荷物は賢く整理しよう!キャンプ荷物の上手なまとめ方
公開日:2020年3月27日 2021年12月13日 更新- カテゴリー:
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忙しい日々や都会の喧騒を忘れ、自然の中で非日常を楽しめるキャンプですが、キャンプ初心者にありがちな悩みとして「荷物が上手にまとめられない」というものがあります。今回は、キャンプをめいっぱい楽しむために参考にして欲しい6つのまとめ方についてご紹介します。
キャンプにおける荷物の考え方
テントを始めとした大きな荷物から、食器を始めとした小さい荷物まで、キャンプではさまざまな荷物が必要になりますす。充実したキャンプを楽しむためにはその分多くの荷物が必要となりますが、荷物が多すぎると車に上手く積み込めなかったり、出し入れや設置・片付けに苦労してかえって疲れたりすることもあります。そのため、基本的には最低限必要な荷物を見極め、できるだけ身を軽くすることになります。
ただし、お気に入りのランタンや揺れる火を楽しむための焚き火台など、必要ではなくてもキャンプを楽しむために持って行きたいアイテムもあるはずです。こういったアイテムを惜しまずに持って行くためには、必要な荷物を上手に節約し、整理しやすくまとめることが大切です。
キャンプの荷物のまとめ方テクニック6選
ここからは実際に使える荷物のまとめ方テクニックをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
小さい箱は大きな箱にまとめる
カテゴリごとに収納ボックスを使いわけた後、小さい箱がいくつかあるようなら大きな箱にまとめます。こうすることで車への積み下ろし回数が減り、小さい荷物がどこに行ったか分からなくなることを防げます。
なお、カテゴリがバラバラになるようであれば無理にまとめる必要はありません。自身が積み下ろししやすいまとめ方、どこに何があるのか分かりやすいまとめ方を模索しましょう。ガムテープを貼って荷物の名前を書いておくことも、目当てのものをすぐさま探せるようになるためおすすめです。
スタッキングできるアイテムを選ぶ
荷物を上手に整理するためには、スタッキング(積み重ね)できるアイテムを選択するのが基本です。スタッキング可能な収納ボックスであれば車の中に積み込みやすくなり、整理がぐっと楽になります。また、使わないときには小さく積み重ねて大幅な省スペースとなります。
スタッキングできるアイテムは、収納ボックスの他に料理に使うクッカーもあります。家にあるもので間に合わせるよりもキャンプ用に作られたアイテムを使うほうがコンパクトで便利なので、ひと通り揃えるのがおすすめです。
ステンレスバスケットを活用する
収納ボックスにカテゴリごとに分ける中でも、食器類はステンレス製のバスケットに入れておくと便利です。一緒に使うものをただまとめているだけではなく、ステンレスバスケットであればキャンプ場でそのまま使えて、洗い場に持って行って食器を入れたまま洗うことができます。
食材は下ごしらえしてコンテナに
食材もカテゴリ分けして同じ収納ボックスに入れておくのが基本ですが、ある程度下ごしらえしておくと便利です。野菜などは切っておけば小さいコンテナに入れて持って行くことができ、キャンプ場での調理の手間も省くことができます。メニューや下ごしらえの度合いによっては、持って行く調理器具を節約することも可能です。
キャンプ場ではラックを使う
キャンプ場に着いてからの整理で便利なのが、多段式のラックです。せっかく整理して持って来た荷物も、そのまま広げてしまうとスペースを無駄にしてしまいます。ラックを使えば持って来た荷物を縦に整理することができるため、テントやタープで作ったスペースを有効活用することが可能です。もちろん、ラックは簡単に折りたたみできるタイプを選びましょう。
キャンプで使える収納ボックスの種類
キャンプの荷物をまとめるのにも便利な収納ボックスには、さまざまな種類があります。
家の中で使えるような収納ボックスの他にも、折りたたみ式コンテナや取っ手付きのコンテナなどが便利です。折りたたみ式コンテナは使わないときに小さく折りたたむことができ、取っ手付きのコンテナであれば持ち運びしやすくなります。こういったボックス系のアイテムはキャンプ用品メーカーからたくさん出ているので、自身に合ったものを探しましょう。好みのデザインのボックスを探してみるのもおすすめです。
キャンプ場での整理に活躍するタイプとして、木箱もおすすめです。折りたたみ式コンテナなどと比べると収納性では劣りますが、木箱はキャンプ場で立てて使えば作業台になり、中に仕切りを入れて2段ボックスのように使えば小物を整理しておけます。
あらかじめ作っておいたサンドイッチなどを詰められるランチボックスやクーラーボックスなども、荷物の整理に役立ちます。例えば、使い終わったクーラーボックスに保冷剤を入れてフタを開けておけば夏のテントの暑苦しさを軽減できるなど、収納以外にも工夫次第でいろいろな用途に使えます。
