【サイドオーニング】とは?車への取り付け方からデメリットまで解説
公開日:2023年9月15日 2024年7月9日 更新- カテゴリー:
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車両に常設された日よけ・雨よけは「サイドオーニング」と呼ばれています。手軽に設置できるのが魅力のサイドオーニングですが、「サイドオーニングってどんなもの?」「価格はどのくらい?」「取り付け方を知りたい」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回はキャンピングカーのサイドオーニングについて、メリット・デメリット、取り付け方、選び方などを詳しく解説します。おすすめメーカーもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「サイドオーニング」とは常設の日よけ・雨よけ
サイドオーニングとは、キャンピングカーの屋根を利用して広がる日よけや雨よけのことです。
サイドオーニングには、カーテンのような仕切りを横に垂らすことができるオプションもあります。外から見えづらくなるので、よりプライベートな空間を作ることも可能です。
普段は、主に車体の屋根や側面などに丸めた状態でコンパクトに収納されています。常設されており、車検もそのまま通すことが可能です。
使う際に日よけを手動もしくは電動で広げ、地面に立てたポールで固定します。力を入れなくても、短時間で誰でも簡単に設営できることが大きな魅力です。
サイドオーニングは一般的には車両購入時に設置しますが、車種によっては後付けもできるので、車両購入後にゆっくり検討するのもおすすめです。
ですが、その場合は必ず車両購入時に「後付けをできるかどうか」を確認しておきましょう。
サイドオーニングがあればキャンピングカー旅行がさらに楽しくなりそうですね。こちらの記事ではキャンピングカー旅行をもっと快適にするための持ち物や設備について詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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カーサイドタープとサイドオーニングの違い
サイドオーニングもカーサイドタープも、日よけや雨よけという役割は同じです。二つの違いは、毎回設営する必要があるのかどうかと、値段です。
【サイドオーニング】
・日よけの部分は、使用時に手動や電動で広げる。
・車体に常設するので、車内に収納する必要がない。
・どの車種にも設置できるわけではない。
・価格相場が10~20万円前後。加えて取付工賃も必要。
【カーサイドタープ】
・使用時に毎回自分で広げて、設営する必要がある。
・使用後は畳んで車内に収納する必要がある。
・幅広い車種で使用できる。
・価格がサイドオーニングよりも安い。
サイドオーニングの場合、日よけの部分は収納されているものを引き出せばそれで終わりですが、カーサイドタープは毎回自分で設営する必要があります。また、使用後も拭いて畳み、車内に積み込む必要があります。
一方、サイドオーニングは設置できる車種がカーサイドタープよりも限られており、価格も高めです。
サイドオーニングのメリット・デメリット
それでは、サイドオーニングのメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリット:設営や収納が簡単
サイドオーニングのメリットは、下記です。
・日よけや雨よけになる屋根を、簡単に短時間で設営できる。テントを組み立てるときとは異なり、知識や経験がなくてもできる。
・撤収の際にも、拭いてから丸めて収納するだけで済む。
・時間をかけて組み立てる必要がないので、その分リラックスやアクティビティに使える。
・帰宅後も、使用後のメンテナンスは比較的容易で、乾拭きや天日干し、可動部への潤滑油塗布くらいです。
「サイドオーニングを使うことで、これまでテント設営にかかっていた時間を自由に使える」ということに喜びを感じている人が多い印象です。
デメリット:使用できる場所が少ない、高価
サイドオーニングのデメリットや注意点は、下記です。選ぶ際のポイントにもなるので、ぜひ押さえておきましょう。
・使える場所が限られており、基本的にはオートキャンプ場と一部のRVパークのみ。
・大半のRVパーク、サービスエリア、パーキングエリア、道の駅などでは使えないことが多い。
・市街地をメインにした車中泊を予定している場合は、あまり出番がない可能性がある。
・車体に常設してあるため、移動する際には収納する必要がある。
・車両の片方だけ20kg近く重くなるので、運転時のバランスに多少影響が出る。
・最低でも10万円以上かかる。
気軽な車中泊が叶うキャンピングカーですが、車中泊が禁止されている場所も多いので注意が必要です。こちらの記事ではキャンピングカーで車中泊ができる場所について詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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ハイエースや軽自動車にもサイドオーニングを付けられる?
サイドオーニングは、すべての車種に取り付けられるわけではないというデメリットがあります。
自分の車種には取り付けできるかどうかを、サイドオーニングを取り扱っている業者や購入先のビルダー(キャンピングカー製作業者)などで必ず確認しておきましょう。
自作は危険!?サイドオーニングの取り付け方
取り付けは、サイドオーニングを取り扱っている専門業者に依頼することをおすすめします。
DIYで取り付ける人もいますが、きちんと固定されていないサイドオーニングは走行中に落下したり、車内への水漏れなどを起こしたりするため、非常に危険です。
また、サイドオーニングを取り付けることで、車両の片方だけ10~30kgほどの重量がプラスされるため、車体のバランスが崩れやすくなります。
キャンピングカーは、ただでさえ普通車よりも横転事故が起こりやすい車です。愛車であればなおさら、サイドオーニングをDIYで取り付けるのはやめておいたほうがよいでしょう。
キャンピングカーのサイドオーニングの選び方
様々な種類のあるサイドオーニング。その中から自分に合うものを選ぶポイントについて紹介します。
自分の車に取り付けられる形やサイズをチェック!
サイドオーニングを選び始める前にまずしておきたいのは、自分の車種に取り付けられる形やサイズの確認です。形状やサイズ、重量などについて、専門業者に細かく確認しておきましょう。
サイドオーニングは車体に常設するため、カーサイドタープよりも使える車種が少なく、せっかく選んでも取り付けられないことも考えられます。
安心して選ぶためにも、最初に形やサイズをチェックしておきましょう。
fiammaがおすすめ!人気メーカーから探す
サイドオーニングには、数多くの人気メーカーがあります。その中でも、特にカーオーナーから人気が高いのは、下記です。
FIAMMA(フィアマ)
THULE(スーリー)
ARB
DARCHE(ダーチ)
YAKIMA(ヤキマ)
「サイドオーニングを初めて見る」という人には、FIAMMAがおすすめです。世界的に人気があり、種類がとても豊富です。
サイドオーニングは、各メーカーによってデザインや特徴がとても異なります。そのため、「タフ」「シンプル」「使いやすい」など、ある程度イメージが固まっている場合は、専門業者に相談してみるのもおすすめです。
まとめ:キャンピングカーのサイドオーニングは専門業者に相談しよう
あっという間に日よけや雨よけを設営してくれるサイドオーニング。車内だけではなく、車外でもリラックスして過ごしたいと考え、取り付けるカーオーナーが多いようです。
また、手間ひまかけずに日よけを作ってくれるのは、やはり嬉しいですよね。
一方、サイドオーニングは使える場所が意外と限られていることに注意しましょう。オートキャンプ場なら大活躍ですが、それ以外の場所では使えないことがほとんどです。
サイドオーニングは、10万~20万円前後と決して安い買い物ではありません。自分の車に付けられるかどうか心配な場合は、まずキャンピングカーの専門業者に相談することをおすすめします。
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