キャンピングカーどこに停める?ガレージやモータープールなど
公開日:2021年8月7日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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キャンピングカーの購入を検討するとき、多くの方が悩むポイントとして「どこに駐車しておくか」という問題があります。
今回は、キャンピングカーを普段保管する方法として、ガレージやモータープールなどについてご紹介します。キャンピングカー購入を検討している方は、ぜひチェックしてください。
キャンピングカーも車庫証明が必要
車中泊を繰り返しながら気ままなクルマ旅、そんなイメージのあるキャンピングカーですが、購入する際には他の車と同様に車庫証明が必要となります。
普段は小型の乗用車を使い、アウトドアに繰り出すときだけキャンピングカーに乗るという使い方をしたい場合も、キャンピングカーを停めておくための駐車場を確保して証明を出す必要があるのです。
なお、キャンピングカーの中にも軽自動車をベースに架装した軽キャンパーと呼ばれるタイプがあります。軽キャンパーの中には軽自動車の規格を超えて乗用車として登録するタイプもありますが、軽自動車の規格に収まっているモデルであれば、車庫証明が不要な場合があります。軽自動車でも車庫証明の提出が必要かそうでないかは自治体によって変わります。
いずれにせよ、キャンピングカーを普段保管しておく駐車スペースについては購入時に検討する必要があります。
キャンピングカーはどこに停める?
では、キャンピングカーは普段どこに停めて保管すれば良いでしょうか。ここでは、状況ごとの保管場所の候補についてご紹介します。
車体が比較的小さい→自宅や近隣の駐車場
キャンピングカーの中にも、上記にてご紹介した軽キャンパーや、商用バンをベースにしたバンコンと呼ばれるタイプがあり、車体サイズが比較的コンパクトです。そのため、軽キャンパーやバンコンの購入を検討している場合は、乗用車と同じように自宅の駐車場が使える可能性があります。
自宅に駐車スペースがない場合でも、軽キャンパーやバンコンであれば近隣の駐車場に停められる可能性が高いと言えます。車庫証明は住宅から2km圏内が条件となるため、その範囲内で契約できる駐車場を探しましょう。
自宅に停められる→カーポートを設置する
自宅にキャンピングカーを停められるスペースがあるなら、カーポートを設置するという選択肢もあります。
カーポートとは、柱とサンルーフでできた簡易的な駐車スペースで、直射日光や雨からある程度車を保護できるというメリットがあります。
キャンピングカーの中にはルーフ部分も架装し、採光ができるルーフウィンドウや換気ができるベンチレーションを備えたタイプもあります。こういったキャンピングカーはルーフ部分の腐食に弱いため、カーポートを設置することで紫外線や雨による劣化を防ぎ、キャンピングカーを長持ちさせることができます。
本格的な駐車場が欲しい→ガレージを設置する
カーポートにはある程度キャンピングカーを保護できるというメリットはありますが、あくまで簡易的な駐車スペースとなります。本格的な駐車場が欲しい場合は、ガレージを設置するという選択肢があります。
キャンピングカー用のガレージを設置すれば紫外線や雨風をほぼ完全に防ぐことができ、車体の保護という点ではカーポートより効果が高くなります。
メンテナンスはできるだけ自分で行いたい、アウトドアに繰り出すための荷物をできるだけ近くで保管しておきたいといった場合にも、ガレージが活躍します。
製品によっては2階部分にもスペースを設けたタイプもあり、活用の幅が広がります。
どうしても停めるところがない→モータープールを利用する
自宅に駐車スペースがない、2km圏内に駐車場がない、あっても大きなキャンピングカーを停められないといった場合には、モータープールと呼ばれるサービスを利用する選択肢があります。
モータープールはキャンピングカーならではの駐車場サービスで、条件を満たしたキャンピングカーであれば、自宅から2km以上離れていても車庫証明を取得することができます。距離の制約から解放されるため、たまに使うという場合は、ある程度の距離があるモータープール施設を比較するということもできます。
