バンコンはどんなキャンピングカー?特徴や人気ランキングをチェック!
公開日:2022年1月14日- カテゴリー:
キャンピングカーの中でも人気のジャンルのひとつが、商用バンをベースに作られたバンコンと呼ばれるタイプです。
今回は、バンコンの特徴や選び方、おすすめバンコンのランキングをご紹介するので、キャンピングカー選びの参考にしてください。
バンコンはどんなキャンピングカー?
バンコンは商用バンをベースに架装されたキャンピングカーであり、キャンピングカーの中では比較的コンパクトなタイプとなります。一方で、ベースとなるバンは多くの乗用車に比べて大きく、車内スペースにはベッドやテーブル、キッチンなどさまざまな家具や設備が効率良く設置されています。
キャンピングカーとしての使い勝手を十分に備えつつ、普段使いにもできるサイズ感になっているのがバンコンの特徴です。
バンコンを選ぶのに向いている人
キャンピングカーの中でもバンコンを選ぶのに向いているのは、主に以下のような人です。
3~6人ほどの家族で使いたい人
バンコンは十分な車内スペースを有しているキャンピングカーであり、走行時は収納しているベッドを展開すれば3~4人ほどで就寝できます。また、天井が上部に開いてスペースを拡張する「ポップアップルーフ」を備えているモデルであれば、6人などの多めの人数でも就寝できます。
このことから、バンコンは3~6人ほどの家族で使いたい人に向いています。
バンコンの中にもさらにタイプがあり、小型のバンをベースにして夫婦2人旅をターゲットにしたモデルもあれば、大型のバンをベースにして十分な広さを確保したモデルもあります。
主に何人で使いたいのかを考えながら選ぶことで、理想のサイズのバンコンが見つかるでしょう。
キャンピングカーを普段使いにもしたい人
バンコンより大きいクラスとして、キャブコンと呼ばれるタイプがあります。キャブコンは車内スペースがとても広く快適に使用できる一方で、サイズが大きい上に見た目が悪目立ちすることもあるため、普段使いには向いていません。
バンコンであれば、サイズ感としては大型の乗用車ほどであり、外からの見た目も普通のバンとほとんど変わらないため普段使いにも向いています。平日は仕事の通勤や買い物などに使い、休日にアウトドアへ繰り出すという使い方が可能です。
バンコンの選び方
バンコンの中から自身に合ったモデルを選ぶ際は、以下のポイントに注目してみましょう。
使う人数に合わせてサイズ・内装を選ぶ
上記でもご紹介しましたが、バンコンは3~6人での利用に適したキャンピングカーです。
主に何人で利用したいのかによって適したバンコンのモデルが変わってくるので、利用シーンをよく想像しながら選ぶようにしましょう。
乗車人数・就寝人数
使う人数を考えるとき、指標となるのは乗車人数と就寝人数です。それぞれのキャンピングカーには乗車人数と就寝人数が設定されており、その人数を超えて利用することはできません。
また、ギリギリの人数だと手狭に感じることもあるため、展示車をよく見ながら選びましょう。
ダイネット
ソファやテーブルなどで構成された空間をダイネットと呼びます。ダイネットのレイアウトはキャンピングカーそれぞれで異なるため、利用シーンを考えながらレイアウトをチェックしましょう。
用途に合わせて設備や装備品を選ぶ
バンコン選びでは大きさの他にも、どんな設備や装備品が備えられているかも重要です。
ギャレー
キッチンを中心とした調理スペースを、ギャレーと呼びます。
バンコンの多くにはギャレーが装備されていますが、限られたスペースを有効活用するために、モデルによってコンロの数や冷蔵庫の有無、食器入れスペースの広さ、タンクの大きさなどが異なります。
エアコン
オプションとして人気の高い装備のひとつがエアコンです。特に夏の車中泊では必須の電化製品となるので、エアコンを装備できるか、どのようなエアコンになるのかなどをチェックしましょう。
FFヒーター
エアコンとは反対に、冬の車中泊で必須の装備品となるのがFFヒーターです。
車載の暖房を使うと、雪が降った際にマフラーを塞いで一酸化炭素中毒になる危険性がありますが、FFヒーターであればエンジンを切ったまま使用できるので安全に車内を温かく保てます。
バンコン人気ランキング
ここでは、バンコンの中でもベース車の大きさでさらに3つに分類した上で、おすすめの人気ランキングをご紹介します。
スーパーロング
スーパーロングとは、ベースとなる商用バンの中でも、特に全長が長いタイプを指します。
