車中泊にはどんな車がいい?おすすめ車両やキャンピングカーをご紹介
公開日:2023年4月21日 2023年11月22日 更新- カテゴリー:
目次
キャンプ・アウトドアブームの高まりを受け、車の中で就寝する「車中泊」を楽しむ人も増えています。
今回は、これから車中泊を楽しむための車を探したいという方に向け、車選びのポイントやおすすめの車についてご紹介します。おすすめの車中泊グッズについてもご紹介するので、今持っている車で車中泊をしてみたい方もぜひご覧ください。
車中泊のための車を選ぶポイント
車中泊を楽しめる車を選ぶ際には、以下の3つのポイントを確認しましょう。
座席がフルフラットになるか
車中泊する際は車内で体を横にする必要があるため、後部座席がフルフラットになるかどうかは非常に重要です。
多くの車は座席を倒すことでなんとなく平らにはなりますが、角度が残っていたり段差や隙間があったりと、フルフラットにはならないことが多くあります。そういった車であれば、眠ることはできても、疲れは取れにくく翌日の運転にも支障が出るかもしれません。
車中泊を想定している車であれば、座席がフルフラットになるためベッドスペースを作りやすくなります。
荷物を多く載せられるか
快適に車中泊をするには、マットなどの寝具や食べ物・飲み物、ポータブル扇風機、電源など、どうしても荷物が多くなります。そのため、荷物を多く載せられるかどうかも重要です。車中泊しながらキャンプやスキーなどのアウトドアに繰り出す場合は、なお収納スペースが必要になってきます。
車中泊グッズが多く売られているか
車中泊やアウトドア用途で人気の車だと、その車のためにデザインされた車中泊グッズやカスタムパーツが多く売られています。そういったグッズやパーツを中心に揃えることで、スペースを節約しつつ利便性を上げることができるため、その視点で車を選ぶのもおすすめです。
車中泊におすすめの車
ここからは、車中泊におすすめの具体的な車についてご紹介します。
トヨタ・ハイエース
車中泊を始めとしたアウトドア用の車として特に人気なのが、トヨタ・ハイエースです。ハイエースは商用バンとして広く利用されていますが、カスタムパーツが豊富なことから個人の人気も高く、自分なりのカスタムを施して車中泊などのアウトドアを楽しんでいる人が多くいます。近年はバンに生活の軸足を置いて自由な生き方を楽しむ「バンライフ」が注目されており、特にハイエースが選ばれています。
ハイエースの大きな特徴として挙げられるのは、商用として作られているがゆえの走行性能と、豊富な仕様・ボディサイズの展開です。自分に合った理想の車両を探しやすく、一度購入すれば乗用車と比べて長く使い続けることができます。
日産・NV200バネット
ハイエースよりも一回り小さく、同じく商用バンとしてよく使われているのが日産・NV200バネットです。NV200バネットはバンとしては燃費性能が高く、維持費を抑えることができ、また日常的にも乗り回しやすいサイズ感です。マルチベッド仕様のものを選択すれば、フルフラットのベッドなどのレイアウトを利用できます。
スズキ・スペーシアベース
軽自動車の中には限られた車体サイズをめいっぱい活用したワゴンタイプやバンタイプのものがあり、フルフラットレイアウトにできる、荷物を多く積み込めるなど車中泊にも適した特徴があります。スズキ・スペーシアベースもその1つで、乗用車として使われるスペーシアとは違い、商用車として使われるバンタイプになります。
スペーシアベースの特徴としては、3段に高さ調整ができるマルチボードがあります。一番下にセットすることで、座席のリクライニングと組み合わせてフルフラットレイアウトを作ることができます。
ホンダ・N-VAN
軽自動車として高い知名度を誇るホンダのNシリーズのうち、スペーシアベースと同様に商用バンとして使われるのがN-VANです。N-VANは車高が高いだけでなく、荷室が低床化されていることが特徴で、多くの荷物を積み込める他、フルフラットレイアウトなどさまざまな活用ができます。
キャンピングカー
