愛犬と一緒に出かけよう!犬連れキャンプであると便利なグッズ
公開日:2018年9月15日 2023年7月4日 更新- カテゴリー:
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愛犬とキャンプで楽しく過ごすためには、事前の準備が最も重要です。キャンプは普段と違う環境ですから、人間の持ち物同様、愛犬の持ち物もしっかり準備することが必要です。
今回は、犬連れのキャンプで持って行くべき基本的なグッズと、愛犬の安全を守る安全対策グッズ、上級者向けの+αのグッズをご紹介します。初めて犬連れキャンプに挑戦するという方も、何度か経験している方も、今まで知らなかった便利なグッズなども発見できますよ。
楽しい犬連れキャンプに備える4つのポイント
愛犬とのキャンプは、自分にとっても愛犬にとっても素敵な思い出になること間違いなしですが、楽しいキャンプにするにはそれまでの準備が必要です。以下の4つのポイントを確認しておきましょう。
普段から外でたくさん遊ばせる
愛犬と一緒にキャンプで楽しみたいなら、普段から頻繁に外へ出かけ、外の世界に慣れさせておきましょう。特に初めての場合だとキャンプ場は未知の世界なので、外の世界や他の人、他の犬との交流に慣れていないと、無駄吠えが増えるかもしれません。
必要な予防接種を済ませる
キャンプに関係なく基本的なことではありますが、愛犬と一緒にキャンプへ行くのなら、6種混合ワクチンよりも8種混合ワクチンを打っておくのがおすすめです。感染している犬の他、山にいる野ネズミなどが原因で発症するレプトスピラ症は、8種混合ワクチンで対策できるからです。
また、ノミやマダニ対策として、予防薬を飲ませておくのもおすすめです。ホームセンターでも買えますが、キャンプでの注意点を聞く意味も含め、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
犬用のアウトドアグッズも用意する
おしゃれなキャンプギアや機能性に優れたアウトドアグッズを持って行くことで、キャンプがより楽しいものになります。犬も人と同じで、犬用のアウトドアグッズを用意しておくことで、お互い楽しく過ごすことができます。
犬用のアウトドアグッズについては、次の項目から詳しくご紹介しています。
まずはデイキャンプから
愛犬と初めてキャンプに行く場合は、宿泊よりもデイキャンプがおすすめです。
普段から外でたくさん遊んで知らない人や場所への耐性があっても、初めてのキャンプは愛犬にとって楽しいと同時に疲れるイベントでもあります。周りのものが気になってあまり眠れず、次の日疲れてぐったりしてしまうこともあります。
デイキャンプであれば寝る時間はいつもの自宅へ帰ってこれるため、疲れを最小限に抑えつつ、キャンプに慣れることができます。
楽しい犬連れキャンプのための注意点
いざ愛犬と一緒にキャンプへ繰り出してからも、楽しいキャンプのためには気をつけるべき点がいくつかあります。
暑さ・寒さ・虫対策
外で過ごすキャンプにおいては、暑さ・寒さ対策が重要です。
人間はもちろん、犬にとっても普段とは違う暑さ・寒さとなるため、涼しく過ごせる場所の確保やグッズの用意、暖かく過ごすための洋服や毛布などを用意しておきましょう。
脱走
開放的なキャンプ場の中にいると、少し気が緩んでしまい、犬を脱走させてしまうケースがあります。
キャンプ場ごとにペットの同伴の可否、可能な場合の条件はしっかり定められているため、リードを必ず離さないようにするための工夫や、ドッグランに入る際の出入り口などをよく注意するようにしましょう。
誤食
人間の注意が緩んでしまいがちなことに加えて、バーベキューなどの美味しそうな匂いにつられて愛犬が思わず食べてしまうことも考えられます。
普段とは違う環境に来ていることを十二分に意識し、愛犬が誤食しないよう十分に注意しましょう。
焚き火
焚き火はキャンプの醍醐味のひとつですが、愛犬と一緒のキャンプでは、愛犬が焚き火のほうへうっかり近づかないように注意しましょう。バーベキューをする際の火も同様です。
犬連れキャンプの基本便利グッズ
まずは、愛犬の犬種やキャンプのシチュエーションに関わらず、どんな場合でも持って行くべき基本的なグッズがあります。初めて犬連れキャンプに挑戦するという方は、ひとまず手持ちのアイテムで代用できるものもあるので全て新たに購入する必要はありません。しかし、今後も定期的に犬連れキャンプをする予定があるのならば、これを機に買い揃えても良いでしょう。
