キャンピングカーの新車が200万円台で買える!?人気の軽キャンパーを紹介
公開日:2025年2月21日- カテゴリー:
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「キャンピングカーの購入を検討しているが、予算に限りがある」「価格を抑えて新車のキャンピングカーを購入したい」と考えている方は多いでしょう。
キャンプ人気に併せてキャンピングカーの需要も増しています。レンタルもありますが、頻繁にキャンプに行くならば購入したほうがお得かもしれません。
キャンピングカーは200万円台から購入できます。限られた予算の中で新車を購入するなら軽自動車を改造した軽キャンパーがおすすめです。
本記事では、軽キャンパーの特徴やメリット・デメリット、人気の軽キャンパーを紹介します。
200万円台で新車が買える軽キャンパーとは
予算が200万円台で新車のキャンピングカーがほしい場合は、軽キャンパーが主な選択肢になります。軽キャンパーとは軽自動車をベースとしたキャンピングカーの総称です。軽バン・軽ワゴン・軽トラックなどさまざまな車種をベースにすることができます。
軽キャンパーは一般的なキャンピングカーに比べて車体がコンパクトです。町中の狭い道路はもちろんのこと、細い山道なども問題なく通れます。また、駐車場探しにも悩まずにすみます。
改造のやり方によっては、見た目は普通の軽自動車と変わらない商品もあります。平日は通勤や買い物の足として利用し、休日はキャンピングカーとして利用することも可能です。
キャンピングカーにかけられる予算が限られている方だけでなく、自動車を複数台持つのが難しい方にも、軽キャンパーはおすすめです。
200万円台で新車が購入できる軽キャンパーのメリット・デメリット
軽キャンパーは一般的な自動車を改造したキャンピングカーと比べて、メリットだけでなくデメリットもあるため、しっかりと把握したうえで検討しましょう。
200万円台で新車が購入できる軽キャンパーのメリット
軽キャンパーのメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- コンパクトで運転しやすい
- 購入費・維持費が抑えやすい
- キャンピングカーの最初の一台としておすすめ
軽キャンパーのメリットは購入費が抑えられるだけでなく、維持費も抑えられる点です。キャンピングカーを所有していると、一般車両と同じように税金や自賠責保険料が必要です。軽キャンパーのほうが、自賠責保険料や税金が安く抑えられます。特に、車を複数所有していると、各種維持費で毎年まとまったお金が出ていくため、軽キャンパーはメリットが大きいでしょう。
また、軽キャンパーはキャンピングカーの中でも車体がコンパクトなので、狭い道でも余裕をもって通行できます。大きな車に乗り慣れていない方でも楽に運転できるでしょう。
一般車両を改造したキャンピングカーは、車高が高いので横風の影響を受けやすいデメリットがあります。
普段から軽自動車に乗っている方ならば、軽自動車を改造したキャンピングカーも運転しやすいでしょう。初めての1台として軽キャンパーは適しています。
200万円台で新車が購入できる軽キャンパーのデメリット
一方、軽キャンパーのデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- パワー不足を感じることが多い
- 設置できる設備に限りがある
- 大人数で利用するには不向き
軽自動車は車体がコンパクトで排気量が少ない分、どうしてもパワー不足を感じる場面が多くなります。加えて、キャンピングカーはベッドやシンクなどの設備を積んでいる分、通常の車より車体が重くなるため、高速道路を走行中や山道を上るときなどは特にパワー不足を感じやすいでしょう。
また、一般車両を改造したバンコンやキャブコンに比べると搭載できる設備も限られます。シンクや調理台はギリギリ設置できても、バスやトイレは難しい車両もあるでしょう。いっそベッドとソファーだけに設備を絞り、調理やお風呂、トイレは外部の施設を利用すると割り切ったほうが使いやすいかもしれません。
このほか、軽キャンパーなどの定員も1~2名です。夫婦と未就学児までの小さな子どもならば家族で利用できる可能性がありますが、4人以上の家族になると子どもが小さくても軽キャンパーは厳しいかもしれません。そのため、軽キャンパーはソロキャンや、夫婦だけで利用する方に適していると言えるでしょう。
下記の記事では、軽キャンの値段や購入時のポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
軽自動車キャンピングカーの新車の値段はどれくらい?購入時のポイントも解説
200万円で新車が購入できる軽キャンパーがおすすめな事例
軽キャンパーがおすすめできる方は、以下のとおりです。
- 利用する人数が最大でも2人
- 搭載する設備は最低限でも問題ない
- 初めてキャンピングカーを購入する
- キャンピングカーの維持費や購入費を抑えたい
近年は、キャンピングカーを利用してキャンプを楽しめるRVパークでも、トイレや入浴施設、炊事場などの設備が整っています。キャンピングカーにすべてを搭載していなくても、不自由なく過ごせる場所が多いです。
また、給排水設備やトイレ、バスなどの水回りを搭載するとどうしても管理が大変になります。ベッドだけに設備をしぼったほうが管理はしやすいでしょう。
200万円台~買えるおすすめキャンピングカー3選
最後に、200万円台から買えるおすすめキャンピングカーを3つ紹介します。
アラモ(サンタラーザ)
アラモは、ホンダN-VANをベースにシンプルなベッドキットを搭載したキャンピングカーです。シンクやバス・トイレなどは搭載していませんが、その分普段のお手入れも簡単です。
車中泊を楽しみたい方ならば、ベッドだけでも十分です。
オプションでウッドテーブルもつけられるので、外で調理をして車内でゆっくり食事することもできます。
ベッドを取り外すと最大で4名乗車できるので、普段使いにもできる車です。
ピッコロキャンパー+ポップアップルーフ(オートワン)
ピッコロキャンパー+ポップアップルーフは、軽キャンパー専門のビルダーオートワンが販売している軽キャンパーです。
スズキのエブリイバンハイルーフをベースとしており、ベッドを標準装備としています。
オプションで排水タンク(バタフライシンク付)もつけられるので、車内で調理も可能です。
ポップアップルーフを立ち上げれば、車内で立ったまま移動できます。また、ポップアップルーフ部分に2人就寝できるので、ファミリーでキャンプに行く際も便利です。
クオッカ(三ツ島ダイハツ)
クオッカは、ダイハツ・ハイゼットトラックパネルバンをベースとしたキャンピングカーです。富士山麓でとれる「富士ひのき」を使った内装が特徴で、家にいるかのようにくつろげます。トランスフォーメーションボックスと呼ばれる4個のボックスが標準装備であり、自由に移動してベッドや棚をつくれる自由度の高さが特徴です。
また、電子レンジやクーラーなどの充実した設備もオプションで設置できます。
まとめ
軽キャンパーは200万円台から購入でき、普段使いにもできるのがメリットです。都市部でキャンピングカーを所有したい、維持費を抑えたいといった方にも適しています。
その分、パワーが低い、水回りの設備を搭載しにくいといったデメリットもあるので、両方を把握したうえで検討しましょう。
ファミリーで利用したい、車内にバス・トイレをつけたいといった希望がある場合は、予算をもう少し上乗せして、キャブコンやバンコンも検討してみましょう。
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