キャンピングカーのエアコンは車載用?家庭用?取り付けの注意点も解説
公開日:2024年5月24日- カテゴリー:
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キャンピングカーで設置したい設備の一つに、エアコンがあります。日本は夏以外でも暑い日が多いため、エアコンは一年中必須になりつつあります。
ですが、キャンピングカーに設置するエアコンは通常の車用のエアコンで十分なのか、家庭用のエアコンを設置すべきなのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「キャンピングカーのエアコンは車載用?家庭用?」をテーマに解説します。
以前から使われている車載用エアコン(DC12V)と、最近搭載されることが増えてきた家庭用エアコン(AC100V)のメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。
キャンピングカーのエアコンのトレンドは?
キャンピングカーに取り付けられるエアコン・クーラーは、主に3種類あります。
- 車載用エアコン(DC12VもしくはAC100V)
- 家庭用エアコン(AC100V)
- ウインドエアコン
その中で特に選ばれることが多いのが、「車載用エアコン」と「家庭用エアコン」です。
キャンピングカーで以前から使われているのは、車載用エアコンです。天井に取り付けられることから、「ルーフエアコン」とも呼ばれています。北米仕様・欧州仕様によって115V・200Vになり、外部電源か発電機を動力に動かすことができます。
一方、家庭用エアコンはこれまで、主にキャブコン以上の大型車に設置されてきました。
ですが、近年エアコンの小型化・薄型化が進んだことで、バンコンでも使える製品が登場し始めています。
キャンピングカーの車載用エアコン(DC12V)とは?
車載用エアコン(DC12V)のメリット・デメリットや費用相場について解説します。
メリット(1)電圧の変換が必要ない
最近流通している車載用エアコンは、自動車に取り付けられることを前提に開発されたエアコンです。
キャンピングカーと同じDC12Vの電圧で稼働するため、変換器(インバーター)で変換する必要がありません。
インバーターは電力を消費するため、変換が不要な点はメリットの一つと言えるでしょう。
メリット(2)本体がコンパクトで薄型
車載用エアコンは、本体がコンパクトなこともメリットです。そのため、バンコン以上の大型車両だけではなく、軽自動車ベースのキャンピングカーにも設置できます。
また、最近は超小型で薄型な室外機も増えており、居住スペースを圧迫せずに車両内を涼しくすることが可能です。
デメリット(1)外部電源を使用できない
車載用エアコンの大きなデメリットは、RVパークやオートキャンプ場などにある外部電源を使用できないことです。
車載用エアコンの電圧がDC12Vであるのに対して、一般的な外部電源はAC100Vです。そのため、旅行先で外部電源の使用をメインに考えている方にはおすすめできません。
デメリット(2)バッテリーの費用がかさむ
車載用エアコンは、「鉛バッテリー」か「リチウムイオンバッテリー」に接続してエアコンを稼働します。
各バッテリーのメリット・デメリットは、下記の通りです。
- 【鉛バッテリー】
- メリット:リチウムイオンバッテリーよりも安価
- デメリット:エアコンの稼働時間は約3時間(バッテリー2個搭載)
- 【リチウムイオンバッテリー】
- メリット:鉛バッテリーよりも長くエアコンを稼働できる
- デメリット:充電に時間がかかる/高価
リチウムイオンバッテリーの中には、車載用エアコンの欠点である稼働時間を大幅に延ばすことに成功した製品もあります。
その一方で、まだ新しい製品のため、夏場の耐久性に不安を感じるカーオーナーやビルダーもいます。
また、商品によっては家庭用エアコンの値段を超えてしまうこともあるため、正確な見積もりをとる必要があるでしょう。
車載用エアコンの費用相場は?
車載用エアコンにリチウムイオンバッテリーを搭載した場合は、100万円を超えることもあります。
車載用エアコンはロットが小さいため、製品価格が高くなりやすいことが原因です。
キャンピングカーの家庭用エアコン(AC100V)とは?
家庭用エアコン(AC100V)のメリット・デメリットや費用相場について解説します。
メリット(1)冷房能力が高い
家庭用エアコンの最大のメリットは、冷房能力が高いことです。6畳用の製品でも、大型キャンピングカーの隅々まで冷やせるパワーがあります。
また、家庭用エアコンと同じ機能が備わっているため、除湿・暖房・送風も可能です。風量や風向きといった細かい調整もできるので、旅行先でも快適な車内環境で過ごせます。
車載用よりも豊富な製品の中から選べることも、メリットの一つです。
メリット(2)外部電源を使用できる
家庭用エアコンは、外部電源に直接接続して使用できることも大きなメリットの一つです。
外部電源に接続すれば、RVパークやオートキャンプ場などに停車後、一晩中エアコンを使用できます。そのため、夏の車中泊旅行を予定している方におすすめです。
また、小さなお子様やペットとの車中泊の場合、周りの環境によっては夏以外でも一日中エアコンを稼働させる必要があります。
そういう方には、バッテリー残量を気にせず使える家庭用エアコンがよいでしょう。
メリット(3)省エネ
最近の家庭用エアコンは省エネに作られているため、車内が涼しくなると、その後はあまり電力を使わなくても適温を維持できます。
断熱加工してあるキャンピングカーの場合なら、この省エネモードで車両全体を十分冷やすことができるでしょう。
デメリット(1)電圧の変換が必要
家庭用エアコンを稼働するためには、インバーターで電圧を変換する必要があります。
今回の記事でも紹介しましたが、キャンピングカーはDC12V、家庭用エアコンはAC100Vというようにそれぞれ電圧が異なるためです。
インバーターの変換には電力を必要とします。
そのため、外部電源のない環境の場合は、エアコンに使える電力もその分少なくなることがデメリットです。
デメリット(2)本体・室外機が大きい
家庭用エアコンは本体が大きいため、居住スペースに張り出してしまい、圧迫感を感じやすいこともデメリットです。室外機も必要になるので、大型車での使用が現実的でしょう。
ですが、近年は超小型の本体や薄型の室外機もだんだんと開発され始めています。バンコン向けにビルダーが開発した製品もあるので、今後が期待できます。
家庭用エアコンの費用相場は?
家庭用エアコンは、本体やリチウムイオンバッテリー、インバーターなどを合計して約90万円が費用相場です。
エアコンのモデルや車種、ビルダーなどによって上下するものの、それほど大きく変わることはありません。
まとめ:キャンピングカーのエアコン設置は専門業者に相談も
今回の記事で解説したように、キャンピングカーで主に使われているエアコンは、車載用エアコン(DC12V)と家庭用エアコン(AC100V)の2種類です。
車載用エアコンは、電圧の変換を行わなくてもキャンピングカーで稼働できますが、外部電源は使えません。
家庭用エアコンは、冷房能力や機能性に優れていますが、本体・室外機がスペースを取ります。
近年のキャンピングカーは、様々な方法でエアコンを稼働できるようになりました。
車載用エアコンをリチウムイオンバッテリーで稼働したり、バンコンに家庭用エアコンを搭載したりといったニュースも増えています。
ですが、ご自分の愛車にどちらのエアコンが適しているのかは、現在のサブバッテリーや電装系などによって異なります。
ご不安な方はぜひ一度キャンピングカーの専門業者フジカーズジャパンにご相談ください。
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