全2種類!【軽トラベースのキャンピングカー】特徴を徹底解説

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全2種類!【軽トラベースのキャンピングカー】特徴を徹底解説


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全2種類!【軽トラベースのキャンピングカー】特徴を徹底解説日本のキャンピングカー業界では、軽自動車をベースに架装した「軽キャンパー(軽キャン)」がとても人気です。
軽キャンパーは少人数での車中泊旅行に適しており、購入費・維持費ともにリーズナブルで初心者にも扱いやすいモデルが多いことなどが人気の理由になっています。

今回の記事では、そんな軽キャンの中から「軽トラ(軽トラック)がベースになったキャンピングカー」をテーマに解説します。
「軽キャブコン」と「軽トラキャン」という2種類のキャンピングカーについて、それぞれのメリット・デメリットを紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。


中古も人気!軽トラベースのキャンピングカーは全部で2種類

軽トラック(軽トラ)をベースにして車中泊仕様に架装したキャンピングカーは、2種類あります。「軽トラキャブコン(軽キャブコン)」と「軽トラキャン」です。
ベース車が軽トラなので、架装の内容により登録は普通車登録になる場合もありますが、概ねどちらも軽自動車に分類されます。

軽自動車なので維持費が安く、個性的なモデルも多い軽トラベースのキャンピングカーは中古市場でも人気のキャンピングカーとなっています。

「軽キャブコン」と「軽トラキャン」の最大の違いは、「居住スペース(シェル)を着脱できるかどうか」です。固定式が軽キャブコン、着脱できるのが軽トラキャンです。
メリット・デメリットもこのシェルと関係していることが多いので、ぜひ最初に押さえておきましょう。

人気の軽キャンピングカーですが、キャンピングカーに比べて不得手な部分もあります。こちらの記事では軽キャンピングカー購入で失敗しないためのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
軽キャンピングカー購入で失敗!?後悔しないための5つのポイント


【軽トラキャブコン】4人乗りOK!内装も外装も本格的

軽トラキャブコン(軽キャブコン)とは、軽トラをベースにしてシェルを架装したキャンピングカーのことです。シェルは着脱できないため、「固定式」とも呼ばれています。

軽キャブコンは、軽トラの荷台を取り去り、運転席のあるキャブの上までシェルを架装してあるモデルが一般的です。一目でキャンピングカーだとわかる外観をしています。
軽キャンの中で最も車両サイズが大きいことも特徴です。ただし、車両のサイズによっては軽自動車の登録と普通車登録に分かれます。

メリット(1)4名乗車・就寝できる

軽自動車登録の軽キャブコンは、軽トラベースでありながら、最大4名まで乗車・就寝できるモデルがたくさんあります。軽自動車の規格内で構造変更登録を行っており、走行中でもシェルの中で過ごすことができるためです。

同じ軽トラベースのキャンピングカーでも、軽トラキャンの乗車定員は2名までです。そのため、乗車人数で選ぶなら軽キャブコンのほうがおすすめです。

メリット(2)居住性と自由度が高い

普通車登録の軽キャブコンは構造変更登録を行っているため、シェルが広いこともメリットの一つです。大人が立って歩けるほどの高さがあるので、スペースに余裕のある車両で過ごしたい方におすすめです。

また、シェルの自由度が高く、ビルダーによって設計が大きく異なることも特徴です。
機能性だけではなく、デザインにこだわったモデルも多いため、自分の理想通りの内装に仕上げやすいキャンピングカーです。

メリット(3)本格キャンピングカーらしい外観

キャブ以外をシェルで架装した軽キャブコンは、一目でキャンピングカーとわかる外観をしています。
そのため、軽トラベースのキャンピングカーの中から本格的な見た目のキャンピングカーを選びたいという場合は、軽キャブコンがおすすめです。

デメリット(1)新車価格が高い

軽キャブコンは、どのモデルも軽トラに大規模な架装を行う必要があるため、車両費が高額です。
新車の平均価格はおよそ300万円から400万円ですが、オプションによってはそれ以上かかることもあります。

