キャンピングカーで温泉へ!おすすめキャンプ場やRVパークをご紹介
公開日:2019年9月20日 2024年5月8日 更新- カテゴリー:
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「冬の旅行の楽しみといえば、温泉!」という方も多いのではないでしょうか。キャンピングカーで車中泊をするのに適しているオートキャンプ場やRVパークでも、温泉を併設している、あるいは温泉が近くにある施設は多くあります。今回は、キャンピングカーでも温泉を楽しめるオートキャンプ場やRVパークについて、北海道から九州までエリア別にご紹介します。
キャンピングカーで車中泊ができる場所は「オートキャンプ場」「RVパーク」
キャンピングカーの醍醐味は、ベッドや調理器具などを備えていることから快適に車中泊が楽しめる点にあります。しかし、どこの駐車場でも車中泊ができるわけではありません。道の駅でも車中泊が禁止されている場所があるなど、駐車マナーには十分に気をつける必要があります。そんな中で、安心してキャンピングカーを駐車できるのがオートキャンプ場とRVパークです。
オートキャンプ場なら車の乗り入れが可能
オートキャンプ場の「オート」は、車のことを指します。つまり、オートキャンプ場は車の乗り入れが可能なキャンプ場のことです。もちろんキャンピングカーも乗り入れることができるので、車用のキャンプスペースであるオートサイトの使用料金を支払えばマナーを守った上で車中泊が楽しめます。
キャンプ場は基本的にテントを張ってアウトドアを楽しむ場所ですが、すぐ近くの温泉を楽しめるようなところもあります。そういったところを選べば、温泉に入るために車をオートサイトから出す必要がなく、快適にキャンプが楽しめます。
RVパークは設備が整っている車中泊専用スポット
キャンピングカーで車中泊するために作られた施設が、RVパークです。RV(Recreational Vehicle)はキャンピングカーを指す言葉で、RVパークにはキャンピングカーを停めるのに適したさまざまな設備がそろっています。例えば、24時間使えるトイレや有料の電源設備、ゴミや汚物を捨てるためのダンプステーション、入浴施設などがあります。中には、1日遊んだ疲れを十分に癒せる温泉を楽しめるRVパークもあります。
さまざまな設備が整っているRVパークの中でも、キャンピングカーにとって嬉しいのが電源設備です。サブバッテリーやインバーターを積んだキャンピングカーでも基本的には残り電源を気にしながらの使用となりますが、RVパークを拠点にすれば電源を外から引いて電化製品を使ったりサブバッテリーを充電したりできます。
また、定められた駐車スペース内なら、周りへの迷惑にならない範囲で自由に過ごすことができます。キャンプ場ほどの雰囲気はなくとも、テーブルや椅子を出すことも可能です。
多くのRVパークでは、施設内、あるいは近隣に入浴施設がある点も大きな魅力です。入浴設備のあるキャンピングカーを買わずとも、外出先での入浴先に困る心配は少ないと言えます。
なお、RVパークは、RVパークとして営業するためのいくつかの条件を設けています。どのRVパークも以下の条件に当てはまるため、快適に宿泊できるようになっています。
- ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)
- 24時間利用が可能なトイレ
- 100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ごみ処理が可能
- 入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)
- 看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
- 複数日の利用が可能
引用元:日本RV協会
キャンプ場とは違う!RVパークでは焚き火や騒音は禁止
RVパークはキャンピングカーで車中泊するのに便利な施設ですが、利用者みんなが快適に使用するためにはいくつかのルールを守る必要があります。
まず、車のアイドリングや発電機などによる騒音、駐車スペース内での焚き火などは禁止されています。焚き火を楽しみたい場合は、焚き火がOKとなっているオートキャンプ場を選びましょう。
RVパークはゴミ処理が可能ですが、どのように処理するのかについてはパークごとに決まりがあるため、勝手な判断で処理をしてはいけません。排水についても施設ごとに可否や方法のルールがあるため、必ず確認するようにしましょう。
