャンプでも夜はぐっと冷えるので、寝具には冬用のシュラフを持って行くのがおすすめです。ダウンタイプであれば軽くて暖かく、布団で眠っているのと近い感覚で快適に眠れます。
天気予報をチェックしてそこまで寒くならないとわかっているのであれば、3シーズン用のシュラフを用意するのもおすすめです。
銀マット
テントで眠るとなると、地面からの冷気を遮断することが重要です。底冷え対策におすすめなのが銀マットで、できるだけ厚いものを選ぶことで地面の凸凹を軽減することもできます。
銀マットの他には、空気を入れることで断熱効果や寝心地の良さを確保できるインフレーターマットもおすすめです。
他には、小型の石油ストーブや湯たんぽ、電源を確保できるのであれば電気毛布やセラミックヒーターなどもキャンプの防寒対策に役立ちます。
キャンプではこのように多くの荷物が必要となりますが、できるだけ整理して持って行くことが大切です。荷物のまとめ方については、以下の記事をご覧ください。
荷物は賢く整理しよう!キャンプ荷物の上手なまとめ方
焚き火台
春キャンプでも焚き火を楽しみたいという場合、多くのキャンプ場では直火が禁止となっているため、焚き火台が必要となります。コンパクトに折り畳める焚き火台が多く販売されているので、自分の好みに合うデザインを選ぶと良いでしょう。中には、焚き火をしつつ調理にも使えるタイプの焚き火台もあります。
焚き火に必要な薪は、キャンプ場で購入できる場合もあるので、荷物を減らしたい場合は事前に確認しましょう。キャンプ場で買えない場合は、着火剤と合わせてホームセンターで購入しておきます。
過ごしやすい季節でキャンプデビューしよう
キャンプは自然と触れ合ったりアウトドアならではのアクティビティを楽しんだりできる反面、自然に挑むために気をつけるべき点も多くあります。春は気候が穏やかで気温に対する対策がしやすいため、初心者がキャンプデビューするのにぴったりです。
春だからと油断せずに防寒対策などをしっかり行い、春ならではのキャンプをぜひ楽しんでみてください。
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