百均などに行ってみると、収納ボックスに限らず意外に使えるアイテムが見つかることがあります。荷物をより上手にまとめるために、一度チェックしてみましょう。
荷物を車に載せるときに便利なグッズ
キャンプの荷物を車に積み込むとき、なかなか上手く入らないことがあるかもしれません。そんなときは、以下のようなグッズが役に立ちます。
サイドバー・インナーネット
サイドバーは車内の天井付近に棒を渡し、インナーネットは2本のサイドバーの間に付けるアイテムです。あまり重いものを載せることはできませんが、マットや寝袋など軽くてかさばる荷物をネットに載せることでスペースを有効活用できます。その際は、ルームミラーの視界を邪魔しないように注意しましょう。
ルーフバッグ
ルーフバッグは、車の屋根の上に載せられるバッグです。十分な容量を確保できるので、車内に入り切らない荷物も入れることができます。バンドをリールに通して固定しますが、バンドを車内にぐるっと通せるタイプであればリールがなくても使うことができます。
キャンプの荷物を積むときのポイント
キャンプの荷物を車内に積み込むときには、以下のポイントを参考にしてください。
キャンプ場で準備しやすい順番で積み込む
デッドスペースを作らずに整理して積み込むことも大切ですが、キャンプ場に着いてからの準備で意外に手間取るかもしれません。先に出して使うものを上にすることで、キャンプ場でスムーズに準備ができます。例えば、夏場はタープを先に立てておくと荷物置きにしたりタープの下にテントを張ったりできるので、車にはタープは上の方か手前に積み込みます。
平らに積み込む
荷物をたくさん積み込めるような大きな車であれば、積み重ねるのではなく、できるだけ平らに積み込むのがおすすめです。こうすることで、どの荷物を先に取りたい場合にもスムーズに作業できます。また、トートバッグなど持ち運びしやすいバッグに荷物をまとめておくと、サッと取り出しやすくなります。
大きく重たいものは下に積む
重いものを下に、軽いものを上にして積み込むと、荷物を取り出す際に労力が少なく済みます。また、重いものを下にすることで車全体の重心が下がるため、走行が安定しやすくなります。
棚は最初に設置しておく
車に荷物を積み込むとき、木の板などを使って収納スペースを2階構造にすると多くの荷物を積みやすくなります。その際は、荷物を入れる前に先に棚を作っておくと効率の良い積み方を考えながら荷物を入れることができます。
荷物を下ろすときは先にシートを敷く
キャンプサイトに着いたら、まずはテントスペースにシートを敷きましょう。こうすることで、荷物を一気に出して置いておくことができます。シートの次にタープを立てたら、日差しや雨を避けながら荷降ろしやテント設営などの作業ができます。
キャンピングカーを使ったキャンプもおすすめ
ここまで荷物を上手にまとめる方法をご紹介してきましたが、荷物がどうしても多くなる、もっと気軽にキャンプがしたいという場合はキャンピングカーもおすすめです。
キャンピングカーは、車内にベッドやキッチン、テーブルなどを備えて部屋のようにした車です。装備を整えれば夏はエアコンを使って涼しく、冬はFFヒーターを使って暖かく過ごすこともでき、車中泊に適しています。キャンピングカーを使ったキャンプは、以下のような点が魅力です。
たくさんの荷物も積み込める
キャンピングカーは車中泊としての機能だけでなく、キャブコンと呼ばれる大型のキャンピングカーであれば収納スペースを広々と使える点も特徴です。子どもと一緒にキャンプを楽しむなど、どうしても荷物が多くなる場合でもキャブコンクラスのキャンピングカーであれば荷物の量に悩むことは少なくなります。
一部の荷物は置きっぱなしにできる
キャンプ時にしか使わないようなアイテムは、家に置いておくとスペースを取ってしまうかもしれません。キャンピングカーであれば収納スペースが広いため、テントやキャンプ場でしか使わないクッカーなどはそのまま置いておくこともできます。
雨が降ってもキャンプを楽しめる
キャンピングカーは車内にベッドを備え、装備を整えればエアコンやFFヒーターを使えるため、せっかくのキャンプの日に雨が降ってしまっても快適に過ごすことができます。多くのモデルにはキッチンがついているため、車内で調理をすることも可能です。
荷物を上手にまとめてキャンプを楽しもう
楽しいキャンプをより充実したものにするためには、荷物を上手くまとめて準備や片付けをスムーズに行えるようにすることが大切です。一度キャンプに持って行って使わなかったアイテムは次回から置いて行くなど、かさばる荷物を減らすことも整理を楽にします。ぜひこの記事でご紹介したポイントを参考に、楽しいキャンプライフを過ごしてください。
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