新車のキャンピングカーを安く買う方法｜安いモデルも紹介
公開日:2022年4月2日 2024年10月10日 更新- カテゴリー：
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たくさんの種類があるキャンピングカーの中でも多くの人が憧れる大型の「キャブコン」。
購入を考える中で、「実際いくらくらいなの？」「少しでも安い新車を買いたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。キャンピングカーにお金を使ってしまって旅行に行く余裕がない、なんてことになっては本末転倒ですよね。
そこで今回は、キャンピングカー（キャブコン）の新車価格や安く買うためのポイント、リーズナブルな軽キャブコンについて解説します。
ハイエースベースも人気！キャブコンの新車価格は500万から
まずはキャブコンの特徴と価格について見ていきましょう。
キャブコンはシェルを架装するタイプのキャンピングカー
キャブコンとは、バンやトラックの運転席部分を残して大きなシェルを架装し、車内スペースの快適性を高めたキャンピングカーを指します。
キャンピングカーと言えばキャブコンの形を思い浮かべる方も多いでしょう。これぞキャンピングカー、という見た目からも人気の高いモデルです。
国産キャブコンのほとんどはカムロードがベース車となっていますが、ハイエースベースのキャブコンもあり、室内の広さ、カスタムのしやすさ、乗り心地の良さから新車・中古車ともに人気があります。
ハイエースベースのキャブコンについて詳しくは下記のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「ハイエースベースのキャブコンは高い住居性が魅力！」
キャブコンの新車価格は500～1000万程度
キャブコンは、軽自動車をベースにした軽キャンパー、バンの中身だけを架装したバンコンと比べると大型で装備が充実していることが多く、新車の車両価格は500万～1000万程度でキャンピングカーの中でも比較的高価なタイプになります。
そのためキャブコンは憧れの存在として捉えられることが多いですが、費用を抑えられないというわけではありません。キャンピングカーの新車価格は、どのような設備やオプションをつけるかによって大きく変わってきます。キャンピングカーの用途を考え、じっくり選ぶことである程度安い価格で購入できることもあります。
なお、キャンピングカーのタイプごとの相場については以下のページにまとめていますので、あわせてご覧ください。
キャンピングカーの値段はいくら？種類別の価格帯と特徴を解説
オプションを見極める！新車のキャンピングカーを安く買う方法
キャブコンはキャンピングカーの中では高いランクに位置するものの、オプションの選び方によっては比較的安い価格で新車を購入できる可能性があります。
オプションを見極める
キャブコンに限らず、キャンピングカーを新車で買う際はオプションを組み合わせてオーダーメイドで注文するのが一般的です。ネットの情報や周りの意見に流されてあれこれと詰め込んでも実際には使わないこともあります。自身に必要なオプションを見極めることで、安い価格で新車を購入することができるでしょう。
オプションには、例えば以下のようなものがあります。
サブバッテリー
キャンピングカーにおいて重要な装備の1つが、サブバッテリーです。
サブというように車両のメインバッテリーと別にあり、電気を蓄えておくものです。
大型のキャブコンを新車で購入する際は標準装備として付いていることがほとんどですが、オプションで追加のサブバッテリーを選択できます。
サブバッテリーは、エンジン停止中に車内で電化製品を使う際に必須の装備であり、冷蔵庫や車内の照明、電子レンジなどへ電力を供給します。
車内で過ごす時間が長く、快適に過ごすために電化製品を多く使う場合は追加のサブバッテリーを入れたほうが良いでしょう。反対に、電化製品をあまり多く使わない場合は追加しないほうが安くなります。
また、サブバッテリーの電圧を電化製品で使えるように変換するインバーターも重要です。インバーターの出力によっても使える電力は変化し、オプション料金も大きく変わります。従来の鉛タイプのサブバッテリーに加え、近年キャンピングカー業界で大きなトピックスとなっているリチウムイオンバッテリーも選択肢の１つとなります。
サブバッテリーの使用方法や選び方については下記のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「サブバッテリーの特徴や使い方を解説！キャンピングカーをもっと快適にしよう」
FFヒーターなどの空調設備
車中泊を行うキャンピングカーにおいては、空調設備をどうするかも重要です。
エンジンを切っているときは車載エアコンを使用できないため、夏は家庭用エアコンを、冬はFFヒーターを使って車内の気温を快適に保ちます。
キャブコンを新車で購入してどのようなアウトドアを楽しみたいか考えたとき、冬のアウトドアに行く予定がないのであれば、FFヒーターをオプションで追加する必要はないかもしれません。また、中には車体の構造の工夫により断熱構造に優れたモデルもあり、空調設備は最低限で済む可能性があります。
サイドオーニング
新車のキャンピングカーを購入する際のエクステリアのオプションとしては、例えばサイドオーニングがあります。