モータープールはキャンピングカーのために用意された施設のため、汚水処理が行えるダンプステーションや給排水設備などが備えられていることも魅力のひとつです。メンテナンスサービスを行っているモータープール施設もあります。
モータープールに駐車できるキャンピングカーの条件は、全長5.7m以上か全幅1.9m以上の大きさがあり、8ナンバーを取得していることです。比較的大型のキャンピングカーが条件となるため、事前によく確認しておきましょう。
フジカーズジャパンのモータープール
フジカーズジャパンでも、大型キャンピングカーの保管場所として最適なモータープールのサービスを提供しています。
自宅から離れていても車庫証明を取得できる他、2種類の広さの駐車場をご用意しているので、広々としたスペースにキャンピングカーを保管できます。
フジカーズジャパンのモータープールはサービス工場に隣接しているため、出発前の整備や定期的な点検などもお任せいただけます。
詳しくは以下のページをぜひご覧ください。
茨城中央店 キャンピングカー専用駐車場のご案内
厚木店 キャンピングカー専用駐車場のご案内
神戸西宮 キャンピングカー専用駐車場のご案内
外出先ではどこに停められる?
続いて、外出先ではどういった場所にキャンピングカーを駐車すればよいかについてご紹介します。
RVパーク
RVは「Recreational Vehicle」の略で、英語でキャンピングカーを意味します。
RVパークはキャンピングカーのために整備された駐車場のことを指し、キャンピングカー旅で気軽に利用することができます。
RVパークは道の駅や温泉施設の駐車場の一角を整備する形などで提供されており、料金を支払うことで車中泊することができます。ただ停められるだけでなく、RVパークによっては給電設備や給排水設備、ダンプステーションを利用できることもあるため、キャンピングカー旅の車中泊場所として便利に利用できます。
なおRVパーク内では何をしても良いわけではなく、テント設営や焚き火、バーベキューなどのキャンプ行為は禁止されています。
マナーとして騒音にも注意する必要があり、お酒を飲んで騒いだり、夜遅い時間に発電機を動かしたりといったことも避けましょう。
オートキャンプ場
RVパークの他にも、オートキャンプ場もキャンピングカーを駐車するのに適しています。
オートキャンプ場は車で乗り入れることのできるキャンプ場を指し、もちろんキャンピングカーで利用することも可能です。
オートキャンプ場の中には、給電設備やダンプステーションなど、キャンピングカーに嬉しい設備を備えているところもあります。RVパークほど充実しているわけではないため、事前にどのような設備があるか確認すると良いでしょう。
また、RVパークと違ってキャンプ施設となるため、周りに迷惑をかけない範囲でキャンプを楽しめるのもオートキャンプ場の魅力です。
オートキャンプ場を利用する際にはマナーに気をつけましょう。例えば、ダンプステーションがない場合、トイレなどに汚水を流すことはマナー違反となります。
駐車場マッチングサービス「B」
日本RV協会とタイムズ24が提携して利用を推奨しているのが、タイムズ24の駐車場マッチングサービス「B」です。
「B」は、出先で駐車場を探したいユーザーと空き駐車場や駐車場の使わない時間帯を誰かに提供したいユーザーをマッチングするサービスで、キャンピングカーの駐車場としても便利に利用できるとして日本RV協会が登録を推奨しています。
「B」を利用すれば、目的地付近にRVパークやオートキャンプ場がない場合にも、キャンピングカーを停められる駐車場を発見できる可能性があります。
理想のキャンピングカーライフのために
キャンピングカーを購入する際にはどこに駐車して保管するかについてもよく検討する必要がありますが、さまざまな条件を比較することで、どのようなキャンピングカーならどこに保管できるかが分かります。理想のキャンピングカーライフのためにも、購入前によく吟味するようにしましょう。
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