キャンピングカーで使用する外部電源とは?使用できる場所やメリット・デメリット

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キャンピングカーで使用する外部電源とは?使用できる場所やメリット・デメリット


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キャンピングカーで使用する外部電源とは?使用できる場所やメリット・デメリット自宅とは異なり、キャンピングカーでは車両内で使える電力が限られています。そのため、「外部電源」などで充電しながら、車中泊旅行をすることが一般的です。
ですが、キャンピングカーで使える外部電源がどこにあるのかわからない人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、「キャンピングカーと外部電源」について解説します。
記事前半では外部電源の必要性や電気機器の使い方後半では外部電源が使える各場所のメリット・デメリットを紹介します。
また、マナーや注意点も併せて紹介するので、ぜひ目を通してみて下さいね。


キャンピングカーの外部電源とは?

キャンピングカーに外部電源が必要な理由や、車両内における電気機器の使い方などについて解説します。

外部電源はなぜ必要?

キャンピングカーの外部電源とは、車両の「外」にある電源のことです。主に、宿泊施設や自宅などにあるコンセント(AC電源)を指します。

キャンピングカーの車両に積んでおける電力は、量が限られています。いくら旅行前にバッテリーを満充電にしても、毎日使ううちになくなってしまいます
そのため、外部電源を使って定期的に充電する必要があるのです。

外部電源に接続してあれば、キャンピングカーの停車中でも消費電力が高い電気機器を使うことができます。それと同時に、サブバッテリーも自動的に充電されます。

外部電源は、コンセントとキャンピングカー車両の外側にある差込口を専用コードで繋ぐだけで使えるようになります。駐車スペースから離れたところに設置されていることもあるため、延長コードは必需品です。

注意が必要な電気機器とは?

自宅にいるとあまり気にならない消費電力ですが、キャンピングカーでは常に注意が必要です。意外に電気機器の消費電力が高く、車両内では使えないこともあります
よくあるケースは、下記の通りです。

・電子レンジ/IHクッキングヒーター/電気ケトル/ドライヤーなど
・エアコン(家庭用エアコン/ウィンドエアコン/スポットクーラーなど)

「熱が生じる」電気機器は、消費電力が高いものが一般的です。また、キャンピングカーでも使用できるかどうか一つ一つチェックしたうえで持って行くことをおすすめします。

暖房は大丈夫?

キャンピングカーで使用できる暖房は4種類あり、車両内での使用に適しているものとそうでないものがあります。

多くのキャンピングカーオーナーがおすすめする暖房が、「FFヒーター」です。停車中でも使える、換気の必要がない、安全性が高い、コスパがよい、といった様々なメリットがあります。
外部電源がなくても使えるので、寒冷地での車中泊旅行を予定している人には必須と言えるでしょう。

「セラミックファンヒーター」は消費電力が高いため、外部電源がないと長時間使用できません。安全面とコスパには優れています。
「石油ストーブ」や「ガスファンヒーター」は、一酸化炭素中毒や燃料漏れを起こす危険性があるので、キャンピングカーでの使用はおすすめできません。

停車中のクーラーは?

キャンピングカーの場合、暖房よりもむしろ停車中のクーラーについて悩んでいる人のほうが多いのではないでしょうか。

走行中のクーラーは、普通車と同じように使うことができます。ですが、停車中は外部電源に接続するか、あるいは大容量のバッテリーなどがないと動かせません
また、バッテリーの種類にもよりますが、満充電でも1晩しか保たないことが一般的です。

近年は、夏以外でもクーラーが必要な暑い日が増えています。そのような気温でも快適に安眠するためには、外部電源への接続が必須です。
特に、子どもやペットと車中泊する場合は、1日中クーラーを動かせるようにしておきましょう。


外部電源を使用できる場所のメリット・デメリット

外部電源を使用できる場所のメリット・デメリットキャンピングカーで外部電源を使用できる場所4ヶ所のメリット・デメリットについて解説します。
また、使用してはいけない場所も併せて紹介するので、ぜひ押さえておきましょう。

自宅

自宅は、十分に好きなだけバッテリーに充電できることがメリットです。これほど心強い外部電源は他にないでしょう。
デメリットは、出発後には使用できないことです。

RVパーク

キャンピングカーでの車中泊旅行ではおなじみの「RVパーク」。旅行先で外部電源を使用するには、RVパークが最もおすすめです。
1台当たりの宿泊料金が1泊2,000円前後のところが多く、他の場所よりもリーズナブルです。

RVパークは、施設として認められるための条件として「100V電源が使用可能(20A以上推奨)」という項目があります。そのため、どのRVパークでも外部電源が使えますが、無料か有料かは施設によって異なります

RVパークの注意点は、数台分のスペースしかないところが多いので、予約なしでは入れない場合もあることです。利用する際には、あらかじめ予約を済ませておきましょう。
参考:施設リスト(くるま旅)

オートキャンプ場

「オートキャンプ場」は、宿泊スペースまで車両のまま乗り入れできる便利さがメリットです。最近では外部電源があるところも増えてきており、サイトでチェックすることもできます。
デメリットは、RVパークよりも金額が高いことです。

湯YOUパーク・ぐるめパーク

「湯YOUパーク」とは、全国各地の旅館やホテルにある温泉を満喫したあと、そのまま施設の駐車場に停めた自分のキャンピングカーで車中泊できるシステムのことです。

パートナー施設の中から宿泊場所を選び、希望日に駐車場が空いていれば予約できます。
ちなみに、湯YOUパークを利用できるのはくるま旅クラブ会員のみです。利用希望者は出発前に登録しておきましょう。

「ぐるめパーク」は、いわばその食事版です。
食事を条件に、その飲食店にある駐車場で車中泊ができます。このシステムを利用すれば、店内でお酒も楽しめます。

デメリットは、どちらも電源があるとは限らないことです。外部電源の使用を目的にしている場合は、必ず確認したうえで施設予約しましょう。
また、利用当日は「くるま旅クラブ会員証(仮会員証含む)」のご提示」も必要です。

外部電源を使用できない場所も知っておこう

本記事で紹介した場所以外は、外部電源が使用できないことがほとんどです。にもかかわらず「ここなら使用できるのではないか」と誤解する人が特に多いのは、下記です。

  • サービスエリア
  • 道の駅
  • 駅のトイレやオフィスビルの廊下などにあるコンセント
  • 自動販売機

これらの場所にある電気を無断で使用すると、「電気窃盗(盗電)」という犯罪行為になります。くれぐれも注意しましょう。


まとめ:外部電源のある場所をルートに組み込もう

キャンピングカーでの車中泊は、常に電力の残量に気を配っている必要があります。外部電源で充電できる場所は、しっかりと旅行のルートに組み込んでおきましょう。

最もおすすめなのは、RVパークです。車中泊用の施設として作られているので、トイレやコンセント、近隣の入浴施設といった設備が一通り揃っています。

また、外部電源を使用できない場所についても、具体的に知っておくことをおすすめします。せっかくの旅行が台なしになるだけではなく、場合によっては法律違反で罰せられてしまうこともあります。
ぜひ各場所のマナーやルールを守り、素敵な車中泊旅行を楽しんで下さいね

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