災害時に役立つキャンピングカーの装備とは?電源・水・食料の確保方法

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災害時に役立つキャンピングカーの装備とは?電源・水・食料の確保方法


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災害時に役立つキャンピングカーの装備とは?電源・水・食料の確保方法近年、災害時の避難場所としてキャンピングカーを利用する方が増えています。
日本は災害対策がしっかりしており自治体は地域に多くの避難場所が設けられていますが、「ペットがいる」「できるだけ家から離れたくない」「プライベートが確保しにくくストレスを感じる」といった理由で利用しにくい方もいるでしょう。そのような方にとってキャンピングカーはとても便利です。

本記事では、避難場所としてキャンピングカーを利用するメリットや必要な設備を紹介します。


避難場所としてキャンピングカーを利用するメリット

ここでは、災害に備えてキャンピングカーを購入するメリットを紹介します。どのような方が災害時にキャンピングカーを利用するのがおすすめかも紹介するので、参考にしてください。

ストレスを軽減できる

キャンピングカーで避難生活ができれば、プライバシーを保てます。自治体が用意している避難場所はプライバシーが保ちにくいのがデメリットです。短い期間ならば我慢できますが、東日本大震災のような災害が発生すると避難生活が長期になる可能性も十分にあります。

特に、小さい子どもや高齢者が家族にいる場合、集団生活はストレスがたまりがちです。また、女性は防犯の面からもプライバシーが保てる場所で避難生活をしたほうが安心です。

ペットと一緒に過ごせる

キャンピングカーがあればペットと一緒に避難生活ができます。

近年、大きな問題になっているのが災害時のペット避難です。ペットを家族同様に大切にしている方が大半ですが、いざというときは人命が優先されます。2024年1月1日に発生した能登半島の地震でも多くのペットが避難所には入れませんでした

震災が発生した際「ペットがいるから避難所にはいかない」といった選択をする方も決して珍しくありません。しかし、ライフラインが停止した場所で長期間生活すると、健康を損なうリスクが発生します。さらに、建物によっては余震による倒壊の危険があります。

そのようなときにキャンピングカーがあれば、ペットと安心して避難をすることができます

他人と長期間生活するのが難しい方も安心

キャンピングカーを避難場所に利用すると、認知症の高齢者や障がいがある子どもも安心して利用できます。2024年1月1日に発生した能登半島地震の際、障がいがある子どもの避難所生活が大きな問題としてクローズアップされました。

また、近年は認知症の高齢者の避難所生活も問題となっています。認知症の方は環境の変化で症状が悪化することもあり、介護者のストレスも大きくなります。キャンピングカーで避難生活ができれば、認知症の高齢者も安心して過ごせるでしょう。


キャンピングカーで避難生活をする際に必要な設備

キャンピングカーで避難生活をする際に必要な設備ここでは、キャンピングカーで避難生活をする際に必要な設備と確保の方法を紹介します。
キャンピングカーにはキッチンやシャワーなど生活に必要な設備が備わっていますが避難生活をおくる際には追加で用意しておく設備が必要です。

飲み水やカセットコンロ

避難生活を送るには、飲み水やカセットコンロを用意しておく必要があります。キャンピングカーはタンクに水を貯めておきますが、それは飲料には適しません。あくまでも生活用水です。災害が発生したら、水が出ているうちにタンクに溜められるだけ貯水しておきましょう。飲み水は、フリースペースなどに家族の人数×3ほど貯蓄しておくと安心です。

カセットコンロはお湯を沸かしたり簡単な調理をしたりする際に便利です。キャンピングカーに設置しているクッキングヒーターは電気が熱源のため、できるだけ使用せず別のところで電気を利用しましょう。

食料は、レトルト食品、缶詰等をいくつか用意しておくと安心です。近年はまとまった数がセットになって販売されているため、飲み水と共に保管しておきましょう。

なお、飲み水や食べ物の消費期限は定期的にチェックしておくと安心です。

ソーラーパネルや携帯用バッテリー

キャンピングカーにはバッテリーが搭載されていますが、充電しなければ使えません。走行して充電するタイプであっても、災害が発生するとガソリンも不足しがちです。そのため、災害に備えるならばソーラーパネルや携帯用バッテリーを準備しておくと便利です。

ソーラーパネルは1日充電すればスマホの充電分ぐらいの電力を確保できます。

このほか、着替え、携帯用トイレ、懐中電灯、電池等を利用すれば万が一バッテリーが切れても生活できます。ただし、ろうそくなどの裸火は火災の危険性があるので車内では利用しないように注意しましょう。

目隠し

災害時はさまざまなことが起こります。防犯の面からも目隠しは必要です。窓から中を除かれないようにシェードなどを準備しておきましょう。このほか、男女で一緒に車内で生活する場合、着替えの際に目隠しが必要になる場合もあります。カーテンのような大きな布を1枚用意しておくだけでも便利です。


キャンピングカーで避難生活をする際の注意点

最後に、キャンピングカーで避難生活する際の注意点を紹介します。特に、自治体によっては避難所を利用しないと不具合が起こる可能性もあるので、注意しましょう。

他者に配慮して生活する

震災時は誰もが余裕がなくなります。不自由な生活が続くとキャンピングカーで生活している方に理不尽な意見が向けられる可能性もあります。キャンピングカーで避難生活を送る場合は、できるだけ他者にも配慮しましょう。特に、キャンピングカーならばたくさん貯水できますが、独り占めしないように気を付けてください。

キャンピングカーの使い方を工夫する

災害の状況や避難所がある場所によっては、避難所にいないと情報が十分に届かなかったり食料や飲料水の配給が受けられなかったりします。そのため、災害が発生した直後からキャンピングカーで避難生活を送るより、一度は避難所に足を運び、情報の発信場所や配給の受け取り方などを確認しましょう。その後、寝るときだけキャンピングカーを使い、復興活動が始まったら日中もキャンピングカーで生活するなど、使い方を工夫しましょう。

また、状況が落ち着いてくると避難所に集まっている方が手分けして復興作業をするケースもあります。その際は、できるだけ協力しましょう。そうすれば、避難所で生活している方と摩擦が発生することも防げます。

エコノミークラス症候群に注意する

キャンピングカーは一般的な車両と比べて、体を伸ばして就寝できます。しかし、軽キャンパーやキャブコンはややベッドが狭いこともあります。
さらに、災害の状況によっては、定員を超える人数で避難生活をすることもあるでしょう。エコノミークラス症候群になる可能性は十分にあります

エコノミークラスを防ぐには、定期的に体を動かす必要があります。特に、高齢者は意識して体を動かさないと座りっぱなし、寝っぱなしになってしまうので注意が必要です。


まとめ

キャンピングカーは災害時に避難所になります。利用頻度が少ないなら、普段は防災用品置き場として使っておいてもいいでしょう。家が倒壊しても車内に食べ物や飲み物、さらに着替えがあれば安心です。

キャンピングカーを購入するならば、避難場所としても使うことを見越して、オプション品や設備を検討すると良いでしょう。

フジカーズジャパンでは全国でキャンピングカーを販売しています。
ご希望に応じて装備品のご提案やカスタマイズも行っていますので、気になる車両がありましたら是非ご相談ください。

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