カムロードのキャンピングカーは高額で買取される?査定のポイントと買取相場のご紹介
公開日:2024年12月27日- カテゴリー:
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キャンピングカーの人気上昇にともない、中古市場も活性化しています。
「カムロードベースのキャンピングカーの売却を検討しているが、査定の相場を知りたい」
「キャンピングカーを売却したいが、査定額をアップしてもらえるポイントはあるのか?」
といった、キャンピングカーの売却に関する疑問を持っている方も多いでしょう。
カムロードはトヨタから発売されているキャンピングカーのベース車です。国産のキャブコンの多くがカムロードをベースとしています。
今回の記事では、カムロードベースのキャンピングカーの買取相場や高額で買取されやすい車種、査定のポイントなどを解説します。
カムロードの基礎知識
はじめに、カムロードの特徴やベースとなっているキャンピングカーについて解説します。
カムロードは、トヨタ自動車より製造・販売されているキャンピングカー専用のベース車両です。キャブコンのベース車としてはトップシェアをほこり、2021年には最新モデルが発表されました。
カムロードはキャンピングカー専用のベース車のため、サブバッテリーの走行充電が安定するようにオルタネーターの発電量のアップ、燃料タンクの大型化などの装備が充実しています。また、後輪タイヤの左右の距離が標準より250㎜拡大しているので、走行時の安定性も高いです。また、乗員の快適性も考慮した設計になっているため、長時間乗車しても疲れにくい仕様です。
カムロードをベースとしたキャンピングカーは東和モータースの「ヴォーン」やバンテックの「ZiL520」などが有名です。
なお、カムロードベースのキャブコンは値段が高い製品が多く、ランクや製品によっては1,000万円を超えるものもあります。
カムロードをベースとしたキャンピングカーの買取実績
カムロードをベースとしたキャンピングカーは「キャブコン」と呼ばれるトラックの荷台部分に居住スペースが設置されているようなスタイルです。快適な居住性、収納スペースが広い、防音性や遮音性に優れているといったメリットがあり、長期間の車中泊旅行をしたい方や、家族や友人と車中泊を楽しみたい方に人気があります。
カムロードをベースとしたキャブコンを販売している業者はたくさんあり、値段にも幅があります。
以下の表はフジカーズジャパンで高価買取となったカムロードベースのキャンピングカーの事例です。車両や年式、設備によっては1,000万円を超える値段で買取される場合もあります。
ビルダー | 車名 | 年式 | 高額査定のポイント | 買取相場 |
バンテック | Zil520 | 2022 | 4WD&低走行 | 1000万円~ |
ナッツRV | クレアハイパーエボ | 2023 | 4WD&リチウム電池・エアコン付き | 1100万円~ |
アネックス | リバティ52DB | 2021 | リチウム電池・エアコン・ボイラー付き | 900万円~ |
東和モータース | ヴォーン | 2017 | エアコン・ソーラー パネル・FFヒーター付き | 550万円~ |
ナッツRV | クレソン | 2013 | FFヒーター・ソーラーパネル付き | 400万円~ |
カムロードベースのキャンピングカー査定ポイント
カムロードをベースとしたキャンピングカーの査定ポイントには、以下のような点が挙げられます。
- 購入したときの値段
- 車両の年式
- 走行距離
- 車内設備の状態やランク
- 売却するまでのオーナーの数
カムロードをベースとしたキャンピングカーには、さまざまな種類があります。一般的に、元値が高い車両ほど買取額も高くなるでしょう。特に、元値が高く、年式が新しく、走行距離が短いキャンピンカーは査定額が高くなる可能性があります。
また、ベースとなるカムロードの年式もチェックされます。シェル(居住スペース)が新しくても、カムロードの年式が古いと査定額が落ちる可能性もあるでしょう。
走行距離や年式で査定されるのは、ほかの車両と同様です。
