どう購入する?アメリカ製キャンピングカーの魅力を国産車と比較
公開日:2023年5月19日- カテゴリー:
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キャンピングカー人気は年々高まってきており、国産のキャンピングカーも豊富なバリエーションが揃っていますが、本場アメリカのモデルが気になるという方も多いのではないでしょうか。
今回は、アメリカのキャンピングカーの特徴やどのように購入すれば良いのかについてご紹介します。
アメリカ製キャンピングカーの購入は難しい?
日本でもさまざまなタイプのキャンピングカーが販売されていますが、人によってはどれもしっくりこないことがあるかもしれません。そんなときは海外製のキャンピングカーにも目を向けたいところですが、キャンピングカーの本場アメリカのキャンピングカーは購入が難しいという側面があります。
アメリカのキャンピングカーは大きすぎる?
キャンピングカーの文化が広く浸透しているアメリカでは日本よりも多くのキャンピングカーが走っています。広い国土で長距離移動が多いこと、家の代わりとして使うケースが多いことから、そのサイズは基本的に巨大です。
中には日本の道路では走れないような規格のものもあり、走れても運転が非常に難しいようなモデルが多くを占めます。
そのため、日本の市場にはアメリカ製のキャンピングカーが浸透しにくい状況なのです。
輸入キャンピングカーはヨーロッパ製が主流
海外製のキャンピングカーを輸入するとなると、アメリカ製よりもヨーロッパ製のほうが主流です。
ヨーロッパもアメリカと同様に広い土地を長く移動する特徴がありますが、キャンピングカー1台で生活までまかなうという考えではなく、あくまで旅のツールとして利用されています。
そのため大きすぎて日本の道は走れないということはほとんどなく、多くのヨーロッパ製キャンピングカーが輸入されています。
新車もあるが中古車から探すのが基本
ヨーロッパ製ではなくアメリカの無骨なキャンピングカーが欲しい、となった場合は、上記の事情から新車の輸入は少ないため、中古車から探すのが基本となります。アメリカ製のキャンピングカーが多く輸入された時代もあるため、選択肢が少ないわけではありません。
また、アメリカ製のキャンピングカーはどこまでも走っていけるように頑丈に作られており、かなり古い年式の車両でも十分に走行できる可能性があります。
購入できるアメリカ製キャンピングカーのモデル
ここでは、日本でも購入できるアメリカ製キャンピングカーの中から2つのモデルをご紹介します。
ウィネベーゴ「フューズ23A」
アメリカのビルダー「ウィネベーゴ」が手掛ける、日本ではキャブコンと呼ばれる大型のキャンピングカーです。ウィネベーゴはアメリカを代表するビルダーの1つで、日本でも比較的乗りやすいサイズのモデルもラインナップしています。
フューズ23Aはフォード社の商用バンである「トランジット」をベースにしており、3,200ccの強力なディーゼルターボエンジンによる力強い走りが特徴です。
アメリカ製の中では小型の部類ですが、日本基準では大型で、車内を移動する通路も広く作られています。アメリカのキャンピングカーに多く見られるスライドアウト機構も備えており、停車時は車体の横幅が拡張されてさらに過ごしやすい空間が広がります。
ジェイコ「メルボーン」
同じくアメリカのビルダーである「ジェイコ」が手掛ける、やがて全長が10mに届こうかという巨大なキャンピングカーです。
全長965cm、全幅248cm、高さ317cmのサイズは日本ではまず見ないサイズで、スライドアウト機構により停車時にはさらに大きくなります。車内には横向きのソファ、ベッドとして展開もできるダイネット(リビング)スペース、3口コンロを備えたキッチン、温水ボイラーシャワーが使用できるシンク、独立したトイレルーム、常設のベッドなどを備えてなお子どもが走り回れそうなスペースがあります。
アメリカ製キャンピングカーの特徴
とにかく大きいという印象の強いアメリカ製キャンピングカーですが、その具体的な特徴をここでまとめてご紹介します。
1台で完結するための機能性
アメリカ製キャンピングカーはただ大きいのではなく、その大きさには1台ですべてを完結させるという意図があります。
アメリカでは第2の住居のようにキャンピングカーを所有するケースが珍しくなく、キャンピングカーには「そのまま生活できる」ことが求められるのです。そのため用途によって機能性を制限することはあまりなく、ダイネットからキッチン、就寝スペース、トイレ、シャワーまですべて揃っていることがほとんどです。
頑丈な作り
大きいことに加えて大味な印象があるかもしれませんが、アメリカ製キャンピングカーは印象に反して丈夫に作られていることが多く、決して壊れやすいわけではありません。これは、キャンピングカーに乗ってかなりの遠方まで出向くことが多いためで、旅先でできるだけ故障しないように考えられています。
また、ヨーロッパ製のキャンピングカーと比べると仕様が統一されていることも特徴の1つで、アメリカ本土における話ですが、万が一故障した場合でも出先でパーツを調達しやすくなっています。
レトロテイストで大味なデザイン
キャンピングカー選びにおいてデザインを重視するという方も多いでしょう。アメリカ製キャンピングカーにはレトロテイストで大味なデザインのものが多く、これぞキャンピングカーという見た目を楽しめます。
最新モデルは燃費性能も高い
かつてのアメリカ製キャンピングカーは燃費が非常に悪く、維持費がかなり高くなってしまう特徴がありましたが、近年のモデルは燃費性能が大きく改善されています。
近年のものだとなかなか輸入されないというジレンマはありますが、燃費が悪いからとアメリカ製キャンピングカーを諦めることはないでしょう。
ヨーロッパ製キャンピングカーについて
輸入キャンピングカーとしては、アメリカ製の他にヨーロッパ製のキャンピングカーもあります。日本で輸入車を買おうとすると、選択肢が豊富なのはヨーロッパ製です。
日本に近い考え方の作り
前述したように、キャンピングカーを作る際の考え方を見ると、アメリカ製は1台でどこへでも行けることを重視していますが、ヨーロッパ製はあくまで旅のツールという考え方で作られていることが多いと言えます。
これは日本のキャンピングカー作りと近い考え方で、異文化の車両ながら違和感なく使えるモデルが多いと言えます。
新車も中古車も比較的購入しやすい
アメリカ製キャンピングカーはさまざまな事情から日本における数が限られていますが、ヨーロッパ製は豊富で、正規輸入されているモデルも多くあります。
もちろん中古車のラインナップも多いため、国産車以外を選択肢としたい場合はヨーロッパ製を見てみるのが探しやすいと言えるでしょう。
アメリカ製キャンピングカーも検討してみよう
ご紹介してきたように、アメリカ製のキャンピングカーは日本とは違う考え方で作られたものが多いですが、どのようにキャンピングカーに乗りたいかによっては強くハマるかもしれません。
フジカーズジャパンでもアメリカ製キャンピングカーを取り扱っているので、ぜひチェックしてみてください。
フジカーズジャパンでは、他にもさまざまな輸入キャンピングカーを取り扱っています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
輸入キャンピングカーについてさらに詳しく知りたい方は以下のコラムをご覧ください。
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