小分けにした犬用の餌
ジップロックなどに一食分ずつ小分けにして持って行くと、用意も片づけも手間がかかりません。キャンプの日数分+予備で2袋ほど持って行くと、何かあったときにも安心です。キャンプ場は野外ですので、直射日光が当たる場所や高温になる場所は避けて保管してください。餌が傷んでしまうと、愛犬の食べるものがなくなってしまうため注意が必要です。
ウンチバッグ
普段のお散歩で使用しているもので問題ありません。日頃使っている新聞紙やビニール袋などで処理し、キャンプ期間中は車内に保管しておきましょう。愛犬家に人気の「ウンチが臭わない袋」という商品は防臭力が非常に高いのでおすすめです。
ロングリード
開放的なキャンプ場に行くと、愛犬を自由に遊ばせたいと思ってしまいますが、ノーリード禁止の場所ではリードの着用は必須です。自分たちのキャンプスペース内では愛犬が動きやすいように、ロングリードに繋いであげましょう。ただし、車両や人の多い場所ではものに絡まったり人を巻き込んだりする恐れがあるため、リードを短めにすることを忘れないでください。
餌入れ、水入れ
普段使っているものがあればそれでも大丈夫ですが、キャンプは荷物が多くなるため、折り畳めるシリコン容器や、コンパクトに収納できるタイプがあればなお良しです。日常生活でも使えるものなので1つ持っていると便利です。
犬用タオル
雨に濡れたり、海や川に入ったりした場合にはタオルでよく拭いてしっかり乾かしてあげましょう。生乾きだと臭くなるので、できれば吸水性の高いマイクロファイバーのバスタオルを1枚用意すると良いです。
犬用の常備薬
夏場のキャンプは虫が多いため、ノミ、ダニの付着防止薬が必需品です。定期的にフィラリア症予防薬を投与している場合も忘れずに持参しましょう。
ワクチン接種証明書・鑑札・迷子札
ドッグランの利用時には、ワクチンの接種証明書がないと利用できない場合があるので必ず持参してください。また、稀に自然の中で開放的になり迷子になってしまう犬もいます。万が一に備えて首輪に鑑札を縫いつけておくと安心です。
犬用ベッド
犬が休憩するスペースとして、スノコやコットなど地面から離れた寝床を用意してあげましょう。地面に直接寝かせないことで害虫やヘビなどから身を守れます。
これを選べば間違いなし!犬の安全を守るグッズ
リードの係留
キャンプに行ったときに意外と困るのが、リードを係留する場所です。「野外だから木があるだろう」と安易に考えていても、ちょうど良いところに係留に使える頑丈な木があるとは限りません。テーブルやイスの脚にリードを繋ぐというのも初心者がやってしまいがちなミスですが、事故の原因になりますので絶対にやめましょう。そこで、簡単に、なおかつ安全に愛犬を係留できる優れものをご紹介します。
snow peak ソリッドステーク50
どんなに固い地面にも打ち込める頑丈なペグです。テント用ペグなので、犬のいないキャンプでも使い道があります。
K9 アンカー
1枚9kgある、八角形のプレート状の重りです。犬の体重によって最大4枚(36kg)まで重ねて使えるので、大型犬でも安心して繋ぐことができます。ハンドルつきで薄型の形状は女性でも持ち運びやすいのが嬉しいポイントです。
Petio ドッグポール
地面に埋め込むだけで簡単に使えるドッグポールです。ノーマルタイプとロングタイプがあり、犬の体重によって使い分けられます。リードを繋ぐ部分は360度回転するので、犬がポールの周りをぐるぐる回ってもリードが絡みません。
犬用ライフジャケット
川や海で泳がせる場合は必ず持参したいアイテムです。泳ぎの得意な犬でも、かえって遠くまで泳いで行ってしまう恐れがあるので念のため着せておきましょう。遠くからでも目視できる、目立つ色がおすすめです。
LOGOSフローティングベスト
サイズ XXS~L
カラー オレンジ
特徴 首の部分に、水面からの引き上げがしやすい救助ハンドルがついています。
Hurttaライフジャケット
サイズ XS~XL
カラー:蛍光ピンク、蛍光オレンジ、蛍光イエロー
特徴 :撥水・防風・防臭に優れた素材を使用。薄暗い中でも光る反射素材が使われているため、目視での見通しが非常に良いです。
EZYDOG DFDスタンダード
サイズ XS~XL(小型犬用はマイクロシリーズが対応)
カラー イエロー、レッド
