自然災害時に役立つ 災害グッズにも使えるおすすめのキャンプ用品
公開日:2018年9月24日 2021年11月1日 更新- カテゴリー:
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台風、地震、豪雨など、突然襲ってくる自然災害は、日頃から防災対策をしておかなければ、いざという時に身の安全を確保するのが難しくなります。しかし、事前にどんな防災グッズを揃えればいいか分からず、なかなか対策が捗らないという方も多いでしょう。そこで今回は、手軽に入手することができ災害時に役立つキャンプ用品やキャンプ知識に関する情報をまとめました。まだ、災害対策を行っていないという方は、ぜひ、参考にしみてください。
災害時にはキャンプ用品が役立つ2つの理由
なぜキャンプ用品が災害時に活躍するのか疑問に思っている方もいると思います。そこで、こちらではキャンプ用品が災害時に活躍する主な理由を2つご説明します。
1.外で快適に使えるように作られている
キャンプ用品は基本的に外で使われることを前提に作られており、利便性や耐久性が高いのが特徴です。そのため、災害の影響でライフラインが止まったときや外で救助を待たないといけない場面の生活をサポートしてくれます。
2.コンパクトで持ち運びが楽
キャンプ用品はコンパクトで軽いものが多く、楽に持ち運ぶことができます。たくさんの荷物を持って避難することができない災害時は、リュックなどの鞄に入れてまとめて持ち運べるキャンプ用品は重宝されます。
災害時に備えて身につけておきたいキャンプ知識
災害時に備えて防災グッズやキャンプ用品を揃えることはとても大切です。しかし、グッズだけではなく知識も併せて身につけなければいけません。そこで、こちらでは災害時に役立つキャンプ知識をいくつかご紹介するので、いざという時のために備えて覚えておきましょう。
キャンプ用品は必要なときにすぐ使えるように準備しておく
災害時に役立つキャンプ用品はガスや電池のチェックをこまめに行い、必要になった際にすぐ使える状態にしておきましょう。また、防災用のキャンプ用品はひとつのリュックにまとめて、すぐに取り出せる場所に置いておくなどの工夫も必要です。
携帯トイレなどの準備と使い方の確認をしておく
災害時は水が使えない状況になる可能性があるので、衛生面を考慮して携帯トイレの準備と使い方の確認はしっかり行っておきましょう。また、水が使えないと綺麗に手を洗うことができないため感染症にかかるリスクが高まります。携帯トイレと併せてウエットティッシュやアルコール消毒も用意しておきましょう。
暖をとる方法も把握しておこう
もし、冬に災害が発生して避難をしないといけない場合は、暖をとる方法を把握しておく必要があります。そこで暖をとるときに使えるキャンプ用品がランタンです。ランタンは種類によって電池式ではなくガソリンや燃料を使って明かりをともす燃焼式のものがあります。電池式のランタンは使いやすく便利ですが、いざという時のために備えて燃焼式のランタンを用意しておくのをおすすめします。
災害時にあると助かるおすすめキャンプ用品
ここまで、キャンプ用品が災害時に役立つ理由や身につけておきたい知識についてご紹介しましたが、実際どのようなキャンプ用品がいいのか分からないという方は多いでしょう。そこで、災害時のシチュエーション別であると助かるおすすめのキャンプ用品をご紹介します。
災害発生時に役に立つキャンプ用品
ホイッスル
キャンプにおいては非常時に備えて携行するホイッスルは、災害時にも同じように使用できます。
災害時にはどのような危険に巻き込まれるか予測できず、助けが必要な状況に陥る可能性もあるため、防災用のグッズとしてホイッスルを用意しておきましょう。
ホイッスル「キーカラビナ ホイッスルナスカン 5」
ホイッスルでおすすめは、mont-bellのキーカラビナ ホイッスルナスカン 5です。これはバッグに直接取りつけることができ、取り出す動作が必要ないので緊急時にすぐならせる便利なホイッスルです。
ヘッドライト
夜は街中とは比べ物にならないくらい暗くなるキャンプにおいて、ヘッドライトは必須アイテムです。手持ちのライトではなく、両手をフリーにできるヘッドライトのほうが利便性は高くなります。
災害時にも同様で、ヘッドライトがあることで光がなくても周囲の状況を把握したり、周囲に自分の存在を知らせたり、暗闇でも作業できるようになったりします。
ヘッドライト「GENTOS(ジェントス) LEDヘッドライト ヘッドウォーズ」
ヘッドライトの中でもおすすめは、アウトドア用ヘッドライトのGENTOS(ジェントス) LEDヘッドライト ヘッドウォーズです。照射距離や点灯時間が長く可動範囲が広いため使い勝手が良いおすすめのアイテムです。
バーナー
バーナーは、キャンプ場の炊事場などではなく山の中などで調理を行う際の必須アイテムです。ガスや電気が使えなくなることが想定される災害時にも、バーナーは役に立ちます。
バーナーがあればお湯を沸かすなどの簡単な調理ができるようになり、災害時の生存率を高めたり調理を楽しんでストレスを緩和したりできます。
