ペットと楽しむアウトドア!海水浴へ行くときの事前準備と注意事項
公開日:2018年9月5日 2020年11月6日 更新- カテゴリー:
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ペットと一緒にアウトドアを楽しめたら、きっと、素敵な思い出づくりができるはず…。特に暑い夏の時期は、海のレジャーを楽しみたいと考えている方も多いようです。しかし、その前にペットのトラブルを防ぐためのマナーや注意するべきポイント、ペットの健康対策や快適に過ごせる空間づくりの準備が必要です。ペットと楽しむアウトドアのひとつ、海において安全に楽しむ方法をご紹介します。
海水浴場で起こりうる周囲と愛犬のトラブルとは
海は、夏を満喫できるアウトドアスポットとして人気です。そんな中で、ペットを連れてきている家族の姿もよく見かけますが、ここで、よく問題になるのが周囲とのトラブルです。
海はとても広く、最高の遊び場にもなりますので、ペットもその雰囲気を感じて興奮することがあります。
目を離している瞬間に周囲の迷惑になるようなことがあれば、どんなに些細なことでも大きく発展してしまう可能性は十分に考えられます。
【想定されるトラブル】
・周囲に吠えてしまう
・誤って他人に飛びついてしまう
・噛みついてしまう
・他の方が使用しているビーチボールを追いかけていく
・他の方の私物を壊してしまった
・トイレの始末といった衛生面的な問題
ここに挙げられるトラブル以外にも、想定外のトラブルが発生してしまうかもしれません。
また、海に遊びに来ている方の中は、犬が苦手な方や小さな子供連れの方もいるため、ペットと一緒に海を楽しむ際は最低限のマナーを覚えておきましょう。
愛犬を海水浴場に連れていくときに注意するべき4つのマナー
いろんな方が大勢集まる海水浴場にペットを連れていく前に、どんな点に注意したらいいのでしょうか。
ここでは、ペットと海水浴を楽しむために注意すべきマナーを4つ紹介します。
1.ペット同伴OKな場所かどうかを調べておく
海によっては、「ペットの出入り禁止」という規則が設けられている場所もあります。ちなみに、関東にある海水浴場の110ヵ所のうち、約40%がペット同伴禁止となっているようです。禁止の内容もバラバラで、飼い主同伴でも海に入ってはいけない場所もあれば、散歩をすることも禁止している場所もあります。ペットも家族同伴だと考えている方にとって、「ここまで厳しく制限する必要はないのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、犬の臭いに敏感な方やアレルギーの方を考えると仕方がありません。
2.リードは絶対に離さない
ペットと一緒に海水浴ができる場所へ行っても、ペットから離れないように気をつけてあげましょう。
安全のためや他の人の迷惑にならないように、リードをつけたまま家族から離れないようにするのがおすすめです。
また、海水浴場にはビーチボールや浮き輪などといった私物が置いてあります。ペットが傷つけてしまわないように物が置いている場所へ行かないようにしておきましょう。
3.誤飲を防ぐ
海水浴場にはいろんな物が落ちていますので、それを誤って飲み込んでしまう可能性も十分に考えられます。そういった誤飲は、ペットにとって大変危険です。砂浜や海水浴場周辺を散歩する場合、そのようなことがないようにペットを注意深く見てあげましょう。
4.排出物の処理はちゃんとする
犬は外でマーキングや排出を行いますので、海水浴場といった人がたくさん集まる場所に行く場合は、そういった対策を行ってあげましょう。
リードをしっかり繋いで、離れないようにしていれば、ペットが排出をするタイミングがわかると思いますので、すぐに対応ができるよう準備をしておくことが大切です。タイミングに応じてペットの排出物を処理してあげることも、一緒に楽しむための対策となります。
愛犬と海水浴を楽しむ際の注意点
強い太陽光で温められた砂浜や波の強さなど、海ならではの危険が多くあります。
そのため、ペットの体調管理をしっかり行うことも大切です。ここではペットが海水浴を楽しめるために注意する点を4つ紹介します。
1.肉球のやけど
私たちの場合、ビーチサンダルを履くのでやけどの心配はありませんが、犬は素足でビーチを歩くので、熱い砂浜を歩き続けると、肉球がやけどをしてしまう危険性があります。
日中の砂浜の温度は、60度を超えてしまう程の高温になる場合もあるそうなので、ペットがやけどをしないように注意をしましょう。
長時間も砂浜にいる場合、ビーチパラソルで日陰を作ってあげたり定期的に水で冷やしてあげたりすると、やけどを防ぐことができます。
2.波にさらわれないようにする
ペットと一緒に泳ぐ場合、波に流されないように対策をしましょう。海はプールと違って急に波が高くなることがありますので、どんなに泳ぎが得意なペットでも波にさらわれてしまわないように、前もって犬用ライフジャケットを着用させてあげると安心です。また、これに加えて、リードをしっかりつけておくなどの安全対策をして一緒に行動することも大切です。
3.海水を飲んでしまわないようにする
