キャンプにも最適【ハイエース】の燃費は?燃費向上方法まで徹底解説!
公開日:2023年4月7日 2023年12月4日 更新- カテゴリー:
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ハイエースはタイプによってディーゼル車や4WDが選択でき、車内が広くキャンピングカーのベース車としても人気ですが、燃費が気になるという方も多いのではないでしょうか。ハイエースのキャンピングカーを買ったのに思った以上にコストがかさんでキャンプに出かけられない…なんてことになっては本末転倒ですよね。そこで今回は、ハイエースの燃費や、燃費を向上させるコツについて詳しくご紹介します。
新車も中古車も人気!ハイエースはどんな車?
トヨタ・ハイエースは、商用に作られたワンボックスカーです。広い車内スペースと高い走行性能から、商用車として広く使われており、さまざまなグレードやサイズの展開があります。
商用車として人気の「ハイエースバン」、乗用車として人気の「ハイエースワゴン」、中型自動車区分となるサイズが大きな「ハイエースコミューター」の3タイプがあり、それそれ「DX」「GL」などのグレードとサイズが設定されています。4WD車、ディーゼル車も用意されており、豊富なバリエーションから好みのタイプを選ぶことができます。
またハイエースは、カスタムカーとしても人気です。ハイエース用のカスタムパーツが豊富に販売されており、自分だけのハイエースを作ってドライブを楽しむことができます。高い収納力や走行性能があることから、アウトドアの足としても人気です。
ハイエースは、キャンピングカーのベース車としても広く採用されています。走行性能が高いことやサイズ展開が豊富なことがキャンピングカーの条件として合っており、多くのビルダーが趣向を凝らしたキャンピングカーを作っています。
ハイエースをベースとしたキャンピングカーの多くはバンコンという種類で、外観は原則そのままに、中身だけを架装してベッドやソファ、ダイニングテーブル、キッチンなどの家具・設備を詰め込みます。
商用バンをベースに作られたキャンピングカー「バンコン」についてもっと知りたい!という方は、下記の記事で詳しくご紹介していますのでぜひ合わせてチェックしてみてください。
バンコンはどんなキャンピングカー?特徴や人気ランキングをチェック!
ハイエースベースのキャンピングカーの燃費はどのくらい?
ハイエースは燃費が良いとは言えませんが、燃費だけでは語れない魅力と価値のある車です。
ハイエースの燃費はグレードや仕様によって異なる
ハイエースの燃費は、タイプやグレード、燃料(ガソリン・ディーゼル)、駆動方式(2WD・4WD)によって異なります。
例えば、後部座席を主に荷室として使用するバンタイプであれば、グレード「スーパーGL」のディーゼルエンジン・2WD車はJC08モードで13.8km/L、WLTCモードで12.4km/Lですが、グレード「特別仕様車スーパーGL」のガソリンエンジン・2WD車はJC08モードで10.6km/L、WLTCモードで9.2km/Lです。実際に乗ると、カタログスペックよりも悪い燃費になることがほとんどでしょう。
ハイエースは荷物重量が原因で燃費が悪くなりがち
ハイエースは明らかに燃費の悪い車ではありませんが、燃費が良いとも言いにくい車です。これには、特にハイエースバンは多くの荷物を運ぶために設計されていることが挙げられます。
ハイエースの車両重量は2,000kgほどですが、グレードによっては1,200kgも積み込めます。基本的にハイエースを使う際は重量が重くなるため、燃費に期待するのは難しいでしょう。
ハイエースには燃費だけでは測れないお得要素がある
一方で、ハイエースには燃費だけでは語れない魅力があります。燃費も含めた維持費全体で見れば、ハイエースはかなりお得な車になるケースが多くあります。
最も大きな理由は、長く走り続けられる点が挙げられます。一般的な乗用車だと走行距離が10万kmを超えてくると買い替えを検討しますが、車体やエンジンが頑丈に作られているハイエースは100万kmを超えても走り続けられる場合があります。
また、人気車種であるハイエースには「リセールバリュー」もあります。商用だけでなく個人でも欲しがる人は多いため、走行距離が長く低年式でも、一般的な乗用車に比べて値崩れしにくい特徴があります。
ハイエースベースのキャンピングカーの燃費
ハイエースをベースにしたキャンピングカーの燃費はハイエースそのものよりも悪くなる傾向にあります。これは、ベッドやキッチンなどを設置することで車両重量が増しているためです。また、キャンピングカーの使い方として荷物を多く載せることが多い点も、燃費の悪さにつながります。
これを加味した上で、あくまで目安となりますが、ハイエースをベースにしたキャンピングカーの燃費はディーゼルエンジン車で約9~10km/L、ガソリンエンジン車で約8~9km/Lとなります。そのキャンピングカーがどのくらいの家具や設備を架装しているか、何人で乗るか、どのくらいの荷物を載せるかによって、燃費はさらに変わってきます。
一方で、上記の「お得要素」でも述べたとおり、ハイエースは長く使える車であり、リセールバリューがあります。これはキャンピングカーになっても同じで、大切に乗られたキャンピングカーは値崩れしにくく、燃費の悪さがあってもお釣りが来るような価値があると言えるでしょう。
ハイエースのガソリン車とディーゼル車、燃費がいいのはどっち?
