カスタムも楽しめる!NV200バネットのキャンピングカー
公開日:2022年12月9日- カテゴリー:
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キャンピングカーは、商用バンやトラックなどの自動車から専用の架装を施されて作られます。その中でも、バンコンと呼ばれる中型のタイプによく採用されているベース車の1つが、日産・NV200バネットです。
今回は、NV200がどのようなベース車か、どんなカスタムができるかについてご紹介します。
キャンピングカーのベース車の1つ!NV200バネットとは?
NV200バネットは、日産から販売されているミニバンの1つです。日産では高機能なビジネスバンとして推しており、大きく使いやすい荷室や先進安全装備、美しさも兼ね備えたインテリアパネル、低燃費、4WDを選択できる点などが特徴です。
商用バンとして販売されていますが、ワゴンタイプもあり、スタイリングを気に入って自家用車に購入する人も多くいます。
キャンピングカーのベース車としての魅力
NV200バネットは、キャンピングカーの中でも主にバンコンのベース車として選ばれています。
バンコンのベース車としては、トヨタ・ハイエースが圧倒的人気を誇りますが、ハイエースは商用車然としており、街中で見るとかなり大型です。
NV200バネットはハイエースと比べるとコンパクトなサイズ感で、見た目もファミリー向けのミニバンと近い雰囲気のため、街中に溶け込みながらバンコンとしての機能性を持たせるのにぴったりなベース車だと言えます。
見た目にこだわる!NV200バネットの外装カスタム
ミニバンの中でも人気のNV200はカスタムパーツも豊富に用意されています。NV200をベースにしたバンコンは外装が変わらないことがほとんどのため、同じように自分だけのカスタムを楽しむことができます。
フロントバンパー
車のフェイス部分のカスタムは、見た目に大きく影響するため初めてのカスタムにもおすすめです。
フロントフェイスの下部分を指すフロントバンパーは特に印象が大きく変わるパーツであり、空気の流れを変えるエアロの1種でもあります。
その他エアロ
フロントバンパーの他にも、NV200バネットにはさまざまなエアロを取り付けられます。
例えば、リアバンパーや側面下部に取り付けるエアロは、車体をローダウンしたかのような引き締まった印象にできます。純正のものより大きいドアバイザーは、スタイリングが良くなるだけでなく雨の日の換気にも便利です。
ホイール
NV200バネットに限らず、車のカスタムとしてはホイールも定番の1つです。足回りの表情が一変するので、好みのデザインのものを探しましょう。
サードパーティの製品はもちろん、純正のホイールを流用する方法もあります。見た目を自分好みにするだけでなく、スチルホイールからアルミホイールにすると車の軽量化にもなります。
タイヤ
見た目への影響は少ないと思うかもしれませんが、不整地の走行に向いているMTタイヤは見た目もゴツゴツしていて印象を変えられます。キャンピングカーで不整地のある地域へ出かける場合は、機能面でもメリットがあります。
また、ホイールとあわせてインチアップをするというカスタマイズもあります。ホイールをインチアップすると、タイヤはより扁平なものを履くことになり、見た目の印象が変わります。
ホイールやタイヤについては、以下の記事にてさらに詳しくご紹介しています。
知れば簡単!キャンピングカーの安全性を高めるタイヤの空気圧
マフラー
排気を担うマフラーのカスタムも可能です。
純正のマフラーから換装することでサビやススを付きにくくしたり、音を変えたり、エンジンのパワーを改善したりできますが、後ろ姿の印象も変わります。
車高
車のカスタマイズとして、車高を変更する「リフトアップ」や「ローダウン」もよく行われます。
リフトアップでは車高を上げ、ローダウンでは車高を下げることで、見た目の変化を楽しみます。また、走り心地を調整する効果もあります。
リフトアップでは車高が上がることで車体が地面から離れ、オフロードにおける走行性が増します。
一方、ローダウンでは底が地面スレスレになり、走行の安定性が増すことから、スポーツカーやミニバンで人気です。NV200バネットで車高を変えるなら、ローダウンが一番の選択肢になるでしょう。
ヘッドライト
ヘッドライトをカスタムすることで、見た目を変えるだけでなく、夜間の安全性を高めることもできます。
例えば、購入した時点ではハロゲンライトを付けている場合は、LEDライトに換装することで夜間や荒天時の視認性を上げられます。
ナンバー灯
光り物もカスタムとしては一般的であり、初心者でも難易度が低いと言えます。
あまり派手すぎるものは好きではなくても、ナンバー灯のカスタムは派手すぎないためおすすめです。LEDに変えるだけでも明るさが増し、夜間の車の印象が変わります。
内装も自分仕様に!NV200バネットの内装カスタム
キャンピングカーとして換装されたNV200バネットはある程度内装も変えられていますが、さらに自分好みにカスタマイズしましょう。
インテリアパネル
インテリアパネルは内装の中でも特に目につく部分であり、乗用車を買うときはここの見た目も見るという方も多いのではないでしょうか。
キャンピングカー購入ではインテリアパネルにこだわることは難しいですが、カスタムパーツを使うことでガラッと表情を変えることができます。
センターアームレスト&ドリンクホルダー
見た目というよりは機能性の部分が大きいですが、センターアームレストやドリンクホルダーを追加することで車内の快適さが増します。
キャンピングカーで遠出する際は長時間運転することになるため、このような機能面のカスタムにもこだわってみるのがおすすめです。
防水フロアマット
アウトドアに繰り出すことの多いキャンピングカーでおすすめなのが、防水フロアマットです。
基本的に土足の車でもフロアマットが汚れると洗うのが大変ですが、防水仕様であれば簡単に手入れができます。
収納ツール
キャンピングカーの中でもバンコンタイプは人が使うスペースを重視する傾向にあり、収納スペースは物足りなく感じることもあります。そのような場合は、ルームキャリアやマルチハンガーなどで天井を収納スペースにしてみましょう。
インテリアではありませんが、ルーフラックを取り付けることでも収納スペースを拡張できます。
NV200バネットをベースにしたキャンピングカー
ここでは、NV200バネットベースのキャンピングカーをご紹介します。
FOCS Luz
FOCS Luzは、フジカーズジャパンが手掛けるキャンピングカーシリーズ「FOCS」の1つで、NV200バネットをベースにしたバンコンです。
NV200バネットはハイエースよりはコンパクトですが、FOCS Luzでは前後対面式を採用することで広々としたダイネットを実現しています。シートをフラットにすることで広いベッドスペースを作れる他、少なくなりがちな収納スペースにも配慮しています。
FOCSシリーズ全体の特徴として、北海道での生活にも耐えられる断熱性能に仕上げているため、夏や冬のキャンプにもおすすめです。
FOCS Luzについて詳しくは、以下のページをご覧ください。
FOCS Luz
自分好みのキャンピングカーでアウトドアを楽しもう
NV200バネットをベースにしたキャンピングカーは、車体こそ一般的なバンコンよりコンパクトですが、大人数でなければ十分快適に使用できます。
今回ご紹介したカスタムを施すことでさらに自分好みのスタイルに仕上げられるため、安全には十分に配慮しつつ、カスタムも楽しんでみてください。
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