バーナー「SOTOレギュレーターストーブ」
SOTOのレギュレーターストーブは重心が低いためバランス良く安定した火力を発揮する使いやすいバーナーです。また、折りたたむとコンパクトになるので使わないときはスペースを取りません。
ランタン
手元の作業や移動時に便利なヘッドライトと違って、固定した場所を照らすのに便利なのがランタンです。災害時には停電が続き、夜に明かりを確保しなければならない状況も想定されるため、ランタンが役に立ちます。
ランタン「Coleman ノーススター(R)チューブマントルランタン 2000-750J」
ランタンの中でもColemanのノーススター(R)チューブマントルランタン 2000-750Jは大光量で燃焼時間が長いところが魅力的なガソリンランタンです。
ソーラー式充電器
ソーラー式充電器は、電源の確保が難しいキャンプ場においてスマートフォンなどを充電できるため便利です。スマートフォンが使えることは重要となる災害時も、ソーラー式充電器があれば充電切れの心配が少なくなります。
ソーラー式充電器「WAKA WAKA POWER+ワカワカ パワープラス」
キャンプだけでなく災害時にも大活躍するのが、ソーラー式充電器「WAKA WAKA POWER+ワカワカ パワープラス」です。太陽光エネルギーを活用して充電ができる他、LEDライトも搭載しているため、様々な場面で活躍する優れものです。
テント
キャンプの必需品のひとつであるテントですが、災害時にも役に立つことがあります。地震などで自宅が雨風をしのげる状態でなくなったときは、テントを庭などに張ることで簡易的に避難を行えます。
テント「スノーピーク ランドブリーズ」
「ランドブリーズ」は4人用、6人用と家族の人数に合わせたタイプのものが選べるテントです。広々とした大きさでと頑丈さが魅力的で、設営が簡単にできるため初心者にもおすすめのテントです。寝床の確保が難しい場面や、プライベートが確保しにくい避難所生活で活躍してくれるでしょう。
寝袋
冬のキャンプはもちろん、夏にも夏用の寝袋を使うことで寒さから身を守ることができます。災害時にも屋外で眠らなければならないケースが想定されるため、寝袋が役に立ちます。
寝袋「キャプテンスタッグ 洗える人型シュラフ」
この寝袋は手足が自由に動かせるタイプで、冬の避難生活で役立ちます。極寒のなか外で作業をしないといけない場面や、緊急時にすぐ避難しないといけない場面でも着用したまま迅速に動くことができます。また、軽量化を実現しており軽く、洗濯が可能な点も魅力的な寝袋「洗える人型シュラフ」は避難所での快適な寝床作りをサポートします。
マット
マットは地面の冷気をシャットアウトできるため、キャンプではテントの中で眠る際に使います。災害時には、屋外で眠るケースもある他、避難所の床の冷たさも体に負担となるため、冷気をシャットアウトできるマットが大いに役に立ちます。多くの商品は小さくたたんで持ち運びが可能です。
クッカー
キャンプで料理をする際は、いつも使っている鍋やフライパンなどではなく、積み重ねたり折りたたんだりしてコンパクトに持ち運びできるクッカーが便利です。
商品によっては食器ともセットになっており、避難先での食事の用意に重宝します。
ロープ
ロープがあれば、木と木をロープでつなぎ、ブルーシートなどをかぶせることで雨風をしのげる簡易的なシェルターが作れます。他にも、濡れた衣服を干したり、荷物や物資を入れた袋の口を縛ったり、2階以上の自宅や高所からの避難に使えたりと、災害時にはさまざまな応用ができます。
ナイフ、マルチツール
食材を切ったり、焚き火のための木材を用意したりとキャンプでは活躍する機会の多いナイフも、災害時には同様の用途で活躍します。災害に備えるなら、ペンチやドライバー、ホイッスルなどと一緒になったマルチツールが特に便利だと言えます。
その他のあると便利なキャンプ用品
上記でご紹介したキャンプ用品以外にも、災害時に活躍するグッズはたくさんあります。活躍する場面と合わせて、その他のあると便利なキャンプ用品をいくつかまとめてご紹介します。
・クーラーボックス:食料や飲み物を入れて保存しておくときに便利
・携帯トイレ:水が使用できないと水洗トイレが機能しないため準備しておくと安心
・携帯浄水器:飲み水の確保が難しい場面もあるためあると使える
・キャンピングカー:寝床とプライバシーの確保ができるため避難生活で役に立つ
キャンプでも災害時にも使える便利なキャンプ用品を備えよう
私たちは、身の安全のためにいつ起こるか分からない災害に備えて準備をしなければいけません。外で使われること前提に作られたキャンプ用品は、耐久性・機能性が良く購入しやすいという利点があり、災害対策にピッタリです。
ただし、キャンプ用品は本来キャンプを楽しむための道具であるため、災害時に備えて使い方や保管方法を覚える必要があります。緊急時にも使えるようにシミュレーションをしておいて、万が一のときに役立てるようにしておきましょう。
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