キャンピングカーの暑さ対策!車中泊の熱中症予防に実施したいポイント
公開日:2024年8月23日- カテゴリー:
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キャンピングカーは、キッチンやベッドなど生活に必要な設備一式が車に備わっているため、快適に車中泊ができます。「キャンピングカーを購入した理由は、好きな場所で車中泊を楽しみたいため」という方も多いことでしょう。
しかし、キャンピングカーのエンジンを停車しているときは、備え付けの冷房は利用できません。近年、夏は厳しい暑さが続いており夜も熱帯夜が珍しくなくなりました。夏に車中泊をしたい場合、暑さ対策が重要です。
今回は、熱中症予防に重要な熱中症の暑さ対策を紹介します。
夏場にキャンピングカーを利用してキャンプや車中泊を計画している方は、参考にしてください。
キャンピングカーに搭載できる暑さ対策アイテム
キャンピングカーの需要が高まるにつれて、キャンピングカーに搭載できる暑さ対策の設備も増えました。ここでは、キャンピングカーに搭載できる暑さ対策アイテムを紹介します。
家庭用エアコン
現在販売されているキャンピングカーには、家庭用のエアコンを搭載している車も増えています。家庭用エアコンを利用すれば、夏場でも車内を快適に保てます。ただし、家庭用エアコンをキャンピングカーで利用する場合、外から電源を取らないと数時間の使用が限度です。
また、家庭用エアコンを利用しているときはほかの電気製品は使えない場合があります。そのため、使う場所や時間が限定されるデメリットもあります。
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サーキュレーター・扇風機
サーキュレーターや扇風機は、外部の涼しい風を車内に入れたり冷たい風を循環させたりできるメリットがあります。USB電源の扇風機もあるため、後付けも簡単です。エアコンを搭載できるようなスペースがない場合や、エアコンを付けられないときなどにも便利です。
ただし、扇風機やサーキュレーターは気温を下げる効果はありません。気温が高すぎると効果が期待できません。エアコンやクーラーを車内を効率よく冷やすための補助として考えるといいでしょう。
冷風機・ポータブルクーラー
冷風機やポータブルクーラーは、持ち運びもでき、消費電力もエアコンと比べれば低いです。
ただし、容量が小さいため車内全体を冷やすことは難しく、スポットクーラーと同様に冷風を体に当てることができる程度と考えた方が良いでしょう。
サンシェード
日差しを遮るだけでも、車内の気温を下げる効果があります。キャンピングカーの窓にサンシェードを付けるだけでも、車内温度の上昇を抑えられます。春や秋など気候がよい時期でも、日差しが強い日もあるでしょう。そんなときに、サンシェードは役立ちます。
ただし、夏の強い日差しを遮るのには限界があります。サンシェードと冷風機など複数の暑さ対策グッズを併用しましょう。
冷感グッズ
冷感マットやネッククーラー、冷却剤など持ち運びができる冷却グッズは暑さ対策に効果的です。近年はいろいろな冷却グッズがお手頃価格で販売されています。これらを活用すれば、エアコンなどの使用を最低限に抑えられるでしょう。
どのような冷感グッズが車中泊に適しているかは、個人差があります。いろいろなグッズを試してみて、自分にあったものを見つけましょう。
キャンピングカーを停める位置にも気を配る
キャンピングカーを真夏に利用する場合、駐車位置にも気をつけましょう。日当たりが良い駐車場は、車内の温度も高温になりがちです。樹木の影や建物のそばなど日が当たらない場所を探して、キャンピングカーを駐車しましょう。
また、車中泊をする場所も高原など気温が低い場所を選べば、冷房を使わなくても夜は快適に過ごせます。近年の夏の暑さは、健康に影響が出るレベルといわれています。キャンプは夏のアウトドアレジャーの代表格ですが、盛夏にキャンプを行う際は熱中症対策をしっかりとしておきましょう。
キャンピングカーを夏場に利用する際の注意点
キャンピングカーは夏場に利用する機会が増えます。夏場にキャンピングカーを利用する際、暑さ対策とともに気をつけるポイントがあります。ここでは、暑さ対策と共に注意するポイントを紹介するので、参考にしてください。
盗難や侵入に気をつける
暑い時期は、涼を求めてキャンピングカーのドアや窓を開けて睡眠を取る方も珍しくありません。キャンピングカーの窓に設置できる網戸も販売されているため、つい無防備になってしまう方もいるでしょう。
しかし、キャンピングカーの窓やドアをあけたまま眠っていると、盗難にあったり車内に侵入されたりする危険があります。特に、女性グループの場合は注意が必要です。
キャンピングカーで車中泊を行う場所は、郊外のキャンプ場など人の目が届きにくいところもたくさんあります。犯罪にあって通報しても警察官が駆けつけてくるまで時間がかかるところもあるでしょう。
窓を開けておきたい場合は、侵入不可の小窓にする。車から離れる場合は短時間でも施錠するなど対策を忘れないようにしましょう。
虫や害獣の侵入に注意する
自然豊かなキャンプ場は、虫や野生動物もたくさんいます。夏の害虫の代表格といえば蚊ですが、ハチやアブといった虫が入ってくるおそれもあります。また、キャンピングカーにはキッチン設備があるため、アリやハエなどが入ってくる恐れもあるでしょう。また、野良猫、イタチ、ネズミといった害獣が車内に侵入する可能性があります。近年は、熊の被害も増えてきました。
キャンピングカーの場合、生ゴミの処理がいいかげんだったり食料を外に出しっぱなしにしておいたりすると、虫や害獣の被害に遭いやすい傾向です。生ゴミは密閉して始末する、外に食べ物を出しっぱなしにしないなど注意が必要です。
寝不足に注意する
熱帯夜は睡眠を妨げ、寝不足になる危険があります。寝不足のまま車を運転すると事故を起こす可能性が一気に高まるでしょう。また、寝不足のまま海遊びや川遊びをすると、水難事故の恐れもあります。
寝不足にならないよう、冷感グッズを利用するなど対策をしっかりしてキャンピングカーを利用しましょう。どうしても眠れない場合は、臨時でバンガローを借りるなどの対策も必要です。
気温と相談してキャンピングカーを利用する日を決めることも大切
キャンピングカーは普通の自動車より快適に車中泊ができますが、ホテルのように冷房が効いた場所にはなりません。近年の夏の暑さは厳しさを増し、場所によっては夜でも30度を下回らない場合もあります。夏にキャンピングカーを利用して出かける場合、気温の低い場所を選ぶか、バンガロー等の利用も検討しましょう。
また、キャンピングカーを利用してキャンプしたい場合、外部電源が利用できるオートキャンプ場を選ぶと、エアコンなども気兼ねなく利用できます。事故防止のためにも、快適に利用できるように、キャンプする場所や日程を決めましょう。
まとめ:利用しやすい暑さ対策グッズを利用しよう
近年のキャンピングカーは家庭用のエアコンを設置している車種も増え、より快適に利用できるようになりました。しかし、ホテルに泊まるようにとはいきません。電源が確保できない場合は使用時間を区切る、ポータブル冷却グッズを利用するなど工夫しましょう。
また、夏場のキャンプは場所選びも大切です。夜間の気温が25度を下回る場所ならば、エアコンがなくても冷却グッズでしのげる可能性が高いでしょう。
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