上記にてご紹介したような荷室の広い車などをベースとし、ビルダーが独自のカスタムを施した車を「キャンピングカー」と言います。キャンピングカーはベッドやソファ、テーブル、キッチンスペースなどの設備で車内を家のような空間に仕上げた車で、まさに車中泊のための車とも言えます。
キャンピングカーであれば、例えばベッドは常設もしくは展開式でフルフラットになるよう作られており、手間を省いて就寝できます。他にも、車内で長時間を過ごすためのさまざまな工夫があるため、車中泊を楽しみたい場合はキャンピングカーもぜひ検討してみてください。
車中泊におすすめのグッズ
いざ車中泊をしようというときには、以下にご紹介するグッズをぜひ揃えてみてください。
カーテン
車用のカーテンは、車中泊には必須と言えるアイテムの1つです。カーテンがないと、外から車の中が丸見えになってしまいます。家でも夜はカーテンを閉めるように、車窓に取り付けられるカーテンを用意しておきましょう。
マット
車中泊で体の疲れをしっかり取るためには、フルフラットにしたスペースにマットを敷くのがおすすめです。巻いてコンパクトに収納できる銀マットや、空気を入れて膨らませるインフレーターマットなどが選べます。
寝袋などの寝具
車中泊時には空調が利用できないことを想定し、季節に合わせた寝具を揃えることも重要です。特におすすめなのは就寝スペースを節約できる寝袋で、冬には冬用の、夏には夏用のものを選べます。
ランタン
車内も周りも暗くなってしまう車中泊では、ランタンも必須アイテムの1つと言えます。懐中電灯などでも光源を確保することはできますが、置いたり吊るしたりできるタイプのランタンだと使い勝手が良くおすすめです。
ミニテーブル
車内で夕食を食べたり、コーヒーブレイクをしたり、本を読んだりなど、ミニテーブルがあればいろいろなシーンで役に立ちます。
水平器、レベラー
車中泊する場所が平坦だとは限らないため、水平器とレベラーを持っておくと車の傾きを調整できます。
ポータブル電源
人によってどのような電化製品を持っていくかは変わってきますが、総じて活躍するのがポータブル電源です。コンパクトなモバイルバッテリーで事足りることもありますが、近年はキャンプブームから持ち運びしやすいサイズの大容量ポータブル電源も登場しており、残り電源を気にせずに電化製品を使えるようになります。
キャンピングカーの種類
ここでは、上記にてご紹介したキャンピングカーの種類について解説します。
軽キャンパー
キャンピングカーのうち、軽自動車をベースにしたものを軽キャンパーと呼びます。軽自動車は車内スペースが限られていますが、軽キャンパーではそのスペースを活かした個性的なモデルが多く、少人数向けやニッチなニーズに向けたものが多くあります。
バンコン
ハイエースやNV200バネットなどをベースにしたキャンピングカーです。基本的に外観はそのままですが、中身は各キャンピングカービルダーが工夫を凝らしたレイアウトに仕上げており、最も多くの選択肢があるタイプだと言えます。
キャブコン
小型トラックなどの荷台部分に専用のシェルを架装し、まるで小さな家を運んでいるかのような仕様に仕上げたキャンピングカーです。車内は立って歩ける広さで、モデルによっては展開・収納の必要がない常設ベッドやトイレなどを設置できるマルチスペースを備えています。
自分の目的に合った車を選ぼう
車中泊のための車を探す際は、機能性や購入費用はもちろん、どのような車中泊を楽しみたいかを考えてそれを実現できる車を選ぶことが大切です。分からないことがあれば、販売店のスタッフに車中泊がしたいと相談するのが良いでしょう。
フジカーズジャパンでは、豊富な種類のキャンピングカーを取り扱っていますので、気になる方はチェックしてみてください。
キャンピングカーのフジ|株式会社フジカーズジャパン
また、キャンピングカーはまずレンタルから試すこともできます。レンタルについては、以下のページをご確認ください。
レンタルキャンピングカー
- 前の記事:
- « ハイエースの種類はどのくらい?キャンピングカーについてもご紹介