キャンピングトレーラーは小型がおすすめ!牽引免許不要のタイプも紹介
公開日:2023年1月27日 2024年5月8日 更新- カテゴリー:
目次
数あるキャンピングカーの種類の中でも、キャンピングトレーラーはヘッド車で牽引するというスタイルから、特殊なタイプになります。
トレーラーと聞くと巨大なコンテナをイメージするかもしれませんが、キャンピングトレーラーには小型のタイプもあり、牽引免許不要で乗れる場合もあります。
今回は、キャンピングトレーラーの中でも特に小型のタイプについて詳しく解説します。おすすめの小型キャンピングトレーラーもご紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
中古やレンタルも人気!小型キャンピングトレーラー
まず始めに、キャンピングトレーラー、キャンピングカーについて解説します。
キャンピングトレーラーは小型もある
キャンピングトレーラーはトレーラータイプのキャンピングカーであり、車内にベッドやソファ、テーブル、キッチン、マルチスペースなどを備えています。トレーラーなので自走せず、ヘッド車で牽引することで旅先へ持って行きます。
トレーラーというと大型のイメージがあり、実際に大型のキャンピングトレーラーが多いですが、2~3人で利用することを前提とした小さいタイプもあります。小型のキャンピングトレーラーは大型に比べて牽引しやすく、初めての人でも無理なくキャンピングカーデビューできるため、中古車やレンタルも人気です。
キャンピングトレーラーは、走行中にトレーラー車内に乗ることができないなどの注意点はありますが、もともと自家用車がある場合はそのままヘッド車として使えるなど便利な点も多くあります。
日本では少ないものの、自身のアウトドアスタイルとハマれば大きな財産となるでしょう。
その他のキャンピングカーのタイプについて
キャンピングカーには他にもいくつかの種類があり、日本で主流なのは軽キャンパー、バンコン、キャブコンの3種類です。
軽キャンパーは軽自動車をベースにしたキャンピングカーで、車体は小型ですがさまざまな工夫により少人数で快適なキャンパーライフが送れるようになっています。
バンコンは商用バンをベースにしており、街中で走るにも大きすぎず、快適な車中泊が楽しめます。
キャブコンは大型のキャンピングカーで、ベッドやリビングスペースが広く作られており、長期の旅行に向いています。
他には、ピックアップトラックの荷台部分に載せて使う「トラックキャンパー」と呼ばれるタイプもあります。居住スペースがそのまま取り外しできるようになったタイプで、タイヤがないという点以外ではキャンピングトレーラーと同じような使い方ができます。
キャンピングカーの種類・それぞれの特徴についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
「自分に合うのはどれ?キャンピングカーの6つの種類をご紹介」
どんな人がキャンピングトレーラーに向いてる?
一般的なキャンピングカーではなく、小型のキャンピングトレーラーを選んだほうが良いのはどのような人でしょうか。
すでに自家用車があり、日常とアウトドアを分けたい
すでに自家用車を持っている場合、一般的なキャンピングカーを買うとなると自家用車を手放すか2台持ちかのどちらかになります。
一方、小型のキャンピングトレーラーであれば牽引可能な条件を満たせば自家用車をヘッド車としてそのまま使い続けることができます。
キャンピングトレーラーは普段はトレーラーを自宅か契約駐車場に置いておくことになるため、普段は乗用車を使い、アウトドアに繰り出すときにトレーラーを引っ張るという柔軟なライフスタイルを構築可能です。
自分に合った大きさの車体でアウトドアを楽しみたい
キャンピングトレーラーは大小さまざまな種類があり、一般的なキャンピングカー以上にサイズの選択肢があります。自分には少し小さい、少し大きいといったミスマッチが起こりにくく、長く楽しめるモデルを見つけ出せるはずです。
特に小型のものだと、乗用車とほとんど変わらないサイズのものもあります。そういったものでも、天井は高く、中では歩きやすくなっているのがキャンピングトレーラーの特徴です。
大型のものになると際限がなく、アメリカ製のものになると日本の公道では走れないようなサイズも存在します。
旅行先でキャンプも観光地も楽しみたい