海水は多くの塩分が含まれているので、ペットが誤って飲んでしまうと心臓や腎臓に負担をかけてしまいます。しかし、基本的には、犬はあまり汗をかくことがないので、塩分を欲して海水を飲んでしまうことはありません。万が一、海水をたくさん飲んでしまった場合、しばらくすると体が震えだして食欲低下や嘔吐といった症状が出る場合があるため、ペットの体調に注意しましょう。
4.水分補給をする
炎天下の中に長時間いる場合、こまめに水分補給をさせて熱中症対策をしてあげましょう。常に水が飲める状態にしておけば、体調を崩してしまう心配もなくなります。ペットと海水浴を楽しむためにも、定期的に休憩をとることも重要です。
ペット同伴OKのおすすめ海水浴場3選
ペット同伴OKの海水浴場を3ヶ所ご紹介するので、お出かけ先の計画の参考にしてください。
りんくうビーチ
愛知県常滑市りんくう町にある、人工のビーチです。海水浴の他にバーベキューの施設も充実しており、夕暮れどきには美しい夕陽を見ることができます。ビーチカフェを利用すれば、オープン席やテラス席などでゆったりと過ごせます。
本須賀海水浴場
千葉県山武市にある、環境教育を推進する国際環境認証「ブルーフラッグ」を日本で3番目に取得した海水浴場です。九十九里浜の中でも特に砂浜が広く、ペットも一緒にのびのびと海水浴を楽しめます。大きな海の家が立ち並ぶので、海水浴だけでなく食事も存分に楽しめます。
豊崎海浜公園 美らSUNビーチ
沖縄県豊見城市にある、那覇空港から最も近い人工のビーチです。エメラルドグリーンの美しい海では、海水浴だけでなくバナナボートやジェットスキーなどさまざまなアクティビティを楽しめます。2020年には近くに大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」もオープンし、買い物や食事も便利になっています。
周りを気にせず愛犬と海水浴を楽しみたいなら
海でのペットとの楽しい思い出づくりに、キャンピングカーをレンタルする方も増えています。ここでは、家族とペットでプライベート空間を楽しめるキャンピングカーの利用に関する情報をご紹介します。
ペット乗車が可能なキャンピングカーとは
ペットと一緒に海水浴を楽しみ方として、キャンピングカーをレンタルして人が少ない海で思いっきり楽しむという方法もあります。これなら、ペットも自由にキャンピングカーの出入りができますし、定期的な休憩や水分補給もできるでしょう。家族みんなで楽しく食事をすることもできるため、まったりした時間が過ごせます。
最近では、ペット乗車可能なキャンピングカーも増えているので、いつもと違った楽しみ方がしたいというときにピッタリです。しかし、レンタル会社によってはペット乗車不可となっているところもありますので、事前にキャンピングカーの仕様を確認しておきましょう。
ペット乗車可能のキャンピングカーでもルールがある
キャンピングカーでペット乗車可能であっても、事前申請やペットの乗車料金が必要となる場合もあります。申請無しに無断で乗車させてしまうと、返却時にトラブルを起こしてしまいます。せっかく楽しかった旅行も台なしになってしまうので、ルールを守ってキャンピングカーをレンタルしましょう。
キャンピングカーのレンタルについて、詳しい内容は以下のページをご覧ください。
まずは乗り心地を体感!購入前にキャンピングカーをレンタルしよう
愛犬とアウトドアを楽しむならキャンプもおすすめ!
近年はペットと一緒に楽しめるキャンプ場が増えているため、愛犬と一緒にアウトドアを楽しむならキャンプもおすすめです。
ペットの同伴がOKなだけではなく、ドッグラン付きのキャンプ場も増えてきているため、キャンプへ愛犬を気軽に連れて行けるようになりました。遠出するときは知人に預けたり、ペットホテルを利用したりしていた方も、ペットと一緒に楽しめるキャンプ場を探してみてはいかがでしょうか。
ドッグラン付きのキャンプ場については、以下のページにて詳しくご紹介しています。
ドッグラン付きキャンプで最高の思い出作り!おすすめキャンプ場5選
なお、愛犬と一緒にキャンプを楽しむ場合には「過ごしやすい季節を選ぶ」「寝場所を確保する」などの注意点もあります。周りに迷惑をかけず、愛犬もふくめた家族みんなで安全・快適にキャンプを楽しむためには、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。
マナーと事前準備を大切に!
アウトドアで人気のある海は、自宅やプールとは違う環境なので、ペットの安全を守るためにも、ルールをしっかりおさえておくことが大切です。また、どんな事態が起きても大丈夫なように、ペットの健康対策と準備は必要です。キャンピングカーをレンタルすることも、安全かつ快適に過ごせる空間づくりに役立つはずです。海で最高の思い出になるように、ルールをしっかり守って、周囲へ迷惑がかからないように対策をしましょう。
キャンピングカーに乗ってペットと一緒にアウトドアを楽しみたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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