特徴 リード用のリングが背中についており、水際までリードを繋いでいける便利な商品です。
さらに快適に過ごすための上級者向けグッズ
カラビナ
大型犬を係留する場合は、クライミング用の強度の高いカラビナがあると重宝します。
カラビナがあれば停車した車に繋いでおくこともできますが、その際は、ハンドルや運転席のドアの内側など、運転手にリードが見えるように繋ぎましょう。車の後ろ側や外側に繋いでしまうと、うっかり繋いでいることを忘れて誤発進する可能性があり危険です。
ビニールホース
海や川で泳いだあとや、雨で泥汚れがついたときにホースがあるとシャワーが簡単です。
犬用バックパック
駐車場からキャンプサイトが離れている場合は、人間用の荷物を運ぶだけでも一苦労です。そこで、犬の荷物は犬用のバックパックにまとめて犬に持たせることで、愛犬もキャンプに参加している一体感が味わええます。
コンテナボックス
犬用のグッズと人間用のグッズを分けて収納するのに役立ちます。特に食料は袋やバッグなどに入れていると犬があさってしまうこともあるため、蓋つきのコンテナにしまっておくと散らかりません。コンテナは地面に直接置かずに、ベンチ型のコットなどに載せておくと、収納スペースが広がります。
犬用靴
犬をテントに入れる際に、テントが泥だらけになるのを防いだり、高齢犬の弱った足をサポートしたりする役割があります。ただし、犬によっては靴を履くと上手く歩けないこともあるため、愛犬に合わせて無理のない範囲で着用させましょう。
ドッグラン付きキャンプ場へ行こう
愛犬にもキャンプを存分に楽しんでもらうには、ドッグラン付きのキャンプ場を選ぶのがおすすめです。
ペットOKのキャンプ場でも、その他の公共の場所と同じく、常にリードをつないでおく必要があります。ドッグラン付きのキャンプ場を選べば、ノーリードで思いっきり走り回ることができ、愛犬にとても良いリフレッシュになるはずです。
中には、ドッグランだけでなくキャンプサイトや森林のコースでもノーリードで過ごせるキャンプ場もあります。
ウェルキャンプ西丹沢
600を超えるサイト数を誇り、愛犬が思う存分遊べるドッグランも備えているのが、神奈川県足柄上郡にあるウェルキャンプ西丹沢です。
通常のテントサイトにもフリーサイトから湖畔サイトまでいろいろな種類があり、コテージやログハウスに泊まることもできます。
ウェルキャンプ西丹沢のドッグランは、キャンプなどで宿泊していれば無料で利用できます。ドッグランは塀で囲まれた広いエリアですが、脱走には十分に注意しましょう。
また、20分200円で利用できるドッグシャワーもあり、アウトドアでも清潔に保つことができます。
森のまきばオートキャンプ場
千葉県袖ケ浦市、東京湾アクアラインを渡ってすぐのところにあるのが森のまきばオートキャンプ場です。
車を乗り入れてそのままキャンプができるオートキャンプ場であり、フリーサイトもあります。トイレやシャワー、炊事場が完備されており、場内を流れている小川で遊ぶこともできます。
ドッグランは開放感のある広場に設置されており、面積も広いため愛犬を思いっきり遊ばせることができます。
北軽井沢スウィートグラス
群馬県吾妻郡にあるのが、さまざまなタイプから好みのコテージを選んで泊まれる北軽井沢スウィートグラスです。
北軽井沢スウィートグラスでは野生動物と適切な距離を取るナチュラルディスタンスを実践しており、ほどよい距離感で自然を楽しめます。
ドッグランは有料ですが愛犬のリードを外して広々と遊ばせることができ、清潔にするためのペットシャワーも利用できます。
備えあれば憂いなし!愛犬と快適なキャンプを楽しもう
犬連れキャンプで役立つアイテムをご紹介しました。キャンプは、人間にとっても不慣れな環境であることから、不意に食事を取るにも用を足すにも不便なことがあります。しかし、事前の準備さえしっかりすれば、日常とは違う時間を楽しむことができるでしょう。一度、自然の中で生き生きと走り回る愛犬の姿を見れば、きっと犬連れキャンプの虜になってしまうかもしれません。家族と愛犬との絆を深めるために、万全の準備を行い、キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
愛犬とのキャンプや車中泊については以下のような記事もあるので、あわせてご覧ください。
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