また、他のRVパークではOKなことも、目的地のRVパークではNGとなっている場合があります。細かいことでも、ルールを確認することが大切です。
RVパークの利用にあたっては、予約なしで受付できるパークもありますが、要予約となっている場合や繁忙期で泊まれない場合などがあります。目的地のRVパークへ行く前に確認しておくのがおすすめです。
RVパークライトでも車中泊が可能
RVパークライトは、RVパークの条件を一部満たしていないものの、車中泊施設として利用できるパークのことを指します。
RVパークライトは快適に車中泊できる施設がもっと増加するように作られたものですが、上記にてご紹介したRVパークの条件を一部満たしていない可能性があるため、キャンピングカーで利用する場合は事前に施設の情報を確認しておきましょう。
温泉付き!キャンピングカーで車中泊可能な駐車場「湯YOUパーク」
湯YOUパークとは、RVパークライトと同じようにRVパークとしての条件を満たしてはいないものの、車中泊が可能な駐車場を指します。主に温泉施設の駐車場内に設置されており、温泉を中心にキャンピングカー旅行のプランを立てたい場合には湯YOUパークが重宝します。
多くの場合、RVパークで利用できるような電源や水道、ゴミ処理サービスはありませんが、ホテルの宿泊客と同じように温泉を利用できる点がメリットです。また、施設によっては車中泊の利用でも夕食や朝食を食べられることもあります。
キャンピングカーの宿泊場所や保管場所については、以下の記事もあわせてご覧ください。
マナーを守って泊まろう!キャンピングカーで利用できる宿泊場所
どう探す?キャンピングカーの保管場所と旅先の駐車場
以下からは、エリア別に温泉が楽しめるオートキャンプ場とRVパークについてご紹介します。
キャンピングカーの聖地!北海道エリアのキャンプ場・RVパーク
まずは北海道エリアのおすすめ施設からご紹介します。
森林公園びふかアイランドキャンプ場
北海道中川郡美深町にあるキャンプ場です。キャンプ場やオートキャンプ場に加え、コテージやホテルが併設されており、さまざまな宿泊の形が楽しめます。道の駅や運動公園が併設されているなど、遊ぶスポットが多いので子供とのキャンピングカー旅にもおすすめです。
温泉の泉質は、無味無臭の冷鉱泉。サウナやジェットバスもある他、休憩室や売店も利用できます。日帰り温泉は大人が500円と、安価で入れるのも魅力です。
RVパーク滝川ふれ愛の里
北海道滝川市にあるRVパークです。札幌と旭川の間あたりに位置しており、キャンピングカーを使って観光名所をめぐる旅の休憩地点として便利な位置にあります。ダンプステーションはありませんがごみ処理は可能で、水道・電源・トイレがあり、ペット連れも可となっています。
併設されている温泉の泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。肌に優しい美肌の湯であり、清涼感や冷感を覚えるので「冷の湯」とも呼ばれています。
キャンピングカーを使った北海道旅の魅力やおすすめ車中泊スポットについてはこちらの記事で詳しくご紹介してますので、ぜひ合わせてご覧ください。
車中泊でめいっぱい楽しもう!北海道キャンピングカーの旅の魅力
東北エリア(秋田・宮城・青森)でおすすめのキャンプ場・温泉
次に、東北エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
休暇村乳頭温泉郷キャンプ場
秋田県のリゾート地である休暇村乳頭温泉郷内にあるキャンプ場です。電源の使えるオートサイトが計25区画、ブナ林に囲まれた林間オートサイトが18区画と、広いオートキャンプ場を有しています。コインランドリーやダンプステーション、アルコール・飲食物・薪などが買えるサービスステーションなどが利用でき、キャンピングカーでの利用におすすめです。
日帰り温泉では、2種類の温泉の他、ブナ林に囲まれた露天風呂が楽しめます。
五戸まきば温泉
青森県三戸郡五戸町にある湯YOUパークです。施設内にある温泉を利用することができ、湯冷めのしにくい露天風呂を楽しめます。レストランで食事を楽しむことも可能です。
駐車場では、バスコンやフルコンを含むほとんどのキャンピングカーが車中泊できます。駐車場に限りペットの同伴も可能で、要相談でゴミ処理をお願いすることもできます。水道や電源の利用はできませんが、車でアクセスできる距離にコインランドリーがあります。
