検討中の方必見!キャンピングカーのメリットや種類ごとの楽しみ方
公開日:2020年2月28日 2021年12月9日 更新- カテゴリー:
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近年はキャンピングカー人気が増してきており、購入を検討しているという方も多いのではないでしょうか。しかし、キャンピングカーは高い買い物であり、本当に必要なのか迷ってしまうこともあります。今回は、キャンピングカーを購入するメリットや主な種類についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンピングカー購入のメリット
キャンプ人気の高まりもあり、キャンピングカーの人気は10年以上も上昇し続けています。キャンピングカー購入によるメリットの1つは、車内にベッドなどの家具があり、快適な車中泊が楽しめる点です。
旅行に行く際にはホテルを取ることが一般的ですが、キャンピングカーがあれば周りを気にすることなく家族や友達とゆったり過ごすことができます。駐車場では騒音にならないよう注意する必要はありますが、自分なりのスタイルで車中泊を楽しめるキャンピングカーは他では味わえない体験をたくさん与えてくれます。
子どもと一緒に旅行の思い出をたくさん作るにも、キャンピングカーはぴったりです。小さい子どもにはハードルの高いキャンプも、キャンピングカーであれば家の中のように過ごせるため、アウトドアに積極的に繰り出すことができます。
キャンピングカーの主な4つの種類
キャンピングカーと一口に言っても、どんな目的で使いたいかによって適したモデルは変わります。ここでは、キャンピングカーの主な分類とそれぞれの適したシーンについてご紹介します。
軽キャンパー
軽キャンパーは、軽自動車をベースに作ったコンパクトなキャンピングカーです。キャンピングカーと言うと大型車のイメージがあるかもしれませんが、最低限の機能を詰め込んだ軽キャンパーのスタイルも人気であり、近年は初めてのキャンピングカーに選ぶ方が増えてきています。
軽キャンパーは軽自動車をベースにしていることもあり、コンパクトであることが最大の特徴です。小回りが利くため、気になったところに気ままに立ち寄りながら巡る旅などに向いています。軽キャンパーはどうしても車体が小さいため、就寝スペースを確保するために天井が外側に開く「ポップアップルーフ」を備えているモデルも多くあります。
就寝可能人数は多くのモデルで2~3人となっており、1人や2人での旅行におすすめです。3人以上で使うとなると、手狭に感じたり荷物をあまり載せられなくなったりなど不便に感じることがあります。また、ベッドを展開し収納スペースを確保するなど最低限の機能性となっていることが多く、車内でゆったり過ごすというよりは「寝るためのキャンピングカー」として使うほうが向いています。
バンコン
商用バンをキャンピングカー用途に転換(コンバージョン)したものが、バンコンです。日本では最もスタンダードなキャンピングカーであり、道を走りやすい車体サイズを維持しつつ、キャンピングカーとしての十分な機能性を有しています。
バンコンは、広々と寝られる展開式のベッドを備えていることはもちろん、数人でゆったりと過ごせるダイネットや、キッチン・流し台などが一緒になったギャレー、アウトドアに嬉しい広い収納スペースを備えたモデルが多くあります。どのキャンピングカービルダーも工夫を凝らしたバンコンを多く販売しており、ポップアップルーフをつけて就寝スペースを増やしたもの、運転席と助手席が回転して後部座席と対面になれるものど、ユニークなモデルも多くあります。
車内でゆったり過ごしたり広々と寝られたりするバンコンですが、外見上はベースとなったバンからほとんど変わっていないことが多く、日常使いにもできる点がメリットです。軽キャンパーよりも多くの人数が乗車・就寝できるので、気の合う仲間との旅行や家族旅行などに向いています。
キャブコン
トラックなどをベースに、車体後部に居住スペースを架装したタイプのキャンピングカーをキャブコンと呼びます。軽キャンパーやバンコンのように車体内部のみを架装するのではないため、大型でキャンピングカーらしい外装です。
キャブコンはバンコンよりも広い居住スペースを活かし、さまざまな家具や装備を設置できるため、車というよりは「動く家」のような印象です。架装した居住スペースは天井が高く、腰をかがめなくても車内をスムーズに歩けるため、普段の家のようにくつろいで過ごせます。料理のしやすい広々としたギャレー、展開式ではない常設のベッド、シャワールームなど、さまざまな機能性を持たせられる点も特徴です。
キャンピングカーとしての機能をふんだんに取り入れられるキャブコンは、アウトドアが大好きで頻繁に遊びに行く人や2人以上の子どもがいる家族連れ、長期間の旅行などに向いています。極端な例ですが、電源や水などは出先で調達でき、トイレの汚水も指定のダンプステーションで処理できるため、固定の家を持たずキャブコンだけで暮らすことも可能です。
バスコン
マイクロバスをベースに作られたキャンピングカーが、バスコンです。ベース車がマイクロバスとなるのでキャブコンよりもさらに大きく、より広々と居住スペースを利用できます。
10人や20人など大人数を運ぶために作られたマイクロバスはとても広く、バスコンはホテルの一室のような豪華な居住スペースを実現しています。マイクロバスはエンジン性能が高くタイヤが強靭であることから、走行中の揺れが少なく過ごしやすいという点も特徴です。バスコンは架装によりマイクロバスと比べて乗車可能人数がかなり減っているので、普通免許で運転できるモデルも多くあります。
日常使いには難しく、使わない間は専用の駐車場に停めておく必要のあるバスコンですが、普段の生活を忘れて思いっきりリラックスした旅がしたい場合にはぴったりです。
キャンピングトレーラー
キャンピングトレーラーは、トレーラーのキャビン部分を居住スペースに架装したタイプのキャンピングカーです。トレーラーのため自走はせず、ヘッド車とつないで牽引します。大型のキャンピングトレーラーが多く販売されていますが、車体重量が750kg以下で牽引免許がなくても牽引できる小さいモデルもあります。
キャンピングトレーラーはヘッド車とキャビンが離れている点が最大の特徴で、使用しない間は切り離して駐車場に置いておけるという特徴があります。そのため、これまで乗っていた一般車をそのままヘッド車として使うことが可能です。これまでどおり日常使いができることはもちろん、旅行に行く際はトレーラーだけオートキャンプ場に置いておき、ヘッド車で近隣の観光地を巡るといった使い方もできます。
購入するなら早めがおすすめ
自身の目的に合いそうなキャンピングカーがあり、購入したいと思ったなら、できるだけ早めに購入するのがおすすめです。多くの場合、キャンピングカーは欲しいと思ったときに最高の体験を与えてくれるためです。
例えば家族みんなでたくさんの思い出を作りたいと考えたとき、まだ購入資金が足りないから、決心がつかないからと先延ばしにしていくと、子どもと一緒に過ごす時間は一気になくなっていきます。習い事や部活動を始める前に、小さいうちからたくさんのアウトドアを一緒に楽しむには、「今」購入に踏み切るのがおすすめなのです。
考慮すべきは購入資金ですが、キャンピングカーは一般車と違って10年以上現役で乗り続けることも多く、長期ローンを組むことができます。また、人気が高く中古市場での価値も高いため、値崩れせずに買取に出せるという特徴もあります。
かけがえのない体験を手に入れよう
キャンピングカーは決して安い買い物ではありませんが、それ以上にたくさんの貴重な体験を得ることができます。キャンプやバーベキュー、ウィンタースポーツなど、キャンピングカーで出かければどんなアウトドアもさらに楽しいものになるはずです。自身はどんな使い方をしたいかをよく考え、長く楽しめるキャンピングカーをぜひ購入してください。
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