便利?いらない?キャンピングカーのキッチンの魅力や使い勝手について
公開日:2020年11月6日 2020年11月9日 更新- カテゴリー:
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ベッドを始めとしたさまざまな家具や設備を搭載しているキャンピングカーにおいて代表的な装備のひとつが、キッチンです。しかしキャンピングカーに必要かどうかは、人によって変わります。キャンピングカーにおけるキッチンの使い勝手について理解し、自分のスタイルに合うかよく考えてキャンピングカーを選ぶことが大切です。今回は、キャンピングカーのキッチンの魅力や火を使う際に気をつけることなど、キッチンについて詳しくご紹介します。
キャンピングカー装備の定番「キッチン」について
キャンピングカーの代表的な装備であるキッチンは、大型のキャンピングカーでは標準で装備されていることが多く、小型な軽キャンパーでもオプションでキッチンをつけられるモデルもあります。
自由に料理を楽しめる点が魅力
キャンピングカーを使った旅のスタイルは人それぞれですが、キッチンがあれば旅先でも料理を楽しめるという魅力があります。
キャンピングカーで釣りに繰り出す場合は、釣った魚をその場で調理する際にキッチンが役に立ちます。小型のキャンピングカーでもキッチンを装備しているものは最低限のスペースが確保されているので、家庭と近い感覚で調理することが可能です。
キャンプご飯を楽しみたい場合にも、キャンピングカーのキッチンが活躍します。グリルなどを持ち出して外でバーベキューをするのもいいですが、キッチンがあれば本格的な料理もできるので、普段はなかなかしないような気合を入れたキャンプご飯を作って仲間や家族と盛り上がることができます。
長期的な旅で食費を節約したいとき、雨が降って移動するのが面倒なときにも、キャンピングカーにキッチンがあれば簡単な料理を作ることが可能です。
なお、キャンピングカーではさまざまな食事の楽しみ方があります。以下の記事では、キッチンを活用することも含めたキャンピングカーの食事事情についてまとめています。
食事はどうする?キャンピングカーにおける料理事情や簡単な料理方法
キッチンのさまざまな種類
キャンピングカーのキッチンにはさまざまな種類があります。
基本的にはシンクとコンロで構成されていますが、コンロの熱源にはカセットガス、プロパンガス、IHの3種類があります。国産のキャンピングカーだとほとんどがカセットガスを熱源としており、道中コンビニやスーパーなどで簡単に補充できます。一方、海外製のキャンピングカーに多いのがプロパンガスを熱源としたキッチンで、一度ガスを補充すれば長く使えます。IHは近年徐々に増えてきている熱源です。
軽キャンパーなどの小型のキャンピングカーの場合、シンクと調理スペースだけがあり、熱源はカセットコンロでまかなっているモデルもあります。
また、限られた車内スペースを活用するために、ドアを開けることでキッチンが外に飛び出して広々と使えるよう工夫したモデルもあります。
キッチンスペースが充実したおすすめのキャンピングカー3選
ここでは、キッチン装備に着目したおすすめキャンピングカーを3つご紹介します。
ACS リトルノ オクタ-ビアM
アールブイ・ビッグフットが手掛ける、ハイエースをベースとしたバンコンです。IHコンロを搭載している点が特徴で、ガスを使わずに調理をすることができます。その他のポイントとして、2台のサブバッテリーや太陽光発電システムを搭載しており、IHコンロと合わせて災害に強い仕様になっています。
ホビクルオーバーランダー
レクビィが手掛ける、ハイエースをベースとしたバンコンです。キッチンにはシンクと調理スペースのみがあり、熱源はカセットコンロを使用するシンプルな構成ですが、キッチンごと取り外して外に出せるという特徴があります。これにより車中で調理することも、外に持ち出してバーベキューなどで盛り上がることもできます。
SEDONA TYPE III
ワークヴォックスが手掛ける、ハイエースをベースとしたバンコンです。キッチンが収納式になっている点が特徴で、スライドドアを開けることで外に展開でき、限られた車内スペースを別の用途に使用しています。リアハッチからキッチンをスライドして使うタイプも選べます。
キャンピングカーの利用目的によってはキッチン不要?
