キャンピングカー投資とは?仕組みや節税効果について解説
公開日:2024年6月19日- カテゴリー:
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「キャンピングカー投資」とは、キャンピングカーを保有している人が、自分の車中泊で使うとき以外はレンタカーとして貸し出し、その収入を得る投資方法のことです。
今回の記事では「キャンピングカー投資の仕組みや利益・需要」をテーマに解説します。メリット・デメリットについても詳しく紹介しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
キャンピングカー投資とは?よくあるQ&A
「キャンピングカー投資」に関するよくある質問を、Q&A形式で紹介します。
Q&A(1)キャンピングカー投資の仕組みとは?
「キャンピングカー投資」とは、自分がキャンピングカーを使用しない時期にレンタカーとして貸し出すことでその利益を得る、新しい資産運用の方法です。
キャンピングカーを保有していても、一年中乗っている人はかなり稀です。ただ使わずに置いておくよりも、貸し出しをする方がメリットがあるとして現在注目を集めています。
私用で使うための車両を活用するため、事業を始めるハードルが比較的低いこともメリットの一つです。
Q&A(2)利回りはどのくらい?
キャンピングカー投資の表面利回りは、約10%と言われることが一般的です。
例えば、車両購入費600万円のキャンピングカーを使って、1年間に60万円の利益を出した場合、表面利回りは10%になります。
株式投資や不動産投資の利回りは最大でも8%程度なので、それに比べれば高いと言えるでしょう。
ですが、清掃やメンテナンスなどにかかる各種の維持費をそこから引くと、それほど大きな利益にはならないケースもあります。
Q&A(3)レンタル需要はある?
国内におけるキャンピングカーの保有台数は、2012年から上がり続けています。
また、新型コロナウイルスの影響によって、旅行の際に「衛生面」を重視する人が増えたことも背景になっています。
車中泊は一過性のブームを超えて定着しつつあるため、キャンピングカーの需要が急になくなることはないでしょう。
キャンピングカーはかなり高額なため、「まずは流行の車中泊を経験してみたい」というライトな層もたくさんいるはずです。キャンピングカーのレンタルは、そういうお客さんにぴったりです。
キャンピングカー投資のメリット
キャンピングカー投資のメリットについて解説します。
(1)競合が少ない
キャンピングカーのレンタルは最近注目され始めたため、競合が少ないことはメリットの一つとして挙げられます。
(2)利回りが高い
先述でも紹介したように、キャンピングカー投資の表面利回りは年間10%前後です。
それ以外のインカムゲインである株式投資や不動産投資が最大8%程度であるのに比べると、比較的高いと言えます。
あらかじめ自分が保有しているキャンピングカーを使うこともあり、ローリスクであることもメリットでしょう。
(3)経費として計上できる
キャンピングカーをレンタル事業に使用する場合は、そのために必要な維持費を経費として計上することができます。
購入費用、登録代行手数料、各種税金、メンテナンス費用などがそれに当たります。
自分でも使用する場合は家事按分を行う必要はありますが、それでも大きな節税効果につながる可能性はあります。
キャンピングカー投資のデメリット
キャンピングカー投資にももちろんデメリットはつきものです。トラブルになることも多いので、ぜひチェックしておきましょう。
(1)予測が立てづらい
キャンピングカーを使った車中泊旅行は、確かに日本でも旅行スタイルの一つとして定着してきています。
ですが、レジャーの需要はその時々の景気に大きな影響を受けるため、これからも順調に成長し続けるかどうかはわかりません。
また、そもそもキャンピングカー投資自体が新しいこともあり、今後の利益について予測しにくいこともデメリットです。
(2)清掃や整備などの管理が大変
キャンピングカーを事業用として貸し出す場合は、清掃や整備などが毎回必須です。
例えば、私用の場合は水回りや家電などをピカピカに磨き上げる必要はありません。ですが、お客さんに貸し出す場合はそうもいきません。
集客率を上げたり、リピーターになったりしてもらうためには、隅々まで気を配る必要があるでしょう。
(3)自動車の専門知識が必要
レンタル業を続けるには、車両の品質を維持しておく必要があります。
ですが、自分で隅々までメンテナンスできる人はキャンピングカーオーナーにもあまりいないのではないでしょうか。
ましてや、投資家が投資目的でレンタル業を行う場合は、基本的なメンテナンスでも難しく感じるでしょう。
メンテナンスを自分で行わない場合は、自動車専門業者に依頼することもできます。
ですが、そうすると黒字にならないケースもあるため、しっかり計算してみる必要はあるでしょう。
(4)集客には工夫が必要
キャンピングカーのレンタルはあまり認識されていないため、意外と集客が難しいこともデメリットです。
また、キャンピングカーの予約は週末や連休に集中しやすく、月に3回程度しかレンタルできないという経験談も見かけます。
ある程度まとまった利益を作りたい場合は、SNSやブログの活用などPRも上手に行う必要があります。
(5)流行の内外装にする必要がある
キャンピングカーのレンタカーは、流行をうまく取り入れた内外装のほうが人気が出やすい傾向があります。
外装は、万人受けするシンプルなデザインで、白・黒・シルバーなどが人気です。
内装は、外装よりはスタイリッシュやラグジュアリーなど方向性は様々です。ですが、いずれも「特別感のあるおしゃれな装飾」に仕上げることが大切です。
カラフルで個性的な外装や、機能性のみを重視した内装は集客につながりにくいため、そういった車両を製作したい方には不向きかもしれません。
キャンピングカー投資に向いている人とは?
キャンピングカー投資をあまりストレスなく行えるのは、主に下記のような人です。
- 車両の管理や清掃などが苦ではない人
- 車両整備を行う知識がある人
- 集客などのPRができる人
- 車両の内外装に強い拘りがない人
- 自分の車両を他人が使っても気にならない人
キャンピングカーをレンタルする場合は、私用で使うよりも頻繁に清掃やメンテナンスを行う必要があります。
そういった管理業務をストレスなくできる人であれば、キャンピングカー投資を継続し、利益を作れる可能性があるでしょう。
まとめ:キャンピングカー投資は「私用のついで」がおすすめ
キャンピングカー投資は、保有しているキャンピングカーを使用した新しい資産運用です。
車中泊旅行をしていない時期に、保有している車両をレンタルすることで利益を得る仕組みです。
キャンピングカー投資は、確かに株式投資や不動産投資よりは利回りが高くなる可能性があります。ですが、まず集客が難しいというデメリットはあります。
また、レンタルに必要な各種の管理にかかる費用や手間なども発生します。
「レンタル業をやってみたい」「ぜひキャンピングカーを使ってみてほしい!」といった人にはおすすめですが、利益のみが目的の場合はスムーズに行うための工夫が必要です。
レンタル業を始める前に、ぜひ「メリット」と「維持費や手間などのデメリット」を確認してはいかがでしょうか。
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