【キャンピングカーの水タンク】用途や選び方についてご紹介

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【キャンピングカーの水タンク】用途や選び方についてご紹介


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【キャンピングカーの水タンク】用途や選び方についてご紹介キャンピングカーを購入の際、悩む人が多いのが「水タンクのサイズ」です。キャンピングカーの水回りは自宅とはかなり仕組みが異なるので、当然ですよね。

今回の記事では、「キャンピングカーの水タンク」をテーマに解説します。
キャンピングカーの水の用途、水タンクのサイズ、各サイズのメリット・デメリットや給排水の方法などについて解説します。
また、水タンク選びのヒントも併せて紹介しているので、ぜひ参考にして下さいね。


【1】キャンピングカーの水タンク 用途と使用量

キャンピングカーの水タンクについて、その用途や水の使用量などを紹介します。

キャンピングカーの水タンクの用途は?

車中泊で水を使う場面は、下記が一般的です。

・手洗い、洗面、歯磨き
・調理、食器洗い
・シャワー
・トイレ

その中から「どれを実現したいのか」を予算と相談しながら、車種や車両設備を選んでゆきます

1日の水の使用量 目安はどのくらい?

車中泊における水の使用量の目安は、下記が一般的です。

歯磨き:0.5L/1回
食器洗い:約6L/1分間
調理:10L前後
シャワー:6~7L/1分間
トイレ:0.5~1.0L/1回

ですが、水の使用量は製品や型式、そして使う人によってかなり異なります。上記はあくまでも目安として捉えておいて下さい。

水タンク20Lでできること

手洗いや歯磨きのみです。

水タンク40Lでできること

手洗いや歯磨き、洗顔ができます。

水タンク100Lでできること

手洗い、歯磨き、洗顔、食器洗いなどができます。また、他の部分を節水しながらであればシャワーも可能です。
車内にシャワーを設置したい場合は、100L以上の水タンクが必要です。

水タンク200Lでできること

シャワーを使えます。
シャワーを使わない場合、2~3日給水しなくても過ごせる余裕があります。


【2】キャンピングカーの水タンク 種類や仕組みとは

キャンピングカーの水タンク 種類や仕組みとはキャンピングカーの水タンクについて、種類や仕組み、給排水の方法などについて解説します。

可搬式の水タンクは取り外し可能

「可搬式」の水タンクは、容量が約10~20Lのポリタンクです。主に、小型~中型の車両や、日本製のキャンピングカーなどで用いられています。
給排水どちらも、シンクの下に置かれていることが一般的です。

可搬式のメリットは、とても安い予算で水道を車内に設置できることです。床下のない車種にも適しています。
また、ポリタンクは扱いやすく、簡単に持ち運びや洗浄ができます。劣化したらすぐに新品と交換できるほど安い価格です。

デメリットは、容量が少なすぎることです。また、給排水の際に毎回ポリタンクを運び出さなければならないため、それを面倒に感じる人もいるでしょう。

固定式の水タンクは大容量がメリット

100~200L以上ある大容量の「固定式」水タンクは、車両の床下に設置されていることが一般的です。主に、海外製の中型~大型キャンピングカーに用いられています。

使える水の量が多いことや、ホースを繋ぐだけで給水できる便利さなどがメリットです。排水も同様なので、直接タンクに触らなくても衛生的に処理できます。

デメリットは、ポリタンクに比べると導入がかなり高額になることです。

キャンピングカーの水タンク 給排水の方法

キャンピングカーの水タンクは、自分で給排水する必要があります。ここでは、給排水の方法や注意点などを解説します。

キャンピングカーの給水方法

給水場所:自宅、キャンプ場、RVパークなど。
可搬式の給水方法:シンク下などにある給水タンクを取り出し、給水場所で給水し、元の位置に戻す。
固定式の給水方法:車外にある給水口に給水ホースを繋いで、給水する。

給排水は、必ずRVパークやキャンプ場といった指定の場所で行いましょう。無料だからと言って、サービスエリアや公共施設のトイレなどで給排水するのはマナー違反です。

また、あまりおすすめはできませんが、給油の際にガソリンスタンドで給水させてもらうこともあるかもしれません。その際には、水道水かそれ以外かをきちんと確認しましょう。
水道水以外を使っている場合、給水はおすすめできません。

衛生管理上、タンクに給水した水を飲用や調理用として使うことはやめましょう。必ず飲用のペットボトルの水を使うようにして下さい。

キャンピングカーの排水方法

排水場所:自宅、キャンプ場やRVパークなどのダンプステーション。
可搬式の排水方法:排水タンクの中身を汚水桝に排水し、再び車内に設置する。排水時にはできれば同時に洗浄も行う。
固定式の排水方法:排水タンクとダンプステーションの設備を排水ホースで繋ぎ、排水する。

ダンプステーションは、キャンピングカーの汚水を処理できる施設です。主にキャンプ場やRVパークなどにありますが、日本ではまだ数が少ないので、旅行前に調べておくことをおすすめします。


【3】キャンピングカーの水タンク 選び方のヒント

水タンクは軽量にも大容量にもメリット・デメリットがあり、ますます迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
ここでは、キャンピングカーの水タンク選びの「ヒント」をいくつか紹介します。

シャワーは車内で浴びる?旅先のお風呂?

キャンピングカーの車両設備の中で、最も水を使うのはシャワーです。そのため、水タンクのサイズを選ぶ際には、シャワーをものさしにするのもおすすめです。

例えば、RVパークやキャンプ場などに宿泊し、有料の入浴施設を利用することが多い場合は、車内にシャワーを備え付ける必要があまりありません。
「車中泊旅行の楽しみはお風呂!」という人も多いので、自分や同乗者の旅行の楽しみがどこにあるか、あらためて確認してみてはいかがでしょうか。

緊急時の自主避難場所にする

近年は、キャンピングカーを緊急時の自主避難場所にする人が増えています
地域避難施設はプライベートが守れないだけではなく、盗難や性犯罪などが起こりやすいため、リラックスとはほど遠い環境です。
そのため、キャンピングカーに備蓄や電源などを積んでおき、家族のための避難場所にする人が増えています。

キャンピングカーを自主避難場所にするメリットは、下記です。
・家族だけの空間で眠ることができ、プライバシーを守れる。
・ペットも一緒に過ごせる。
・飲料・食料を備蓄しておくことができ、電源も確保できる。
・自走して離脱できる。

自主避難場所にする場合は、シンクのほかに、トイレやシャワーなどをつける人も多いようです。大型車の購入を考えている人は、「家族の避難場所」という役割を検討してみるのもおすすめです。


まとめ:キャンピングカーの水タンクは「どんな車中泊をしたいか」で異なる

キャンピングカーの水タンクには、可搬式と固定式の2種類があります。サイズや使用方法もそれぞれ異なります。

約20~40Lの場合は、可搬式のポリタンクが一般的です。シンク下などに置き、給排水の際に毎回自分で運びます。
主に小型~中型車や、日本製のキャンピングカーなどがこのサイズです。

100L以上には、固定式のタンクが一般的です。車両の床下に設置されており、給排水の際には専用のホースを使うので、手軽かつ短時間で済ませられます。
主に中型~大型車や、海外製のキャンピングカーなどで用いられています。

水タンク選びは、「どのような車中泊をしたいのか」によって異なります。車内で「何を」したいのかによって、シンク・キッチン・シャワー・トイレなどから設置するものを選んでゆくのもおすすめです。

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