車中泊に便利なキャンピングカーのキッチンですが、旅のスタイルによってはかえって邪魔になることもあります。自身がキャンピングカーでどう楽しみたいかをよく考え、キッチンをつけるかどうか選択することが大切です。
スペースが取られる
小さな家を運ぶような大型のキャンピングカーの場合はキッチンがスペースを圧迫することはありませんが、軽キャンパーやバンコンなど小型~中型のキャンピングカーはキッチンを装備することで狭くなることがあります。
その土地ならではの料理を楽しむ
旅先でしか食べられないような料理を楽しむことも、旅行の楽しみ方のひとつです。外食がメインになる場合はキャンピングカーのキッチンをほとんど使わないので、設置する必要はなくなります。
ガスコンロ・レンジで十分
旅行だからこそバーベキューなど普段できない料理を楽しむという考え方もあれば、旅行だからこそ料理は簡単に済ませるという考え方もあります。キャンピングカーにはガスコンロやレンジだけを積み込むこともできるので、簡単に済ませたい場合はキッチンではなくこういった家電を選択するという手段もあります。
キャンピングカーで簡単に作れるおすすめメニュー
ここでは、比較的簡単に作れるおすすめのキャンピングカーご飯をご紹介します。アイディア次第でいろんな料理を楽しめるのがキャンプなので、ぜひ参考にしてください。
スープパスタ
クッカーを使って簡単に作れるのが、スープパスタです。本格的な味が手軽に作れるので、テント泊のキャンプでもよく作られています。
何を材料にするかでさまざまなスープパスタができますが、例えば牛乳と市販のコーンクリームスープを使えばコーンクリームパスタが作れます。市販のスープを使えば味付けも簡単です。
コンビニ料理
弁当やホットスナックなど手軽に食事を入手できるのが魅力のコンビニですが、現在は食材も豊富に取り扱っていて、旅先でもいろいろな食材を調達してアイディア料理を楽しむことができます。
例えば、レトルトパックのカレーとインスタントご飯に冷凍野菜、トマトジュースを加えることで、簡単にトマトカレーが作れます。
キャンピングカーでキッチンを使用する際の注意点
外でも料理ができるようになるキャンピングカーのキッチンですが、以下の2点にはよく気をつける必要があります。
火の取り扱いと換気
近くに可燃物を置かないなど、火の取り扱いに注意することは言うまでもありません。小さい子どもを連れて旅行を楽しんでいるときは、いつも以上によく注意しましょう。
キャンピングカーは車のため密閉空間になりやすく、一酸化炭素中毒にも注意が必要です。ベンチレーターがあれば必ず回し、なければドアや窓を開けるなどして換気を徹底します。いつの間にか一酸化炭素中毒になってしまうケースもあるので、一酸化炭素中毒チェッカーを持っていくと安心です。
キッチンの排水
キッチンで料理や洗い物をしていると、必ず排水が溜まっていきます。排水はどこでも捨てていいわけではなく、RVパークやオートキャンプ場、モータープールなどに設置されているダンプステーションで捨てるようにしましょう。短い旅行であれば、そのまま持ち帰って自宅のトイレで処理するという方法もあります。
自分のスタイルでキャンピングカーご飯を楽しもう
キャンピングカーの代表的な装備であるキッチンは、使い方次第でキャンピングカー旅を充実したものにしてくれますが、人によってはまったく使用しないこともあります。自身の旅のスタイルを考えてキッチンなどの装備を選択し、キャンピングカーご飯を楽しみましょう。
以下の記事では、2つの視点からキャンピングカーの選び方のポイントをご紹介しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。
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