サイドオーニングがあればキャンピングカーの横に屋根のある空間を作ることができ、日差しを避けながらテーブルや椅子を広げてくつろげます。
サイドオーニングの中にも手動と電動があり、手動のほうが安い価格で手に入ります。
スタビライザー、ショックアブソーバー
スタビライザーとショックアブソーバーは、どちらもキャンピングカーの足回りを強化するための装備です。
キャブコンは車内スペースが広く快適に過ごせる代わりに、車両全体の重心が高く、他のタイプに比べて走行の快適性が弱いと言われています。そのため高速道路では遅めの速度で走るのが一般的であり、カーブでは十分に減速することが求められます。
そこでスタビライザーやショックアブソーバーをオプションで追加すると、足回りを強化でき、走行時の振動を和らげることができます。新車のキャンピングカーを購入する際は、販売店で一度試乗してみて、足回りの強化を行うかどうか判断するようにしましょう。
電子レンジなどの家電
電子レンジなどの家電も、キャンピングカーを新車で購入する際にオプションで追加することができ、どれを選択するか吟味することが大切です。キャンピングカーを買ってどのように使いたいかをよく考え、必要な家電を選択するようにしましょう。
運転アシスト装備
ナビやバックカメラ、ビューモニターなどの運転アシスト装備も、キャンピングカーを新車で購入する際にオプションで追加できます。
運転アシスト装備があれば運転がしやすくなりますが、運転に特に不安がなければ追加しない選択肢もあります。
なおキャブコンは車体が大きいので、不安なく運転できるかどうか試乗して確認するのがおすすめです。
マルチルーム
多くのキャブコンには、主に後部スペースに好きな用途で使えるマルチルームがあります。基本的には何もないので好きに使うことができますが、新車のキャンピングカーを購入するにあたってオプションでマルチルームをカスタマイズできます。
代表的なものは、シャワーキットやカセットトイレ、ポータブルトイレです。これらはあると便利な装備ですが、日本はトイレや入浴施設が充実しているため、キャンピングカーに設備がなくても特に問題ないケースも多いと言えます。
安い新車を希望している場合には、本当に必要かどうかよく考えるのがおすすめです。
キャンピングカーにおけるシャワーのメリット・デメリットについて、下記のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「徹底分析！キャンピングカーにシャワーは必要か？」
新車でも安い！軽自動車のキャンピングカーは300万から
安い価格で新車のキャンピングカー（キャブコン）を購入する手段としては、軽自動車がベースになっている「軽キャブコン」を選ぶという選択肢もあります。
軽キャブコンの価格は300万円台からとキャンピングカーの中では安いのが特徴です。
キャブコンはバンや大型のトラックを架装したものを指すことが多いですが、軽トラックに大きなシェルを架装した場合もキャブコンに近い使い勝手になります。具体的には、車内スペースに高さがあって立って歩くことができ、快適さに優れています。
軽キャブコンは大きなキャブコンと比べるとスペースは限られますが、少人数で使う前提でキャンピングカーを買うのであれば、費用を抑えつつ快適な使い勝手を得られるでしょう。
軽キャブコンの特徴や魅力については下記のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「軽キャブコンの特徴とおすすめモデル6選！」
【参考】ベンツなど高級キャンピングカーの新車価格
高級なキャンピングカーの価格が気になる方もいるでしょう。
日本で最も高級なキャンピングカーは、トイファクトリーのバスコン「Seven Seas」だと言われており、新車価格は1800万円ほどだということです。
広大な土地を持つ海外の地域では日本では走れないような巨大なキャンピングカーが存在します。世界最高額のキャンピングカーはオーストラリアのMARCHI MOBILEが手掛ける「eleMMent palazzo Superior」だと言われており、新車価格はなんと約3億円。
高級車メーカーで有名なベンツからは、2000万円超えの高級キャンピングカーも販売されています。
ベンツのキャンピングカーについては下記のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「ベンツのキャンピングカーは高級？特徴や魅力、値段についてご紹介」
新車のキャンピングカーは必要な装備を吟味して選ぼう
今回は、キャンピングカー（キャブコン）の新車価格、安い価格でキャンピングカーを購入する際に価格を抑えるためのポイントについてご紹介しました。
キャブコンに限らずキャンピングカーを選ぶ際には自身に必要な装備を吟味することが大切です。
今回は費用を抑える視点でご紹介したものの、装備を最小限にして物足りなさを感じてしまうことも考えられます。
キャンピングカーを選ぶ際は、広い選択肢を持ち、販売店でスタッフにも相談してみるのがおすすめです。
目的に合わせた装備をしっかり選んでキャンピングカーライフを楽しみましょう。
キャブコンの具体的なモデルについて知りたい方は、以下の一覧ページをご覧ください。
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著者情報: 株式会社フジカーズジャパン
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