小型キャンピングトレーラーを購入するメリットとして、日常だけではなく、出先でもヘッド車とトレーラーを分離できるという特徴があります。例えば、早めの時間にキャンプ場に到着し、駐車場でトレーラーを切り離して周辺の観光地を巡るという楽しみ方が可能です。
キャンプを楽しみたいけど周辺の観光地も捨てがたいといった希望に、キャンピングトレーラーは最適です。
小型キャンピングトレーラーは牽引免許不要
キャンピングトレーラーはヘッド車でトレーラーを引っ張ることから、難しさを感じるかもしれません。しかし実際にはイメージほどの難しさはなく、小型のキャンピングトレーラーであれば牽引免許不要で運転ができます。
トレーラーなどを牽引するには、普通免許や中型免許以外に牽引免許が必要となりますが、キャンピングトレーラーが750kg以下の場合は牽引免許が不要です。
もし750kgを超えるキャンピングトレーラーも検討している場合は、以下の条件で牽引免許を取得することができます。
・満18歳以上
・普通免許以上取得済み
・裸眼で両目0.8以上の視力
詳しい条件については、公的機関の最新情報を確認するようにしましょう。
キャンピングトレーラーを含めたキャンピングカー全体の必要免許については、以下の記事にまとめているのでご確認ください。
中型免許?普通免許?キャンピングカーの運転に必要な免許について
小型キャンピングトレーラーのメリット・デメリット
メリット:価格や維持費が安い
・乗用車でも牽引できる
・車体価格や維持費のが抑えられる
・小回りかきく、取り外し容易
小型キャンピングトレーラーは、車体価格や維持費が抑えられるだけでなく、小回りがきくため運転が比較的簡単なのも魅力のひとつです。都市部から自然の中まで幅広い場所で楽しむことができます。
デメリット:保管場所が必要
・保管用の駐車場が必要
・高速道路の料金が高くなる
・燃費が落ちる
メリットで車体価格や維持費が抑えられるとお伝えしましたが、維持費が発生してしまうことに変わりはありません。車両の保管費用や高速道路の料金などの費用がかかってしまうことは理解しておきましょう。
おすすめ小型キャンピングトレーラーおすすめ3選
ここでは、おすすめの小型キャンピングトレーラーをご紹介します。
タバート「320RS」
タバート320RSは、卵型が可愛い小型のキャンピングトレーラーです。全長や全幅を抑えたトレーラーですが、限られた居住スペースにコの字型の座席を配し、数人で十分にくつろげるように作られています。
就寝時には中心のテーブルを畳み、大人2人がゆったりと休めるベッドを展開できます。
キッチンのコンロは2口設置されており、小型の冷蔵庫も利用できるため、キャンプ場などで料理を楽しむこともできます。
タバート320RSについて詳しくはこちら
クナウススポーツ400
クナウススポーツ400は、スタイリッシュな外観と広い居住スペースが特徴のキャンピングトレーラーです。タバートよりも大きいトレーラーですが、車両総重量は750kgぴったりであり、牽引免許不要で運転できます。
車体は横幅も広く作られているため、リビングスペースやベッド、キッチンスペース、マルチルームがバランスよく配置されており、1つの小さい家のように使うことができます。
クナウススポーツ400について詳しくはこちら
Ace Caravans「エースワン 330 Room Jエディション」
エースワン 330 Room Jエディションは、エースキャラバンズが手掛ける小型のキャンピングトレーラーです。スタンダードなカーゴタイプで、限られたスペースを有効活用するように家具がレイアウトされています。
キャンピングトレーラーのほとんどは海外製であり、日本の土地に合わない仕様を飲み込んで使用することもありますが、こちらはフジカーズジャパンが正規代理店として輸入しているモデルで、日本仕様に合わせたJエディションです。
左エントランス設計など使いやすくなっており、初めてのキャンピングトレーラーとしてもおすすめです。
エースワン 330 Room Jエディションについて詳しくはこちら
まとめ:取り回しの良い小型キャンピングトレーラーを検討してみよう
小型のキャンピングトレーラーは一般的なキャンピングカーと比べると使い方に癖があり、使いこなせるか不安になるかもしれませんが、どのようなアウトドアスタイルを楽しみたいかを吟味し、条件にぴったり合えば長く楽しめるはずです。
自身にぴったりのキャンピングカー、キャンピングトレーラーを探したい際には、販売店のスタッフに詳しく相談するのもおすすめです。
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