キャンピングカーでスキーを快適に!乗用車にはない6つのメリット
公開日:2019年10月4日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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代表的な冬のレジャーのひとつであるスキーへは、キャンピングカーで行くのがおすすめです。道路や駐車場が整備されているスキー場へは普通の乗用車でも行けますが、キャンピングカーで行くとより快適にスキーを楽しめます。今回はキャンピングカーでスキーに出かけるメリットや、おすすめのキャンピングカーについてご紹介します。
キャンピングカーでスキーに行く6つのメリット
楽しいスキーでも、不便に思うことや面倒に思う部分もあるのではないでしょうか。キャンピングカーでスキーに出かければスキーのマイナスな面を打ち消し、楽しさを倍増させてくれます。以下、キャンピングカーでスキーへ行く6つのメリットをご紹介します。
前日の夜に出発できる
シーズンにスキー場へ行こうとすると、特に人気のスキー場は道が渋滞し、道中大変な思いをすることがあります。これを回避するためには、前日に出発して夜のうちにスキー場へ到着して車中泊する手がありますが、乗用車では寒い冬の中で車中泊するのは困難です。
そこで活躍するのが、車中泊に特化しているキャンピングカーです。キャンピングカーであれば、FFヒーターなど必要な装備を整えることで車内を温かく保つことができるため、寒い冬でもスキー場で車中泊ができます。また、キャンピングカーは横になって寝られるベッドを備えており、疲れをしっかり取って次の日のスキーに備えることもできます。このように、キャンピングカーで前日の夜に乗り込んでおけば、渋滞を避けつつ快適にスキーを楽しめるのです。
なお、スキー場が車中泊を禁止している場合は、近くのRVパークや車中泊可の道の駅を探して泊まるという選択肢があります。RVパークや道の駅でも、朝の移動時間を大幅に削減可能です。
車内にスキーやスノーボードが楽々入る
乗用車であれば、自前のスキーやスノーボード、スキーブーツ、スキーウェアなど、道具の詰め込みに苦労することがあります。人数によっては車に入り切らず、装備を節約しなければならないこともあるかもしれません。
キャンピングカーであれば、収納スペースが広く設けられているため、このようなスキー道具を楽々積み込むことができます。キャンピングカーの中には軽自動車をベースにした小さいモデルもありますが、そのようなタイプでも収納のしやすさは乗用車よりも優秀なため、道具の運搬はとても楽になります。
FFヒーターがあれば温かい
上記でも述べたように、キャンピングカーにはFFヒーターという暖房器具を装備することができます。冬に乗用車で車中泊をしようとすると、雪がマフラーを塞いでしまった場合に排気ガスが排出されず、一酸化炭素中毒になる危険性があります。そのため冬の車中泊はエンジンを切る必要があり困難ですが、FFヒーターが使えるキャンピングカーでは温かくして快適に過ごすことができます。
FFヒーターはガソリンや経由を燃料に車内を温かくするヒーターで、外へ排気を行うため一酸化炭素中毒を気にすることなく一晩中使えます。キャンピングカーには標準だと付いていないこともあるので、スキーなど冬のレジャーによく出かける方はFFヒーターをオプションで付けるのがおすすめです。
また、断熱加工がしっかりなされたモデルやアクリル窓を採用しているモデルを選ぶことでも寒さ対策になります。
車内で着替えができる
キャンピングカーの意外に役立つポイントが、車内でスキーウェアに着替えられるという点です。スキーウェアへの着替えはスキー場にある更衣室でできますが、雪が降っていたり駐車場から遠かったりすると、寒い中歩く必要があって意外に大変です。また、荷物がかさばるという懸念点もあります。更衣室まで行く面倒を嫌って車の中で着替えようにも、乗用車だと難しいでしょう。
キャンピングカーであれば車内は広く、カーテンを閉めれば快適に着替えができます。トラックなどをベースに作ったキャブコンと呼ばれるキャンピングカーでは天井が高いため、立ったままの着替えも快適です。ファミリーであれば、子どもがいると更衣室への道中が余計に大変になることもあるため、キャンピングカー内で着替えができることがより大きなメリットとなります。
車内でひと休みできる
車内でひと休みできることも、キャンピングカーでスキーへ行くメリットのひとつです。スキー場にあるレストランなどで休憩することはできても、長時間遊ぶには体力が保たないこともあります。キャンピングカーで来ていれば車内に戻ってベッドで横になれるため、体をしっかり休めて1日中ゲレンデを楽しむことも可能です。
なお、FFヒーターがあればちょっとした休憩でも快適に過ごせますが、他にも冬用の温かいシュラフを持っていくという選択肢もあります。
スキーブーツを履くときに温かい
スキーブーツを後部トランクに入れておくと、冷えてカチカチになって履きづらくなることがあります。スキー板などとともにルーフトランクで運ぶとなると、なおさら冷たくなります。キャンピングカーであれば車内の隅々までヒーターで温められるので、スキーブーツを温かく柔らかい状態に保つことができます。細かい点ですが、このような小さな工夫がスキーの快適さにつながります。
冬レジャーの目的別おすすめキャンピングカーの種類
ここまでキャンピングカーでスキーへ行くメリットをご紹介してきましたが、キャンピングカーにもいろいろな種類があります。スキーなどの冬レジャーに使うのを目的にキャンピングカーを買う場合、どのようなタイプが適しているでしょうか。
日帰りがメインなら「バンコン」
基本的には日帰りのレジャーが多いのであれば、バンなどをベースにしたバンコンがおすすめです。バンコンはキャンピングカーの中では比較的コンパクトなタイプで、バンをベースにしているため普段使いにもできます。また、見た目が大きく変わることはありません。それでいて内装はしっかりとキャンピングカー仕様になっているため、快適に車中泊ができるなど上記にてご紹介したすべてのメリットを得られます。
なお、バンコンは車内スペースが限られていることもあり、席数やベッド数、搭載できる装備の数や種類などに制限があります。何人で使うのか、どんな機能が欲しいか、あるいはいらないのかをよく考え、スキーなどのレジャーを存分に楽しめる1台を選ぶことが大切です。
長期滞在も楽しむなら「キャブコン」
連日で冬のレジャーを楽しむ、冬山に長期滞在する、長期間の旅行に出かける場合には、上記にてご紹介したキャブコンがおすすめです。キャブコンはトラックの荷台にキャンピングカーの居住スペースを作って乗せており、バンコンよりも中を広々と使えます。そのため、何日も家を空けるような長期間のレジャーに出かけたいという場合に、強い味方となります。
キャブコンは荷物を多く積める、長期間の旅行に向いている他に、人数が増えても快適に過ごせるというメリットもあります。そのため、基本的には日帰りだが家族でレジャーを楽しみたいという場合にもおすすめです。
キャンピングカーでスキーをもっと楽しくしよう
駐車場が整備されたスキー場へわざわざキャンピングカーで行く必要性はないかもしれませんが、キャンピングカーには乗用車では味わえない快適さや便利さがあります。前乗りして車中泊ができる、中で着替えができる、自由に休憩ができるなど多くのメリットがあるので、これまで乗用車でスキーなどのレジャーに出かけていたという方はぜひキャンピングカーの購入を検討してみてください。
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