大型バスのキャンピングカーは普通免許で運転できる?バスコンの魅力・人気な理由もご紹介

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大型バスのキャンピングカーは普通免許で運転できる?バスコンの魅力・人気な理由もご紹介


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大型バスのキャンピングカーは普通免許で運転できる?バスコンの魅力・人気な理由もご紹介バスやマイクロバスをベースとしたバスコンは、快適な居住性や安定した乗り心地が人気です。その一方で、
「バスコンを運転するには、中型免許が必要と聞いて躊躇している」
「バスコンを購入する際の注意点があるなら知りたい」と考えている方もいるでしょう。

今回の記事では、バスやマイクロバスを改造したバスコンの魅力や人気の理由、運転に必要な免許などを紹介します。
バスコンに興味がある方はもちろんのこと、キャンピングカーの購入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。


バスコンとは?

バスコンとは、バスやマイクロバスをベースとしたキャンピングカーです。国産のキャンピングカーの中では最大サイズであり、ベース車はトヨタのコースター、三菱ふそうのローザがあります。かつては日産のシビリアンもベース車として活用されていましたが、同車は2021年に製造が終了したため、現在は中古車のみ市場に出回っています。

バスコンのベース車は乗員26~29名ですが、キャンピングカーに改造するためにリアシートを取り外すため、乗員は10名以下になっている場合も多いです。

バスコンの魅力

バスコンの魅力は、快適な居住性と安全性です。バスコンの全長が6~7m、幅が2m程度あるので、居住空間を広く取れます。大型ソファーやクイーンサイズのベッドなども設置できるので、ホテルのような居住空間も作れるでしょう。また、独立したシャワールームやトイレルームも作れます。
長時間移動する場合やキャンピングカーで何泊も宿泊する場合は、居住性が高いほうがリラックスできて疲れもたまりにくいでしょう。

また、バスやマイクロバスは大人数を乗せて快適に走行できるように設計されています。積載量は変わらなくても、荷物を載せて走るように設計されたトラックよりは振動も少なく、長時間乗っていても疲れないといったメリットがあります。特に、ダブルタイヤのバスコンは横風を受けても倒れにくい設計になっており、「大型車を運転するのは初めて」といった方でも安心です。

大人数でキャンプや車中泊を楽しみたい方にピッタリ

キャンピングカーは小型のものでも大人数で利用できそうに見えます。しかし、前述したように居住区間を確保するためにリアシートを取り外すため、定員が2~3名のキャンピングカーも珍しくありません。
また、ベース車のサイズによってはベッドやキッチンが小さくて使いにくい、トイレとシャワーが一緒でないとスペースが取れないといった問題も出てきます。

5人以上の家族や、複数の家族で車中泊を楽しみたいならば、バスコンがピッタリです。
また、ゆっくり手足を伸ばせて寝られるベッドや、トイレ、シャワーなどの設備がそろっていれば、車中泊のたびにトイレやお風呂がある駐車場を探さずにすむでしょう。5泊以上車中泊をしていろいろなところを旅行したいといった場合も、バスコンは適しています。

このほか、利用するのは少人数でもアウトドア用品をたくさん積んで走りたいといった場合も、バスコンは便利です。バスコンのベース車となるバスやマイクロバスはエンジンパワーが強いので、荷物をたくさん載せた重い車体でもスピードを保ちながら走行できます。


バスコンを運転するのに必要な免許は?

バスコンを運転するのに必要な免許は?バスコンを運転できる免許を持っていないから・・・と、バスコンの購入を躊躇している方もいるでしょう。バスコンには複数の種類があり、普通自動車免許で運転できるものもあります
ここでは、バスコンを運転するのに必要な免許を紹介します。

普通自動車免許で運転できるバスコン

バスコンでも車両総重量が3.5トン未満、最大積載量2トン未満、乗車定員10人以下の車両ならば、普通自動車免許で運転できます。このサイズはバスコンの中でも小型ですが、4~5人家族や親族、友人同士でキャンピングカーを利用して遊びに行くには十分なサイズです。

また、このサイズのバスコンならば大型の自動車を運転するのが初めての方でも、運転しやすいでしょう。

準中型自動車免許が必要なバスコン

乗車定員は変わらなくても、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4トン未満のバスコンは、準中型免許が必要です。ただし、2007年6月1日以前に免許を取得している方ならば、このサイズのバスコンでも普通自動車免許で運転できます。

中型自動車免許が必要なバスコン

車両総重量7.5トン以上11トン未満、最大積載量4トン以上6.5トン未満、乗車定員11人以上29人以下のバスコンは中型免許が必要です。なお、前述したように2007年6月1日以前に免許を取得した方の場合、このサイズのバスコンまで普通自動車免許で運転が可能です。

中型自動車免許を取得する方法

準中型免許や中型免許は普通自動車免許を取得して2年以上の運転期間があれば、取得できます。取得方法は自動車教習所で学科1時限、技能15時限の教習を受けたうえで卒業検定を受ける方法と、運転免許試験場で直接技能試験を受験する方法の2種類です。
直接技能試験を受ける方法は難易度が高いため、自動車教習所で教習を受ける方法が一般的です。


バスコンを運転する際の注意点

バスコンにはさまざまな魅力がある一方で、注意点もあります。ここでは、バスコンを運転する際の注意点を3つ紹介します。

駐車場を確保するのが大変

バスコンは駐車場を確保するのに苦労しがちです。コインパーキングはもちろんのこと、スーパー等の駐車場でも大型車を停車できるスペースがないところも多いです。車中泊旅行に出発する前に買い出しをしようと思っても、駐車できるお店がない場合もあるでしょう。
出かける前に駐車場がある場所を事前にチェックしておかないと、駐車場を探すだけで時間がかかる恐れもあります。

また、駐車場だけでなく狭い道を走る際にも注意が必要です。バスコンは、高速道路をはじめとする自動車が通行しやすいように整備された道路を走る分には問題ありません。しかし、都市部や山間の狭い道は通行できないところもあります

通行料や駐車代が高い

バスコンは駐車料金、フェリーの利用料などが普通自動車より高めです。また、燃費も悪く何度も遠出をして車中泊をすると、公共交通機関を利用してホテルや旅館に泊まるより高くつく場合もあるでしょう。
また、バスコンは普段使いはできないため、別に通勤や生活用の車も必要です。自動車税や重量税も普通車より高額なため、経済的に余裕がないと維持し続けるのは難しい場合もあります

設備の手入れや維持に費用がかかる

バスコンに限らず、キャンピングカーは利用した後にお手入れが大切です。お手入れを怠るとカビや悪臭の原因になり、キャンピングカーの価値を下げてしまいます。バスコンは居住部分が広く快適に過ごせる一方で、お手入れにも手間がかかります。特に、トイレやシャワーをフルで活用した場合、汚水の始末も手間がかかるでしょう。
また、定期的に業者に依頼する機材のメンテナンスにも費用がかかります。


まとめ:バスコンの中には普通自動車免許でも運転できるものもある

バスコンは、サイズによっては普通自動車免許でも運転ができます。また、バスコンのベース車となるマイクロバスやバスは大勢の人を乗せて運転しやすい設計になっているので、トラックベースのキャンピングカーよりは初心者でも運転しやすいでしょう。
大勢でキャンピングカーに乗ってキャンプをしたい、長期間車中泊をしたいといった場合は、バスコンはおすすめです。注意点も確認のうえ、購入を検討してみましょう。

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