いすゞビーカムのキャンピングカー買取相場は?高価買取のコツと査定ポイント
公開日:2025年3月21日- カテゴリー:
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いすゞの「Be-cam(ビーカム)」は、同社の「エルフ」をベースとしたキャンピングカー専用シャシーです。トヨタのカムロードと並んで、キャブコンのベース車として人気を博しています。
また、キャンピングカーは中古で一定の需要があるので、「所有しているキャブコンを売却して新しいキャンピングカーを購入したい」と考えている方もいるでしょう。
本記事では、いすゞのビーカムをベースとしたキャブコンの買取相場や、高値で買取実績がある車種、高値買取のコツなどを紹介します。
いすゞのビーカムをベースとしたキャンピングカーの特長
いすゞのビーカムは、トヨタのカムロードと並んでキャブコンのベース車として人気がある車種です。キャブコンは生活に欠かせないキッチン・ベッド・バス・トイレなどの設備を搭載しつつ、余裕ある住居スペースを確保できるのが特長です。
余裕ある住居スペースがあることで、車内滞在期間が長くてもストレスがかかりにくく、長期間の旅行に適しています。
近年の防災意識の高まりとともにキャンピングカーの需要も高まっており、「いざというときに備えてキャンピングカーの購入を検討している」という方もいます。防災用具をキャンピングカーに搭載しておけば、大きな地震をはじめとする災害が起きた際に避難場所として利用できます。
その一方でキャブコンは車高が高く、駐車場探しに苦労しがちです。また、横風の影響を受けやすいので運転に慣れるまで少し時間がかかるでしょう。それに加えてバンコンや軽キャンパーに比べて維持費が高く普段使いに不向きといったデメリットもあります。
いすゞのビーカムをベースとしたキャンピングカーの買取実績
いすゞのビーカムをベースとしたキャンピングカーは、中古でも一定の需要があります。キャブコンの新車は値段が高く、車種によっては納品までに時間がかかるものも珍しくありません。そのため、「できるだけ早く納車してほしい」「お手頃価格の中古車がほしい」といった方も多いのです。
いすゞのビーカムをベースとしたキャブコンは多くのビルダーが手がけていますが、高値買取の実績があるのは、以下のとおりです。
ビルダー | 車名 | 年式 | 高価買取要素 | 買取相場 |
NTB | サクラ | 2018 | 4WD&DCクーラー付は査定アップ | 840万円~ |
AtoZ | アラモ | 2014 | 家庭用エアコン付き査定アップ | 600万円~ |
AtoZ | アルビオン | 2012 | 家庭用エアコン付き査定アップ | 650万円~ |
サクラは、いすゞのビーカムを利用したキャブコンの草分け的な存在で、高い居住性とエアコンやFFヒーター、電子レンジなどが標準装備されています。快適な車中泊をしたい方には人気の車種です。
アラモは窓が多く車内で圧迫感を感じにくいデザインとなっています。ビーカム向けの車載用クーラーや電子レンジなどを設置でき、高い居住性を確保しているのが強みです。冷蔵庫は入り口近くに設置されており、外からでも使いやすい仕様となっています。
アルビオンは国産のキャブコンの中では大きめですが、バスコンよりはコンパクトです。そのため、フェリーなどでも規定枠に収まります。駐車場探しがやや大変な場合がありますが、郊外のキャンプ場をはじめとして宿泊設備が少ない場所で快適な車中泊をしたい場合に便利です。また、大きい分快適な居住性が望めるので、長期間車中泊をしたい場合にも適しています。
なお、どの車種も家庭用エアコンがついていると買取金額が高くなる傾向があります。キャンピングカーではエアコンは一般的にオプション装備です。しかし、エアコンを設置していれば、夏場も快適に車中泊ができるなど、需要があります。中古車もエアコン付きが人気なので、エアコンがついてれば高値買取が期待できるでしょう。
エアコン以外にも、オプション装備が多いほど高値で買取してくれる傾向があります。
いすゞのビーカムをベースとしたキャンピングカーの査定ポイント
キャンピングカーの査定ポイントも、一般車両の査定ポイントとほぼ同じです。以下に挙げている条件で、値段が変わってきます。
- 元値
- 車両の年式
- 走行距離
- 車内設備の状態やランク
- オーナーの人数
基本的に、走行距離が短く、車両の年式が新しいほど高値が付きやすくなっています。
