【防災とキャンピングカー】災害時に安心!家族とペットの避難場所
公開日:2018年8月26日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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キャンプや旅行などで活躍するキャンピングカーは、ペットも一緒に車内で宿泊できるなど、とても利便性の高い乗り物です。それだけでなく、最近は地震などの災害発生時に、キャンピングカーを利用して避難ができるという点にも注目が集まっています。今回は、防災とキャンピングカーの利用に焦点を当て、ペットと一緒に安全に避難生活を過ごす場合にチェックしておきたい情報をお伝えします。
災害時の避難生活について
キャンピングカーを購入する際に、災害発生時に避難生活を送るために役立つアイテムとして考慮する方が増えています。また、キャンピングカーショーでは防災ゾーンも特設され、見学者も多く訪れています。そこで、災害時にキャンピングカーを利用して避難するメリットや、自治体などの避難所で生活をする際に困ることについて詳細を見ていきましょう。
災害時のキャンピングカーのメリット
災害が起きてしまうと、状況によっては自宅以外の場所への避難が必要になることもあります。ですが、そのような非常時にも、キャンピングカーであれば、ベッドでゆっくりと休むことができます。また、キャンピングカーには、シンクやトイレ・シャワーなどの設備がついているものがあります(国産、海外などの車種によって設備に差異があります)
事前に飲料水や食料を積んでおけば、数日間の生活インフラを確保することができます。車内ではプライバシーの確保もできますし、何よりペットがいる場合でも、一緒に避難することができるので安心です。
避難所での生活で困ること
避難所に身を寄せる場合ですが、実際に避難生活を経験した方を対象にしたアンケートでは、最も不便を感じるのが「トイレ」という結果が出ています。場所によっては和式便所しかない、または照明が暗くて利用がしにくいと感じてしまうようです。その他にもシャワーがなく入浴ができないことや、飲食や衣類、寝床の確保などが挙げられます。
災害時にも快適性をキープするための備え
災害時にキャンピングカーを利用することで、少しでも快適性のある避難生活を送ることができます。そのためには「いつ起きるか予想できない災害」に対して、平常時に備えをしておくことが大切です。自分たちの生活用品だけでなく、一緒に生活しているペットに必要な物も準備をしておきましょう。
また、避難をする場合は、いつまでその生活が続くか予想ができないので、快適性をキープするため、事前に準備しておきたいことをご紹介します。
事前に備えておきたい必需品
基本的な備え
- 食料
- レトルトやカップ麺、非常食セットなど(ガスを使わない物が便利)缶きりを使わない缶詰など
- 飲料
- 成人が1日に必要とする水分の目安は2リットルといわれているので、それを目安に家族の人数やペットを考慮して準備する
- 衣料・寝具
- 下着やTシャツ、スエット、タオル、毛布など 寝袋
- 常備薬
- ライトなど手持ちで使える照明や予備電池
- 発電機
ペット用品の備え
- ペットシート
- リードの予備
- ゴミ袋、新聞紙
- 折り畳みのゲージ
- ペット用備蓄食
平常時にチェックしたいこと
キャンピングカーのチェック
避難が必要となった時にも、問題なく移動できるようにキャンピングーの設備などをチェックしておきましょう。まず、車載バッテリー(サブバッテリー)に不備はないか、燃料は充分に入っているかを確認します。
最近はソーラーパネルなど装備している車両もあります。
※災害時でもバッテリーの充電が出来ます。スマホなどの情報取得機器のためにもバッテリーは重要となります。
タイヤはパンクしていないか、空気圧なども走行する上で問題ないかをしっかりと点検します。
※キャンピングカーは一般の車両より重量があります。古いタイヤはバーストの恐れがありますので、あまり距離走らなくても定期的に交換する事をおすすめします。
そして、大切なのがタンクのチェックです。車内での生活インフラを整えるために、清水タンクの水の状態や、汚水タンクはちゃんと空になっているかを確認しておきましょう。
通常使わない時は清水タンクと汚水タンクはキレイに清掃して空の状態にします。
自治体の避難ルール
自治体によっては、避難所を利用しない場合でも「指定避難所外避難者」を認め、食料や配給を得ることができます。避難生活が長引く場合には役立つ制度なので、住んでいる地区の自治体では認められているのか、また申請方法などを確認しておくといいでしょう。その際には、念のために避難場所もチェックしましょう。
ペットと一緒に避難する時に注意したいこと
キャンピングカーでの避難生活をした場合、ちょっとした不注意からペットが迷子になってしまうケースも考えられます。ペットの脱走を防ぐためにも、車から出入りする際には充分に気をつけ、ドアや窓はロックをかけておくようにしましょう。万が一迷子になってしまった時を考え、「飼い主の名前や住所、連絡先を記した名札」と「狂犬病予防注射済票と鑑札」をつけておくと安心です。
また、車内で過ごす際には、ケガにも注意が必要です。例えば、ラゲッジの金具や、シートの隙間などに足を引っかけて骨折してしまう可能性もあります。平常時よりも処置が充分にできないケースもありますので、金具はテープなどでカバーし、隙間はタオルなどで埋めておきましょう。
安全に停車できる場所を確保しよう
災害時には、自宅の駐車場にキャンピングカーを駐車できない可能性もあるので、自宅以外でもキャンピングカーが駐車できる場所を把握しておくことも重要です。公共駐車場などはキャンピングカーでも駐車を許可している所が多いので、普通車より車体の大きいキャンピングカーでも乗り入れができる場所をチェックしておきます。
また、キャンピングカーの車中で睡眠をしているときなど、犯罪に巻き込まれないような対策についても考える必要があります。可能であれば、明かりがある場所を選び、車中のロックやカーテンなどをしっかり閉めておくようにしましょう。
キャンピングカーならペットと一緒に避難できる
普段はキャンプや旅行など、楽しむために活躍するキャンピングカーですが、災害発生時には身の安全を確保できる防災シェルターとしても活用することができます。
新たにキャンピングカーの購入を検討しているなら、燃費や移動、宿泊場所を考慮して駐車しやすいしやすいサイズを選ぶといいでしょう。
また、ペットへの負担を減らすためにも、普段からキャンピングカーで一緒に移動する機会をつくり、車内での生活に慣れさせておくことも大切です。
「キャンピングカーで楽しい時間を過ごす」ことに「防災」をプラスして備えることで、非常時にも大切な家族やペットと一緒に、焦らずに最適な行動を取ることができます。
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