キャンピングカー特有の査定ポイントとなるのは、居住設備のランクや状態です。キャンピングカーの居住設備は、一般的な自動車の内装のようにランクがあります。ランクが上の設備ほど値段は高めです。また、標準設備とオプション設備があり、オプション設備をたくさんつけた車両ほど値段は高くなります。
以下のようなキャンピングカーは査定額が高くなりやすいでしょう。
- 設備のランクが高くオプションが豊富についている
- エアコンやポップアップルーフ、ソーラーパネルなど人気のオプションがついている
- 設備がきれいにメンテナンスされているか、使用感が少ない状態
一方、以下のような状態だと査定が下がる可能性があります。
- 設備が古い、手入れが行き届いていない
- 設備に取れない臭いや落ちない汚れがついている
キャンピングカーには、ベッドやキッチン、トイレなどの生活に必要な設備のほかに家庭用エアコン、冷蔵庫、電子レンジなど家電が設置されている車両もあります。家電の寿命は長くて10〜15年であり、年式が古い家電は使用感が少なくても取り換えが必要です。
また、手入れが行き届いておらず設備が劣化していたり取れない臭い、汚れがついている場合は査定額が下がる理由になります。キャンピングカーは長期間使用せず停車しっぱなしになっている事例も多く、放置している間に設備が劣化した例もあります。
将来売却を考えているならば、キャンピングカーは定期的に運転する、掃除をする等のメンテナンスが必要です。
カムロードのキャンピングカーの査定をアップしてもらうには?
ここでは、カムロードベースのキャンピングカーの査定額をアップしてもらうコツを紹介します。カムロードベース以外のキャンピングカーの売却を検討している方も参考にしてください。
売却すると決めたらすぐに査定をしてもらう
キャンピングカーに限らず自動車は、駐車場に停めておくだけでも経年と共に部品が劣化していきます。長距離を運転しても部品は摩耗していきますが、長い間運転していなくてもエンジンがかからなくなるなど、トラブルの原因となります。
内部の設備も放置すれば劣化してカビが生えたり腐食したりする恐れもあるでしょう。
キャンピングカーが不要になったら早めに査定に出してください。キャンピングカーは年式が新しいほど価値が高いです。
また、長期間使わない場合も、定期的なお手入れは必要です。最低でも1ヵ月に1度程度は車を運転し、設備を掃除し、車内の空気を入れ替えましょう。
査定は実績豊富な業者に依頼する
キャンピングカーを買取してくれる業者には、以下のようなところがあります。
- キャンピングカーを専門に売買している業者
- キャンピングカーの買取実績が豊富な中古車販売業者
- 一般的な中古車販売業者
キャンピングカーを売却するならば、専門業者や買取実績が豊富な業者を選びましょう。可能ならば、カムロードベースのキャブコンを多く買取している業者がおすすめです。そのような業者ならば、キャンピングカーに関する豊富な知識もあり、正確な査定額を出してくれるでしょう。
また、買取だけでなく販売も行う業者は販売ルートが確立されているため、査定額も高めになる傾向があります。
フジカーズジャパンでは全国にキャンピングカーの販売拠点があります。全国どこでも無料で出張査定をしていますので、キャンピングカーの売却をご検討の際は是非ご連絡ください。
可能な限り新品に近い状態で査定に出す
査定を受けるときは、定期メンテナンスの証明にもなる「点検整備記録簿」や設備の取扱説明書や保証書を揃えておきましょう。
また、居住部分を掃除して取れる汚れはできるだけ落としておくと、査定額がアップする可能性があります。特に水回りはカビやぬめりを入念に落としておきましょう。
ペットと一緒に利用しているならば、消臭も忘れずに行ってください。
まとめ:カムロードベースのキャンピングカーは製品によっては高値買取が可能
カムロードベースのキャンピングカーはたくさんの車種が販売されており、年式や車種によっては高値買取が可能です。
キャンピングカーは年式や元値、設備のランクやオプションによって値段が変わってきます。新しい製品ほど高値がつきやすい傾向にあるため、キャンピングカーが不要になったら早めに買取実績が豊富な業者に査定を依頼しましょう。