400万円台のキャンピングカーは、標準装備のバンコンを新車で購入できてしまう価格帯です。
バンコンには、乗車定員の多さやタウンユースのしやすさなど、主に利便性の面で様々なメリットがあります。そのため、軽キャブコンは「リーズナブルにキャブコンを購入したい!」という方以外にはメリットを感じにくいかもしれません。

デメリット(2)タウンユースしにくい

軽キャブコンは軽トラがベースですが、シェルを架装することで車両サイズが大きくなっており、日常生活で使用する「タウンユース」にはあまり向いていません。乗車定員が4名までのモデルが多いとはいえ、軽キャブコンで買い物や家族の送迎などを行うのは快適とは言いがたいでしょう。

また、一目見てキャンピングカーだとわかる外観をしていることもあり、あまり周囲に注目されたくない方にもおすすめできません

軽キャブコンについてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
軽キャブコンの特徴とおすすめモデル6選!


【軽トラキャン】着脱式シェルが特徴の軽キャンピングカー

【軽トラキャン】着脱式シェルが特徴の軽キャンピングカー

軽トラキャンとは、軽トラの荷台にシェルを積載したキャンピングカーのことです。シェルは自由に取り外しできるため、「着脱式」とも呼ばれます。

軽トラキャンのシェルは、荷台に載っている「荷物」という扱いです。そのため、取り外せば普通の軽トラとして使用することもできます。

メリット(1)シェルを自由に着脱できる

軽トラキャンは、オーナーの自由にシェルを着脱できることが大きなメリットです。

軽トラキャンのカーオーナーには、普段は軽トラとして使い、車中泊旅行のときだけシェルを載せている方がいます。
一方で、毎日シェルを積載したままにして、キャンピングカーを仕事場として活用している方もいます。

着脱自由な軽トラキャンなら、それぞれの暮らしに合わせてフレキシブルに選ぶことができるのです。

メリット(2)価格が安い

軽トラキャンは、価格の安さもメリットの一つです。軽トラとシェルを両方購入しても、軽キャブコンの費用相場である300万円以下に抑えられます。

ベース車は改造しないため、あらかじめ軽トラを所有している場合は、シェルを載せるだけでキャンピングカーが完成します。
シェルの価格は、新品でも50万円から100万円で購入できます。

シェルをそのまま残し、ベース車のみを買い替えることもできます。車両とシェルが一体化した他のキャンピングカーではできないことです。
どのパターンでも費用を大幅に抑えられることが、軽トラキャンのメリットです。

メリット(3)軽自動車として登録できる

軽トラキャンのシェルは、「荷台に積載している荷物」という扱いです。そのため、キャンピングカーとして使用するにあたって軽キャブコンのような構造変更手続きが必要ないこともメリットです。

デメリット(1)乗車定員は2名まで

これまでに紹介してきたように、軽トラキャンのシェルは「荷物」として扱われます。そのため、一般的なキャンピングカーと違い走行中シェルの中に乗車することはできません
乗車定員も、ベース車である軽トラと同じ2名までです。

なお、走行中に軽トラキャンのシェルに乗車すると、道路交通法違反になります。事故のリスクも非常に高いため、絶対にやめましょう。

キャンピングカーの乗車定員についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
種類ごとに違う?キャンピングカーの乗車人数について解説

デメリット(2)シェルの置き場が必要

軽トラキャンのシェルは「荷物」扱いのため、普段は軽トラに積載したままで問題ありません。ですが、車検の際だけは取り外す必要があります
自宅に置き場がない場合は、一時的に保管してもらえる場所をあらかじめ押さえておく必要があるでしょう。

着脱したシェルの置き場については、購入前によく検討しておくことをおすすめします。


まとめ:軽トラベースはキャンピングカー初心者にもおすすめ

軽トラベースのキャンピングカーは比較的運転しやすく、他の種類よりもリーズナブルなため、初めて購入する方にも向いています。

今回の記事でも紹介したように、より本格的なキャンピングカーが欲しい方には軽キャブコンリーズナブルな価格で車中泊仕様車を購入したい方には軽トラキャンがおすすめです。

軽キャブコンと軽トラキャンは日本での人気が高いため、様々なビルダーから販売されています。キャンピングカーイベントで実際に見ることもできるので、ぜひ足を運んでみて下さいね。

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