関東エリア(栃木・群馬・千葉)のキャンプ場・RVパーク
次に、関東エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
鬼怒川温泉オートキャンプ場
栃木県日光市にあるオートキャンプ場です。今市ICから約25分と近く、鬼怒川の雄大な景色を見ながらキャンプや温泉、釣り堀での釣り、バーベキューなどを楽しめます。オートサイトは40区画で、うち20区画はキャンピングカーに嬉しい電源サイトです。
温泉では源泉から引いた露天風呂などを楽しめる他、近隣にも温泉施設がいくつかあります。
RVパーク応徳温泉道の駅六合
群馬県中之条町にあるRVパークです。山間にあるRVパークで、道の駅に併設しているためキャンピングカーでの旅行の途中に観光情報を集めるのに適しています。電源や水道、ごみ処理、トイレなどが利用できる他、ペットの連れ込みや発電機の持ち込みも可能です。温泉施設「くつろぎの湯」は道の駅内にあり、レストランで休憩もできます。
ゆけむり天然秘湯 龍泉の湯
千葉県成田市にある湯YOUパークです。駐車場に隣接する「龍泉の湯」は日帰り温泉で、食事処で料理やお酒も楽しめます。
キャンピングカーでの車中泊が可能な駐車場では、電源設備は利用できませんが、周りに迷惑のかからない範囲で発電機が利用可能です。また、水道から給水できる他、有料でゴミ処理を依頼することもできます。
関東エリアの車中泊スポットについてはこちらの記事で県ごとに詳しくご紹介していますので、キャンピングカーで関東に出かける際にはぜひ参考にしてください。
埼玉県で車中泊!車中泊スポットの選び方やおすすめスポットをご紹介
キャンピングカーで快適!神奈川県のおすすめ車中泊スポット&ルート
自由にキャンプを楽しむ!群馬県のおすすめ高級グランピング施設
中部エリア(山梨・石川)でおすすめのキャンプ場・RVパーク
次に、中部エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
ほったらかしキャンプ場
山梨県山梨市にあるキャンプ場です。さまざまなタイプのサイトを有するキャンプ場で、区画サイトではキャンピングカーの乗り入れもできます。また、キャンピングカーがなくてもキャンピングカーでの車中泊が体験できる点も特徴です。
近くの「ほったらかし温泉」には2つの湯があり、1つはアルカリ性単純温泉です。富士山も眺められる露天風呂が特徴で、温泉に浸かりながら絶景が楽しめます。
RVパーク道の駅ころ柿の里しか
石川県志賀市にあるRVパークです。全5台分と駐車可能台数は少なめですが、電源が使用でき、道の駅内にある温泉やレストラン、トレーニングルームなどを利用できます。
ナトリウム-塩化物泉の天然温泉を楽しめる他、水着のまま家族で楽しめる温泉プールも利用できます。温泉を楽しむキャンピングカー旅行におすすめです。
関西・東海エリア(奈良・三重・静岡)のキャンプ場・RVパーク
次に、近畿エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
きなりの郷下北山スポーツ公園キャンプ場
奈良県吉野郡下北山村にあるキャンプ場です。キャンプ場の他にはアスレチック施設わんぱくランドやテニスコート、多目的グラウンドなどがあり、子どもと一緒に楽しめます。キャンピングカーでも利用可能な区画サイトは30サイトで、うち12サイトで電源を使用できる他、バンガローに泊まることもできます。
温泉は施設内にあり、泉質はナトリウム・炭酸水素塩-塩化物泉。保温効果の高い美人の湯であり、タイプの異なる2つの温浴スペースが特徴です。
河津オートキャンプ場
静岡県賀茂郡河津町にあるオートキャンプ場です。団体での利用は禁止されており、静かな環境で自然を満喫することができます。オートキャンプサイトは67区画(平均56㎡)あり、そのうち25区画はAC電源サイトです。キャンピングカーは長さ5m50cm以内まで入場可能です。
キャンプ場内には温水シャワー付温泉露天風呂、貸切家族風呂があるのも魅力。炊事場にはコインランドリー、氷自動販売機があります。売店では板氷、調味料、日用雑貨などを販売しており、毛布などのレンタルもできます。キャンプ場内全域でFREE Wi-Fiが使用可能です。
RVパーク湯元榊原館
三重県津市にあるRVパークです。温泉旅館の施設に併設されており、電源や水道が利用できる他、館内でなければペットも一緒に過ごせるので、ペットを連れてのキャンピングカー旅行におすすめです。
