キャンピングカーの値段も高い?ベンツ車ベースのモデルを解説
公開日:2023年5月26日 2023年11月22日 更新- カテゴリー:
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キャンピングカーにはキャンピングカーとして作られる前のベース車がありますが、意外なベース車のメーカーとして知られているのがメルセデス・ベンツです。ベンツ車をベースとしたキャンピングカーの値段はいくらになるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、ベンツ車ベースのキャンピングカーの値段や特徴についてご紹介します。
ベンツ車ベースのキャンピングカーの値段は?
高級車メーカーとして知られているベンツですが、キャンピングカーのベース車としても選ばれるという別の側面もあります。
ベンツのベース車について
キャンピングカーは最初からキャンピングカーとして作られるのではなく、既存の車からビルダーが架装して作られていきます。
ベース車として選ばれやすいのは、大型で収納力の高い車やカスタマイズ性の高い車、走行性能に優れた車などです。日本のキャンピングカーでは、これらの条件を高水準で満たしているトヨタ・ハイエースがよく選ばれています。
ベンツ車においては、詳しくは後にご紹介しますが、ハイエースと同様の大型の商用バンがベース車としてよく選ばれています。
大型が多いため値段は高い傾向にある
同じベンツ製の車でも、高級車として日本でも見る機会のある車とキャンピングカーのベース車に選ばれる車はカテゴリが異なります。そのためベンツだから値段が高い、ということはありません。
しかし大型のキャンピングカーのベース車として採用されることが多いため、結果的にベンツ車ベースのモデルは高い傾向にあります。
一方で、乗用車をベースにしたコンパクトなモデルも存在します。
キャンピングカーの値段例
ベンツ車ベースのキャンピングカーの例として、ベンツ自身が車中泊仕様として販売している「V220dマルコポーロ・ホライゾン」があります。キャンピングカーとしてはかなりコンパクトなほうですが、ベンツならではの高級感のある作りをしており、900万円以上からの購入になります。
また、ベンツ車をベースにキャンピングカービルダーが製造したモデルにも機能性や高級感を推し出したものが多く、新車価格だと1,500万円を超えるものも珍しくありません。
高級キャンピングカーの特徴と価格についてはこちらの記事もご参考ください。
高級キャンピングカーは便利でラグジュアリー!特徴や価格について解説
ベンツ車ベースのキャンピングカー5選
ここでは、ベンツ車をベースにした具体的なキャンピングカーについてご紹介します。
V 220 d Marco Polo HORIZON
ベンツ自身が製造している車中泊仕様車で、一般的なキャンピングカーとは少し違いますが、キャンピングカーとしての仕様を多く備えているモデルです。ベンツのミニバンである「Vクラス」をベースにしており、日本でも取り回しのしやすいサイズになっています。
マルコポーロ・ホライゾンは例えば、座席を倒すことでフラットシートにできる、ポップアップルーフにより車内で立って過ごせるようになるなどの仕様を備えており、日常的に使う車のまま週末もラグジュアリーに楽しめることを目指しています。
マルコポーロ・ホライゾンは音声やスマホ操作で制御が可能な点も特徴で、バッテリーやタンクの残量を外から確認したり、エアコンや目的地設定の操作を行ったりなどの先進的な操作感を楽しめます。
エアストリーム・インターステート
ベンツの大型商用バン「スプリンター」をベースに作られた、高級キャンピングカーです。スプリンターは日本車だとトヨタ・ハイエースと近いカテゴリの商用車ですが、ハイエースよりも大型であり、そのままでも人が立って歩けるほどのスペースを備えています。
インターステートを製造しているのは、シルバーボディのキャンピングトレーラーでよく知られるアメリカの「エアストリーム」です。革張りのシートをはじめとした豪華な内装が特徴で、シャワールームやトイレ、キッチンスペースなどキャンピングカーとしての装備もしっかり備えています。
ディーゼルターボエンジンを搭載していることによるパワフルな走りも、インターステートの特徴の1つです。
ハイマー・B655SL
上記と同じスプリンターをベースに作られた、大型のキャンピングカーです。ハイマーはベンツと同じドイツに拠点を置くキャンピングカービルダーで、ベンツ車ベースのモデルも多く手掛けています。
B655SLはベース車の大部分をキャンピングカー仕様に架装した「フルコン」と呼ばれるタイプで、巨大な車体に広々とした居住スペースを備えています。就寝スペースは常設のベッドと電動プルダウンベッドがあり、計4名までが就寝できます。
運転席と助手席が回転することで広々と使えるリビングスペース、独立したトイレルームなど、旅を贅沢に楽しめる仕様に仕上がっています。
ウェストファリアFUN
Vクラスとなる前のベンツのミニバン、「ピアノ」をベースに作られた中型のキャンピングカーです。キャンピングカーとしての機能を詰め込んだというよりはシートアレンジで車中泊仕様にできるタイプで、日常的にも乗りやすいという特徴があります。
ルーフがそのまま持ち上がるような大きなポップアップルーフを備えており、展開することで車内スペースが広々と快適になります。
コンコルド・センチュリオン 1200 GST
ベンツのトラックである「アクトロス」をベースに作られた、巨大なサイズのキャンピングカーです。
全長が12mに達するほどの巨大なキャンピングカーで、一流ホテル顔負けの内装が施されている他、乗用車を1台収納したまま走ることもできます。
その他のヨーロッパのキャンピングカー
ここまでベンツ車をベースにしたキャンピングカーについてご紹介してきましたが、ヨーロッパには他にもさまざまなキャンピングカーがあります。特に有名なのはイタリアのフィアット社が手掛ける「デュカト」で、ヨーロッパのキャンピングカーの多くがこのデュカトをベースに作られています。
ヨーロッパの広い土地を移動するために走行性能が高く作られている一方で、キャンピングカーとしての考え方は日本に近く、目的に合わせた必要な装備や機能性を重視している傾向にあります。
インテリアにこだわって作られている点も特徴で、高級感があり旅をラグジュアリーに楽しめるようなモデルが多く見られます。
ベンツ車ベースも検討してみよう
国産のキャンピングカーの中にしっくりくるモデルがなければ、海外製のキャンピングカーにぴったりのものがあるかもしれません。
ベンツ車をベースにしたキャンピングカーには日本にないようなモデルが多くあるため、理想のキャンピングカー選びのためにはこのようなキャンピングカーもぜひチェックしてみてください。
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