キャンピングカーで電子レンジを活用!搭載する3つのメリットと注意点
公開日:2020年9月4日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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キャンピングカーは、車内で料理を楽しめる点も魅力のひとつです。コンロを搭載したキャンピングカーでは自宅と変わらずに火を使った料理が楽しめますが、電子レンジを搭載することでより気軽に車内で食事を楽しめます。ただし、キャンピングカーで電子レンジを使用する際は消費電力に注意が必要です。今回は、キャンピングカーで電子レンジを使うメリットや注意点について詳しくご紹介します。
キャンピングカーで電子レンジってちゃんと使える?
広い居住スペースを確保し、ベッドや冷蔵庫などの家具や電化製品を使うこともできるキャンピングカーでは、電子レンジを使うことで手軽に食事を楽しめます。コンロを搭載したキャンピングカーであれば家の中と同じように料理ができますが、電子レンジがあれば料理の手間の削減につながり、キャンピングカー旅をより楽しいものにできます。
ただし、電子レンジを使用するには大量の電力が必要であり、車内で使用するにはサブバッテリーの容量に注意が必要です。
停まっている間もずっとエンジンをかけ続けるわけにはいかないため、キャンピングカーでは使用する電化製品の電力に合わせてサブバッテリーが必要となります。サブバッテリーは走行中に車から給電できますが、電子レンジや冷蔵庫は消費電力が大きいため残量を確認しながら使用します。
多くの荷物や装備を積み込めるキャブコンタイプのキャンピングカーだと、残量をあまり気にせずに快適に電子レンジを使用することが可能です。例えば、100Aのサブバッテリーを3つ搭載し、ソーラーパネルからの給電もある状態だと、500Wの設定で約5分使用しても約3%の消費となります。
多くのサブバッテリーを積み込むことが難しい小型のキャンピングカーでも、サブバッテリーの充電と電化製品の使用状況をよく確認しておけば、電子レンジで食事を楽しむことは十分に可能です。
キャンピングカーに電子レンジがある3つのメリット
キャンピングカーを使った旅行では、外食を楽しむ、外でバーベキューを楽しむなど、食事の楽しみ方はたくさんあります。ここでは、さまざまな食事の楽しみ方がある中で電子レンジを搭載するメリットをご紹介します。
手軽に料理ができる
キャンピングカーで電子レンジを使えば、手軽に料理ができるようになります。冷凍食品も美味しいものが多く登場しているため、電子レンジがあれば温かい食事を用意することが可能です。また、コンロを使うよりも早く加熱ができるという利点もあります。
電子レンジであれば室温が上がる心配がほとんどなく、夏場の料理にも適していることもメリットです。
火を使うより安全
コンロを使って料理をすると火災の危険性がありますが、電子レンジではその危険性がほとんどありません。また、キャンピングカーでは換気に気をつけなければ一酸化炭素中毒の危険性もありますが、電子レンジであればやはりそのリスクをほぼゼロにできます。
キャンピングカーには、災害時に使えるシェルターという側面もあります。避難せざるを得ない状況でも、キャンピングカーが自走できればサブバッテリーに給電が可能で、電子レンジがあれば避難中の食事の用意に役立ちます。
他のことに時間を使える
電子レンジを使えば食事を短時間で用意することができ、他のことに時間を使えるようになります。
例えば、日中は移動距離を稼ぎたいという場合には、昼ごはんを電子レンジで作って手早く済ませれば移動のための時間を増やせます。釣りなど趣味の時間に手間暇をかけたいという場合でも、電子レンジがあれば温かいものを手軽に用意できて食事に気を取られずに趣味の時間を楽しめます。
なお、キャンピングカーでの食事の楽しみ方は他にもいろいろあります。以下の記事にてご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
食事はどうする?キャンピングカーにおける料理事情や簡単な料理方法
キャンピングカーで電子レンジを使用する際の3つの注意点
手軽に食事を楽しめる電子レンジですが、使用する際にはいくつか気をつけなければならない点があります。以下にご紹介する注意点を押さえて、快適に電子レンジを使用しましょう。
1,500W程度のインバーターが必要
キャンピングカーで電子レンジなどの電化製品を使用するには、電源を供給するためのサブバッテリーとあわせて、電圧を変化するインバーターが必要となります。自動車が使用するメインバッテリー、および搭載するサブバッテリーは12Vのため、100Vの電圧を必要とする電化製品を使用するにはインバーターで変換を行います。
インバーターならどれでも良いというわけではなく、電子レンジを快適に使用するには1,500W対応のインバーターを使用するのがおすすめです。電子レンジの設定には500Wや600Wなどがありますが、見るべきは定格消費電力で、500W対応の電子レンジでも定格消費電力は1,000W前後あります。インバーターを搭載する際は、使用する電子レンジの定格消費電力を超えるタイプを搭載するようにしましょう。
使いすぎには気をつける
電子レンジは消費電力が大きいため、十分な容量のインバーターを使っても、サブバッテリーの容量はどんどんなくなっていきます。小型のキャンピングカーではサブバッテリーを何個も積み込むことは難しいため、電子レンジは計画的に使用するようにしましょう。
なお、走行中にサブバッテリーを充電する他にも、ソーラーパネルを搭載する、電源を利用できるRVパークやオートキャンプ場を利用するなど、電源を確保する方法はいくつかあります。
外付けレンジはしっかり固定する
キャンピングカーを購入する際にオプションで電子レンジを選択すると、固定された状態で納車されますが、自身で電子レンジを選んで積み込む場合は安全のためにしっかり固定します。
キャンピングカーに最適な電子レンジの選び方
キャンピングカーに電子レンジを搭載するには、いくつかの選び方があります。自身の使用シーンを考えて、最適なものを選ぶようにしましょう。
オプションで付ける
多くのキャンピングカーでは、オプションで電子レンジを追加できるようになっています。オプションで追加すると、最初から固定した状態で使えるというメリットがあります。また、車種によっては、電子レンジ用の専用家具になり見た目が良くなる事もメリットです。
市販の電子レンジ
市販の電子レンジを購入し、持ち込むこともできます。その際は、サブバッテリーやインバーターの容量、使用用途、走行中の固定などに注意が必要です。機能を制限したシンプルなタイプであれば比較的安価で購入できるため、キャンピングカーのオプションに付いている電子レンジと比較しながら選択しましょう。
車載用レンジ「ウェーブボックス」
家庭用の電子レンジは100Vの「AC電源」でのみ動作しますが、12Vの「DC電源」で動作できるタイプもあります。ウェーブボックスは車載用に設計された電子レンジで、100Vと12Vどちらの電源も使用できるため、サブバッテリーに直接つないだりシガーソケットから給電したりすることも可能です。電源を使用する設備では、延長コードからそのまま給電できます。インバーターを介さないため、電圧変換の際に電力を無駄にしてしまうことがないというメリットがあります。
電子レンジを搭載して手軽に料理を楽しむ
コンロに比べて手軽に食事を用意できることから、電子レンジはキャンピングカーの設備として高い人気があります。弁当や惣菜を温められるだけでなく、冷凍保存しておいたお肉の解凍やカットした野菜に火を通す目的でも使えるため、バーベキューを楽しむ際にも活躍します。キャンピングカーでの旅行をめいっぱい楽しむためにも、電子レンジをぜひ活用してください。
キャンピングカーを選ぶ際には、以下の記事もぜひ参考にしてください。
タイプ別にご紹介!おすすめキャンピングカー10選
キャンピングカー選びの際には、実際にいろいろなモデルを見てみることもおすすめです。
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