マナーを守って泊まろう!キャンピングカーで利用できる宿泊場所
公開日:2020年10月30日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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車ならではの機動力でいろいろなところに出かけ、出先でそのまま車中泊できるのがキャンピングカーの大きな魅力ですが、どこでも停車して宿泊して良いわけではありません。キャンピングカーが車中泊できる場所はある程度定められており、キャンピングカーならではのマナーや注意点もあります。この記事ではキャンピングカーが利用できる宿泊場所や、宿泊場所で守るべきマナーについてご紹介します。
キャンピングカーで宿泊できる場所
オートキャンプ場
キャンプ場の中でも、車でそのまま乗り入れが可能なところをオートキャンプ場と言います。申込みすることで使えるキャンプサイトに、車を停める用途のスペースが確保されているのが特徴です。
日本にはキャンプ場がたくさんあり、キャンピングカーが乗り入れできるオートキャンプ場も数多くあるので、宿泊場所として重宝します。また、林間サイトや高原サイト、湖沿い、海沿いなど、さまざまなロケーションがあるのも魅力です。
オートキャンプ場はあくまでキャンプ場ですが、施設によっては100Vの電源設備やダンプステーションを完備しており、キャンピングカーの補給ポイントとしても活用できます。
その他には、トイレやシャワー、コインランドリーなどの設備がありますが、オートキャンプ場によってどの設備が整えられているかは異なるので事前にHPなどで確認しておくのがおすすめです。
RVパーク
RVパークは、日本RV協会が推進している車中泊用の宿泊施設です。道の駅や観光地などの公共の駐車場は原則として宿泊できませんが、RVパークは宿泊のために整備されているので、安心してキャンピングカーを駐車できます。
まだまだ少ないキャンピングカーの宿泊場所の拡大を目的として整備しているRVパークでは、電源設備やダンプステーションなどキャンピングカーに嬉しい設備が利用できます。実際にどの設備が利用できるかは、事前に確認しておきましょう。
RVパークは道の駅や温泉施設のすぐそばに設けられていることも多く、食事や入浴、観光にも便利です。パークにより具体的な料金は異なりますが、宿泊料金もリーズナブルです。
なお、RVパークはオートキャンプ場と違い、基本的には駐車場設備です。外にテントを張る、サイドオーニングを広げる、バーベキューをするなどのキャンプ行為は控えましょう。
湯YOUパーク
RVパークと同じく、キャンピングカーや車中泊目的の車が宿泊に利用できる施設です。基本的には入浴施設の駐車場を湯YOUパークとして活用しており、日本RV協会が整備を拡大しています。食事や入浴とは別料金なので、湯YOUパークの駐車場だけを利用することも可能です。
RVパークは誰でも利用可能ですが、湯YOUパークは日本RV協会の「くるま旅クラブ」の会員になることで利用できます。RVパークと同じくキャンプ行為はマナー違反となるため、夜は騒音を出さないように気をつけつつ利用しましょう。
宿泊場所での大事なマナー
上記にてご紹介した施設ではキャンピングカーでの宿泊が可能ですが、守るべきマナーはあります。以下にご紹介するマナーに気をつけて、みんなで気持ち良く駐車場を利用できるようにしましょう。
キャンプ場など許可された場所以外でキャンプ行為を行わない
オートキャンプ場ではキャンピングカーを乗り入れつつキャンプを楽しめますが、その他の施設では基本的にキャンプ行為はできません。後にご紹介する休憩可能な施設、道の駅やSA・PAでも同様です。
深夜は騒音に気をつける
どの宿泊施設でも、周りには他の利用者がいるため、深夜に音を出すのはマナー違反となります。エンジンのアイドリングはもちろん、発動機の音も騒音となります。
ゴミ捨て・排水は決められた場所で
オートキャンプ場やRVパークの中にはダストステーションが設けられている場所もありますが、そうでない施設ではゴミは必ず持ち帰りましょう。また、トイレの汚水かグレータンクかに関わらず、排水もダンプステーション以外の場所で行うことはマナー違反です。公衆トイレに流すのもマナー違反となるので、注意しましょう。
盗電をしない
オートキャンプ場やRVパークでは電源設備を利用できる場所がありますが、利用が許可された電源以外を使用するのは盗電という犯罪行為です。キャンピングカーの旅行では電源がどうしても欲しいときがありますが、搭載しているサブバッテリーで回せるスケジュールを立てる、新たにサブバッテリーを購入するなど、事前に入念に用意しておきましょう。
キャンピングカーで宿泊できない場所
交通網が発達している日本には多くの駐車場がありますが、宿泊に利用できるのは原則として上記にてご紹介したオートキャンプ場・RVパーク・湯YOUパークだけであり、その他の駐車場は利用できません。
道の駅
広いスペースときれいな駐車場を備えていることが多い道の駅ですが、あくまで観光の目的で利用するものであり、車中泊することはできません。
なお、旅行では長時間の運転をすることもあり、仮眠の目的で少しの間駐車する分には問題ありません。また、RVパークとして認定されている道の駅であれば、そのスペースであれば宿泊に利用できます。
高速道路のSA・PA
SAやPAも道の駅と同じく、仮眠のために利用することはできますが、宿泊することは禁止されています。なお、高速道路は長時間単調な運転を続けることから眠気が溜まりやすいため、仮眠のためには積極的に利用することをおすすめします。
道の駅とSA・PAのどちらも、立ち寄りや仮眠のためであれば無料で利用できます。利用する場合は、できるだけ施設内で食事をしたり軽食や飲み物を購入したりなどして、施設の活性化のお手伝いをするのがおすすめです。
コンビニ・スーパー・ショッピングモールの駐車場
コンビニなどの買い物施設の駐車場は、言わずもがな買い物のための駐車場ですので、宿泊のために利用するのは禁止されています。ショッピングモールや郊外のコンビニには広い駐車場が整備されていることもありますが、目的外のために駐車するのはマナー違反となります。
コインパーキング
コインパーキングは料金を支払って利用する駐車場で、ルール上は夜通し停めておくことも可能ですが、車中泊に使用するのは推奨できません。コインパーキングは街中にある場合が多く、夜中に明かりをつけたり出入りしたりすることで住民の迷惑になることがあります。
河川敷
河川敷など、スペースが広くキャンピングカーを停めておけるスポットは多くありますが、やはり車中泊に利用することは推奨できません。オートキャンプ場やRVパークなど許可されている場所は多くあるため、そういった宿泊場所を利用するようにしましょう。
キャンピングカーで旅行を楽しむには、駐車場以外にもいくつかの注意点があります。以下の記事にてご紹介しているので、あわせてご覧ください。
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ルールを守ってキャンピングカー旅を楽しむ
キャンピングカーが車中泊に利用できる駐車場は限られていますが、オートキャンプ場の数は多く、RVパークや湯YOUパークの数も整備され増加しています。このような施設はキャンピングカーに嬉しい設備も整っているため、許可された宿泊場所を積極的に利用し、マナーを守ってキャンピングカー旅を楽しみましょう。
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