キャブコンはどんなキャンピングカー?特徴や人気ランキングをチェック!
公開日:2022年3月25日 2025年3月31日 更新- カテゴリー:
キャンピングカーの中でも、広々とした居住スペースを持ち、大きなベッドを始め装備が充実しているのが「キャブコン」です。
今回は、キャブコンの特徴や選び方、おすすめキャブコンのランキングをご紹介するので、キャンピングカー選びの参考にしてください。
キャブコンはどんなキャンピングカー?
キャブコンとは、トラックなどの荷台に専用のシェルを架装したキャンピングカーを指します。
トラックや一部のバンはキャブオーバー車というタイプに分類され、そういったベース車の運転席部分を残して架装(コンバージョン)するため、キャブコンと呼ばれます。
キャブコンは大型のトラックやバンをベースに作られることが多く、キャンピングカーの中でも快適な居住性を誇ります。成人男性が立って歩いても余裕があり、複数人が窮屈さを感じることなく車内を移動できるほどの広さが特徴です。
ベッドやキッチンスペース、ソファやテーブルからなるダイネットが広々と作られている一方で、車体が大きく、周りから目立ったり狭い道や駐車場では運転しにくかったりといった側面もあります。
キャブコンを選ぶのに向いている人
キャンピングカーの中でも、以下のようなポイントに当てはまる人はキャブコンが向いていると言えます。
4~7人ほどで使いたい人
キャブコンは広々とした居住スペースが特徴であり、多くの人数が就寝できるように作られています。4人以上で広々と使いたい場合は、キャブコンがおすすめです。
キャブコンはベッドが多いだけでなく冷蔵庫を始めとした電化製品を充実させることができ、大人数の家族でも快適に過ごせます。中にはトイレ・シャワールームがドア付きで設置されているモデルもあります。
長期間の旅行を楽しみたい人
キャブコンはベッドが広く作られていることが多く、キャンピングカーの中でも特に疲れを取りやすいと言えます。車内を立って歩けることからストレスも溜まりにくく、キャンピングカーで長期間の旅行を楽しみたい場合はキャブコンがぴったりです。
キャブコンは広い車内スペースを活かし、収納も充実しています。ある程度多くの荷物が必要となる長期の旅行でも、キャブコンであれば積み込めるでしょう。
キャブコンの選び方
自身に合ったキャブコンを選ぶ際は、以下のポイントをぜひ参考にしてください。
使う人数に合わせてサイズ・内装を選ぶ
大型のキャブコンの中でも、ベース車の性能やシェルの大きさによって適した人数が変わります。
乗車人数・就寝人数
キャブコンを選ぶ際は、まず乗車人数と就寝人数を確認しましょう。キャブコンの中でもこの人数に差があるため、何人で使いたいかによって選ぶべきモデルが変わってきます。
あまり大人数で使うことがないようなら、キャブコンよりはコンパクトなバンコンも選択肢に入れてみましょう。
ダイネット
キャブコン選びで注目したいのが、ダイネットの座席数やレイアウトです。
ソファとテーブルからなるダイネットはキャンピングカーの特徴の1つですが、大人数で使用するキャブコンではダイネットの使い勝手も重視しましょう。
用途に合わせて設備や装備品を選ぶ
キャブコンは豊富なオプションが用意されていることが多いため、どのような設備や装飾品があるかについても重視しましょう。
電源設備
キャブコンでまず確認したいのが、電源設備が充実しているかどうかです。
大容量のサブバッテリーを搭載することができれば、エアコンや冷蔵庫、電子レンジなど多くの電化製品を長時間動かすことができます。必要に応じて、ソーラーパネルの有無も確認しましょう。
水回り
キャブコンではトイレ・シャワールームが専用で用意されていることもあるほど、水回りが充実しています。
長期の旅行を楽しみたい場合はタンクの容量が重要になるため、1回の給水でどのくらいの期間使えるのかなど、水回りの使い勝手をしっかり確認しておきましょう。
キャブコン人気ランキング