1位・・・トイファクトリー バーデン
スーパーロングのおすすめ1位は、トイファクトリーが手掛ける「バーデン」です。乗車7名、就寝4名となっており、対面式のダイネットや展開せずとも使える常設リアベッドなどが特徴となっています。
大型冷蔵庫やFFヒーターを搭載している他、キッチンの使い勝手がよくなるバタフライテーブル、豊富な収納スペース、車内の電源管理がしやすいインフォメーションボードなどを備えています。
2位・・・FOCS ディパーチャー
フジカーズジャパンが手掛けるキャンピングカー「FOCS」シリーズから、大人数で伸び伸び使用できる「FOCS ディパーチャー」です。乗車7名、就寝5名となっており、広々と使えるギャレーや大人数で談笑ができるダイネットを特徴としています。
FOCSシリーズは、北海道でも快適に使用できる断熱技術など、ハイクオリティで丁寧な作りが特徴。神社やお寺を建てる際の宮大工工法を採用することで、長期間安心して使えるようになっています。
3位・・・OMC 銀河
OMCが手掛ける「銀河」は、スーパーロングを使用した大型のバンコンですが、夫婦の2人旅を想定したモデルです。乗車7名、就寝3名となっており、展開・収納の必要がない常設2段ベッドを備えています。ダイネットもコンパクトになっており、少人数で広々と使うのに向いています。
ミドルサイズ
バンコンの中でも、ミドルサイズのバンコンのおすすめは以下の3種です。
1位・・・FOCS Ds-Lスタイル
フジカーズジャパンが手掛けるキャンピングカー「FOCS」シリーズから、「FOCS Ds-Lスタイル」です。乗車6名、就寝3名となっており、優雅なひとときを過ごせるように設計されています。
L字をベースとしたダイネットは広々と使うことができ、ベッドを展開すれば十分な広さの就寝スペースになります。木材を中心とした内装には温かみがあり、ギャレーはコンパクトながら使いやすい設計です。
2位・・・アネックス ファミリーワゴン
アネックスが手掛ける「ファミリーワゴン」は、家族で遊べて寝れることをコンセプトにしたバンコンです。乗車8名、就寝3名となっており、2段ベッドを使用すれば子どもがさらに3名就寝できます。
ベッドはフルフラットに展開できる他、ダイネットのテーブルを残してお茶の間モードにすることもできます。
3位・・・かーいんてりあ高橋 リラックスワゴン
かーいんてりあ高橋が手掛ける「リラックスワゴン」は、広々としたレイアウトが特徴のバンコンです。乗車6名となっており、室内レイアウトはベッドルーム重視となっています。流し台をベッド下に収納できる点も特徴です。
コンパクトサイズ
バンコンの中でもコンパクトなベース車を採用したモデルもあり、街中での取り回しに優れています。
1位・・・フロットモビール シュピーレン
適度なサイズ感で街や高速道路での走りやすさに優れているのが、フロットモビールの手掛ける「シュピーレン」です。乗車人数は最大5名となっており、シートアレンジや装備品のカスタマイズが豊富です。
主な装備品は、収納できるテーブルやFFヒーター、ベンチレーションなどがあります。使用状況に合わせてシートアレンジができるのも特徴で、フルベッド状態にしたり、あるいはベッドや椅子を収納して荷室を最大限に広げたりできます。
2位・・・トヨタモビリティ神奈川 アルトピアーノ
「アルトピアーノ」は、トヨタモビリティ神奈川が手掛けるキャンピングカーです。乗車5名となっており、小型のバンコンながらフルフラットのベッド展開もできます。
家族でめいっぱい遊ぶことをコンセプトに作られており、大型冷蔵庫やシャワー付きタンクなどオプションも豊富です。
3位・・・FOCS ルソ
FOCS ルソは、FOCSシリーズの中でも特にコンパクトなタイプのバンコンです。乗車5名、就寝2名となっており、対面式のダイネットや展開して使えるテーブルなどを備えています。
コンパクトな車体に最低限の装備を積み込み、気軽にキャンプへ出かけたいという方におすすめです。
自身にぴったりのキャンピングカーを選ぼう
キャンピングカーには、バンコンの他にも軽自動車をベースにした小型の軽キャンパー、大きな車体と広々としたスペースが特徴的なキャブコンなどもあります。さまざまなキャンピングカーを比較し、自身にぴったりの車両をぜひ探してください。
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