上記でも触れたように、ハイエースのグレードによっては、乗用車のほとんどに採用されているガソリンエンジンの他にディーゼルエンジンを選択できます。
燃費はガソリン車よりディーゼル車の方が優秀
ガソリンエンジンは燃料にレギュラーを使うエンジンで、ハイエースでもほとんどの乗用車と同じように給油します。一方、ディーゼルエンジンは燃料に軽油を使うエンジンで、ガソリンエンジンとは仕組みが異なります。
一般的に、ディーゼルエンジンのほうが燃費は良くなり、一方で独特のエンジン音が始めのうちは慣れないかもしれません。
ハイエースではグレードや仕様によってはどちらかのエンジンを選択でき、基本的にはディーゼルエンジンのほうが燃費は優れています。一方で、車体価格はディーゼルエンジン車のほうが高いため、維持費もふくめたトータルコストで考えると、あまり距離を走らない場合はガソリンエンジン車のほうがリーズナブルになることも多いでしょう。
ハイエースをベースに作られたキャンピングカーでも、どちらのエンジンを採用しているかで同様の違いがあります。
ハイエースのディーゼル車は燃費が向上している
どのメーカーも車のエンジン性能向上に努めており、特にメジャーなモデルチェンジの際には大幅な改善が期待できます。
近年のハイエースでは、2017年に行われたディーゼルエンジンの変更が大きな変更と言えるでしょう。排気量を少し小さくしつつ出力が向上しており、燃費も公称で約15%改善したとしています。
グッズなしでハイエースの燃費を向上させる方法
ハイエース、およびハイエースベースのキャンピングカーは決して燃費が良いとは言えないことをご紹介しましたが、日々の使い方の中で少しでも燃費を改善することはできます。
安全運転
道路を運転する上で安全運転はそもそも大切ですが、燃費においても効果があります。急加速・急ブレーキを避け、余裕を持った加速・減速をすることで、燃料の無駄な消費を抑えることができます。
なお、キャンピングカーの場合はさまざまな家具や設備を設置することで車両重量が増し、場合によっては重心が上がっています。ハイエースは走行性能の高い車ではありますが、キャンピングカーでは安全のためにゆっくり走行することが基本となります。
空気圧を適正に
ハイエースの燃費と安全の両方に関わってくる要素としては、タイヤの空気圧も重要です。タイヤは適切な空気圧に保つことで、外側・中央・内側に均等に負荷がかかり、エンジンに無理をさせずにスピードを出すことができます。
タイヤの空気圧が適切でない場合は、燃費が悪くなるばかりか、タイヤに強い負荷がかかって摩耗が進んだり破損したりする恐れがあります。
タイヤの空気圧は、車やキャンピングカーの販売店、ガソリンスタンドなどでチェックしてもらえるため、小まめにメンテナンスするようにしましょう。
無駄な荷物を載せない
ハイエースで出かける際の荷物を減らし、タイヤの負荷を減らすことも燃費の改善にとって有効です。キャンプなどのアウトドアに繰り出す際には荷物が多くなりがちですが、慣れてきて必要な荷物が分かってきたら、燃費やタイヤの負荷改善のために減らしてみるのもいいでしょう。
キャンプの荷物を貼らす方法について詳しく知りたい方は、下記のコラムで詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
キャンプを最大限に楽しむ!荷物を少なくする5つのコツ
荷物を少なくしてみよう!ミニマリスト的キャンプの実践方法
ハイエースは燃費だけでなくトータルコストを考慮して選ぼう
ここまで、ハイエースの燃費についてご紹介してきました。少しでも燃費を改善することで維持費の節約につながりますが、購入費用やその他の維持費も考慮し、トータルコストで検討するのがいいでしょう。
また、ハイエースやキャンピングカーには燃費だけでは語れない車両価値があります。ハイエースだからできることも多いため、燃費だけに囚われず、自身がどのような点に価値を見出すか、どのように乗るのかを考えながら選んでみてください。
フジカーズジャパンでは、ハイエースベースのキャンピングカーを多く販売しています。
気になる方は、以下のリンクからご確認ください。
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