一方、キャンピングカー独自の査定ポイントとして、居住設備の種類やランク、メーカーがあります。
キャンピングカーの居住設備には、標準装備とオプション装備があり、オプション装備が多くて、有名メーカーの車種ならば高値が付きやすいでしょう。ビーカムベースの車種は家庭用のエアコンが高値査定のポイントになっています。
また、設備のメンテナンスが丁寧で、使用感が少ない状態ほど査定額はアップしやすいです。このほか、これまでに所有されたオーナーの数が多いほど設備は使用感が増し、劣化している可能性が高いため、オーナー数が多いほど査定額は下がる可能性があります。
ただし、設備を総リフォームした場合はワンオーナーに近い査定を受けられるケースもあるでしょう。
その一方、以下のような状態だと査定額は下がりがちです。
- 設備が古く使用感があり、手入れが不十分
- 設備に臭いや落ちない汚れがついている
キャンピングカーの設備は住宅設備に近く、清潔感が重要視されます。特に、キッチンやトイレなどの水回りは新品に近くても取れない臭いや汚れが付いていると査定額が下がるでしょう。
しばらく使用していないキャンピングカーを売却したい場合は、一度設備の様子を確認し、必要ならば専門家にメンテナンスしてもらいましょう。
いすゞのビーカムベースのキャブコンを高く売却するコツ
最後に、ビーカムベースのキャンピングカーの高く売却するポイントを紹介します。どのキャンピングカーにも当てはまることなので、キャンピングカーの売却を検討している方も参考になります。
不要になったら売却は早めに行う
車両は利用しなくても経年劣化が進んでいきます。キャブコンは使用用途が限られているため、駐車場に数年間停めっぱなしといったケースもあるでしょう。そのため、長距離運転による摩耗はなくても、経年劣化でエンジンがかからなくなるといったトラブルが発生する場合もあります。家電や設備も同様に経年劣化が発生します。
したがって、キャンピングカーは不要になった時点で即査定に出しましょう。自動車は家電や家と同様、年式が新しいほど価値と需要が高い傾向があります。
なお、現在のところキャンピングカーにビンテージはありません。新車の値段が高くても、経年と共に価値は下がっていくと考えましょう。
キャブコンの買取実績が豊富な業者に依頼する
キャンピングカーを買い取ってくれる主な業者は、下記の通りです。
- キャンピングカーを専門に売買している業者
- キャンピングカーの買取実績が豊富な中古車販売業者
- 一般的な中古車販売業者
- いすゞのビーカムを取り扱っている業者
キャブコンを正確に査定してほしいなら、買取実績が豊富な業者に依頼するのがおすすめです。特に、買取だけでなく販売も行う業者は販売ルートが確立されているため、人気の車種ほど高値が付きやすい傾向があります。なお、キャンピングカーは一般車両に比べて流通量が少ないため、全国から車両を募集している業者も豊富です。
個人で買い手を探す場合の注意点
近年は、オークションサイトやフリマサイトを利用して個人でも車を売買しやすくなりました。キャンピングカーも個人売買したい方もいるでしょう。
しかし、キャンピングカーを個人で売買すると、売却後で「設備が壊れていた」「エンジンの調子がすぐに悪くなった」などトラブルになる可能性もあります。また、大きなお金が動くので詐欺をはじめとする犯罪に発展する恐れもあるでしょう。
キャンピングカーに限らず、個人売買するならば兄弟、友人など交流がある方がおすすめです。また、一緒に整備会社等で車の状態を確認してもらい、ノークレームノーリターンを約束した契約書を作成するなどの対処が必要です。
下記の記事では、キャンピングカーの高額買取のポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
一括査定で高く売れる?キャンピングカーの高額買取のポイント
まとめ:ビーカムベースのキャブコンは高値買取が可能
いすゞのビーカムベースのキャンピングカーはエアコン付きなど条件次第で高値買取できる可能性があります。フジカーズジャパンは、キャンピングカーの買取実績が豊富にあり、全国に販売拠点があるため他店よりも高価買取の査定が可能です。
また、現在全店舗で査定額10万円アップの買取キャンペーンを実施しています。規定数に達し次第終了となりますので、キャンピングカーの売却を検討されている場合は、この機会にぜひご相談ください。