温泉はアルカリ性単純泉の「まろみの湯」で、日本屈指の美肌の湯を源泉かけ流しで楽しめます。
中国エリア(山口)でおすすめのキャンプ場・RVパーク
次に、中国エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
秋吉台オートキャンプ場
山口県美祢市にあるオートキャンプ場です。秋吉台リフレッシュパーク内にあるオートキャンプ場はキャンピングカーでの利用もOKで、施設内に温泉があります。近くに秋芳洞をはじめとしたさまざまな鍾乳洞がある他、カルスト台地が有名な秋吉台国定公園があります。
温泉では、腰痛や神経痛、肩こり、冷え性などに効能がある「景清洞トロン温泉」を楽しめます。
RVパークたまがわ
山口県萩市にあるRVパークです。電源や水道が利用でき、ペット連れもOKとなっています。近隣にある田万川温泉は車で2分、徒歩10分の距離にあり、海水浴場へも徒歩2分で行けるため、家族連れに人気のRVパークです。夏のキャンピングカー旅行にぴったりですね。
田万川温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム―塩化物冷鉱泉。ゆったりと足を伸ばしてくつろげる大浴場や、園庭風の露天風呂を備えています。
四国エリア
次に、四国エリアのおすすめオートキャンプ場・RVパークをご紹介します。
ザランタン東かがわ|大池オートキャンプ場
旧大池オートキャンプ場をグランピングブランド「ザランタン」が引き継いで2024年にリニューアルオープンした「ザランタン東かがわ|大池オートキャンプ場」は、香川県東かがわ市にあるオートキャンプ場です。大きな池の湖畔にあるのが特徴のオートキャンプ場で、海にも近いことから磯の香りの中、キャンピングカーでゆったりとした時間を過ごせます。オートキャンプ場14サイト、ログキャビン3棟があり、SUPやカヤックなどの水上アクティビティも楽しめます。2024年7月にはテント棟14棟もオープン予定だということです。大池オートキャンプ場の近くにはアクティビティを楽しめる施設が多くあり、車で10分以内の距離には気泡風呂などに入れる翼山温泉があります。
RVパーク道の駅虹の森公園まつの
愛媛県北宇和郡松野町にあるRVパークです。日本有数の清流「四万十川」の上流にあり、トレッキングやダイビング、カヌー、キャニオニングなど、キャンピングカーでさまざまなアウトドアアクティビティに出かける際の拠点として利用できます。
徒歩圏内にある森の国ぽっぽ温泉の泉質は、低張性弱アルカリ性冷鉱泉の単純温泉。渓谷や滝をイメージした浴室や、家族風呂などさまざまな温泉を楽しめます。
九州エリア(福岡・佐賀)でおすすめのRVパーク
RVパーク有田温泉
佐賀県西松浦郡有田町にあるRVパークです。ヌルヌル有田温泉に併設されたRVパークで、電源や水道が利用できます。キャンピングカーを移動させずに温泉を楽しめるのは便利ですね。ヌルヌル有田温泉は源泉かけ流しで、全国でも有数のヌメリ感あるお湯が楽しめます。露天風呂やサウナの他、貸切風呂を利用できる点も特徴です。
RVパーク湯乃禅の里
福岡県宮若市にあるRVパークです。緑豊かな山々に囲まれた脇田温泉「楠水閣」の敷地内にあり、電源や水道、炊事場の利用が可能です。
敷地内には9種の露天風呂と5つの家族風呂があり、脇田温泉を堪能できるのが特徴です。食事処やマッサージ処、エステもあり、キャンピングカー旅で疲れた身体をリフレッシュするのにもぴったり。
歩いて5分のところには川が流れており、川遊びや釣りなどの渓流あそびが楽しめます。
温泉付きのキャンプ場・RVパークでキャンピングカーを楽しもう
ご紹介したオートキャンプ場やRVパークはほんの一部であり、全国には温泉が楽しめるオートキャンプ場やRVパークがたくさんあります。キャンピングカーはレンタルすることもできるため、所有していなくてもキャンピングカーに乗って温泉などを巡る冬の旅行を楽しめます。フジカーズジャパンでもキャンピングカーのレンタルを取り扱っているので、ぜひご利用ください。
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寒い時期にはぜひ、キャンピングカーに乗って気になった地域の温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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