ここからは、フジカーズジャパンおすすめのキャブコン人気ランキングをご紹介します。
1位・・・ローラーチーム「ZEFIRO 285TL」
おすすめ1位は、イタリアのローラーチームが手掛ける「ZEFIRO 285TL」です。
全長が約7mの大きなキャブコンであり、居住スペースが広いだけでなく、豪華に仕立てられた内装も魅力となっています。
ダイネットは運転席付近に作られており、運転席と助手席を反転させれば5~6人が余裕を持って座れるリビングスペースになります。その他、収納スペースも充実したキッチンスペース、衛生的なだけでなく使い勝手も追求したシャワー&レストスペースなど、内装が充実しています。
ヨーロッパではキャンピングカーベースとして7割採用されているフィアット・デュカトがベース車となっており、大きな車体をもちながらパワフルに走れることも特徴です。
2位・・・ナッツRV「クレア5.3Xエボリューション」
おすすめ2位は、ナッツRVが手掛ける「クレア5.3Xエボリューション」です。
ベース車は日本の多くのキャブコンで採用されているトヨタ・カムロードで、快適な寝心地と豊富な収納スペースを特徴としています。
セミダブルサイズのリアベッドはヨーロッパでスタンダードのウッドスプリングを採用。運転席上部にせり出しているバンクベッドはクラス最大級の大きさで、大人が寝転がっても十分な広さがあります。
マルチルームは防水仕様でカセットトイレを設置できる他、用途に合わせてさまざまな使い方が可能です。
3位・・・AtoZ「アレン」
おすすめ3位は、AtoZが手掛ける「アレン」です。
ライトエーストラックをベースに架装しており、キャブコンの中では比較的コンパクトになっています。
コンパクトなキャブコンながら内装は充実しており、常設2段ベッドやバンクベッドを備えています。バンクベッドは子どもが3人就寝できるサイズです。
その他、十分なサイズの冷蔵庫や外部からアクセスできるラゲッジスペース、室内電源の集中スイッチ、シンクでも外でも使えるシャワーヘッド蛇口など、使い勝手の良いキャブコンに仕上がっています。
4位・・・エースキャラバンズ「565LD」
おすすめ4位は、スペインのエースキャラバンズが手掛ける「565LD」です。
ヨーロッパ産キャブコンで多く採用されているフィアット・デュカトをベースにしながら、日本での走行を想定してフジカーズジャパンと共同で開発されたモデルで、比較的コンパクトなボディサイズと日本仕様の使い勝手が追求されています。
565LDは、乗車人数・就寝人数ともに6名。リア部分に使いやすい常設2段ベッドがある他、楽に展開・収納できる電動プルダウンベッドも備えます。
その他、カセットガスを利用した2口コンロや、カセット式トイレ、100リッターの大容量タンク、冬に活躍するFFヒーター、外部アクセスもできる大型の収納スペースなどが特徴です。
5位・・・バンテック「ジル520」
おすすめ5位は、バンテックが手掛ける「ジル520」です。
トヨタ・カムロードをベースに作られた大型のキャブコンで、内装は使い勝手だけでなく空間演出にも力が入れられています。
ジル520では、広々と使えるダイネットやキッチンスペースを擁しつつ、大型のアクリルウィンドウにより明るい室内を実現。夜は間接照明などを駆使し、家族でゆったり寛げる空間を作ります。
美しいシルエットと高機能を備えたボディも特徴で、走行性能を高めるだけでなく万が一に備えた衝撃吸収性も高くなっています。
その他のキャブコンについては、ぜひここからチェックしてみてください。
後悔のないようキャンピングカーはじっくり選ぼう
キャンピングカーの中でも、キャブコンはスペースや設備が充実しておりアウトドアでの使い勝手は非常に高いです。
一方で大きいがゆえの使いにくさもあるため、バンコンや軽キャンパーなど小型のキャンピングカーとも比較しつつ、自身の目的に一番合うタイプを選ぶようにしましょう。
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